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検察庁法改正案先送りが意味するもの!#ツイッターデモが奇跡を起こし民意が反映?

2020/05/19
 
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何もかも異例づくめの事だらけでした。侃々諤々(かんかんがくがく)の議論の末、見送りとなった検察庁法改正案ですが、先ずはホッと安堵の胸をなでおろしている方が意外と多いのでは…?私もその一人で、実は半ば諦めていました。やりたければやれば…というか斜に構えていて、もうこの政権には何を言っても通じない。国民をとことん愚弄し舐め切っている…次の選挙で圧倒的多数から、過半数以下に貶めるしか手はないと。しかし、やはりこういう傍観者的な態度は誤りでした。一通のツイートが奇跡を起こし、ここまで世論が形成されるとは?5月12日現在で900万件前後という…空前絶後!今900万件超?芸能人やアーティストをも巻込み、元検察総長を含む検察OBが意見書提出…いやいや珍しい。こういうムーブメントは今までありませんでした。何が幸いしたのでしょうか?率直に言って今は驚き以外の何ものでもありません。

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検察庁法改正案先送りが意味するものとは?

安倍首相の求心力低下!これは絶対に否めません。次には総退陣!…気が早い?しかし…恣意的な人事を繰り返し、無反省に我が世の春を謳歌していた罪人(?)にとっては当然の報いなのか…と。

幹部ポストを退く「役職定年」の年齢を過ぎても政府の判断で検察幹部にとどめられるようにする検察庁法改正案について、安倍晋三首相は18日、今国会での成立を断念した。同日午後、自民党の二階俊博幹事長らと首相官邸で会談し、改正案をめぐり「国民の理解なくして前に進むことはできない」との認識で一致。一般の国家公務員の定年年齢を段階的に引き上げるなど抱き合わせにしたすべての改正案を、次の国会以降に先送りするとのこと。

しかし、飽くまで今国会での成立を断念しただけなので、引き続き廃案に持ち込ませるため注意を払っておいた方が間違いないです。共謀罪を成立させた時は深夜の抜き打ち採決だったと聞いてます。まだまだ、この政権に全幅の信頼を寄せることなど到底出来ません。それは以下の様な駆け引きがあったからです。


何もしないで後悔するより何かをして後悔するというか…諦めてはいけないという一念が開花した様で痛快です。まさしく快挙ですね! 自民党内の長老がまだバランス感覚を持ち合わせていたのが幸いでした。…と思っていたら公明党がかなりの危機感を抱いていたようですね。

 

支持者から、この法案に賛成するなら次の選挙で応援しないとか。相当な反対意見が寄せられていた様です。

 

放置すれば一枚岩の公明党でさえ危ない法案だったと幹部も怖れを抱いていた様です。自民党員からも、その危惧が…。

安倍官邸に方針を変えさせようと公明党がすがったのが、二階俊博幹事長だった。公明党とのパイプが太い二階幹事長が、山口那津男代表と安倍首相の会談をお膳立てし、コロナ対策で国民への給付金を条件付きで30万円から一律10万円に変更させたのは、記憶に新しい。二階さんが公明党で先送りの方向で話をつけ、それを官邸の菅さんに真っ先に伝えた。菅さんはコロナ対策で干されるなど、安倍首相や側近の今井尚哉首相補佐官らと最近は関係が悪い。検察庁法改正でも興味を失っていた。二階さんに外堀を埋められ、安倍首相はこれ以上、無理はできないとあきらめたようだ」。自民党ベテラン議員によると、後援会で「検察庁法改正に賛成したら次の選挙で自民党に入れません」と訴える支援者が何人もいたという。

この話って凄いと思いませんか?普段から永田町はこういうバランスの上に成り立っていたのですね。当初、強行採決しか頭になかった安倍首相ですが、何が彼を翻意させたのか…まことにパワーバランスの妙技かと…不思議です。

改正案は、現在63歳の検察官の定年(検事総長は65歳)を段階的に65歳に引き上げ、併せて役職定年を導入することが柱。役職定年には、検事総長や次長検事、検事長は内閣が、検事正は法相が必要と判断すれば、最長3年とどまれる特例が盛り込まれており、政権にとって都合の良い幹部だけを、ポストにとどめられる恣意(しい)的な運用ができる余地があるとの指摘があった。

ツイッター上では、俳優や歌手ら著名人からも「#検察庁法改正案に抗議します」という投稿が相次ぎ、元検事総長を含む検察OBからも反対する意見書が15日に法務省に提出。OBから「黒川氏は優秀ではあるが、彼でなければ解決できない事件などない」とまで言われてしまいました。ここまで指摘されて黒川氏が現職に留まっているのは、もう如何なものかと…。

安倍首相は、新型コロナウイルス対応で必要となった2次補正予算案を27日をめどにとりまとめる指示をしており、改正案の成立を強行すれば、予算案の国会審議への影響が避けられないと判断した。自民党幹部は見送りの理由について「新型コロナのさなかに国論を二分するのは良くないということだ」と話した。

しかし、今更悟りを開いても後残された道は安倍氏の退陣だけかと…。いや、ここまで追い詰められても分からないか?

#ツイッターデモの900万件超が奇跡を起こした?民意が反映されたか?

検察幹部の定年を政府が延長できるようにする、検察庁法改正案への抗議の声が止まらない。会員制交流サイト(SNS)のツイッターでは九日以降、「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグ(検索目印)を付けた投稿が相次ぎ、類似のハッシュタグも含めて十二日夕時点で九百万件前後に及んでいる。

八日夜に最初に投稿を始めたとされるのは東京都内の三十代の女性会社員(笛美さん)。「政府が気に入らない人は、罪がなくても裁かれるということが起きる予感」がして、反射的にツイートをしたそうです。

https://twitter.com/fuemiad/status/1262355886653104131

新聞各社ではこの件について様々な報道をしています。実際のツイートは50万件前後で、後はリツーイトがほとんどだったとか…扱いに酷い差はありますが各社が全く無視は出来ませんでした。その凄さを思い知らされた感じが…。既存のメディアがSNSに敗北したとのツイートがあります。これは確かに一面では核心を突いた指摘ですね。ですが…

 

ここ何日かの永田町の動きを見てみるとそれだけではない様です。膨大な数のツイッターが公明党支持者や自民党支持者まで巻き込み一大ムーブメントを引き起こしたのは確かです。しかし、実は一人の女性のつぶやきが民主主義の崩壊を防いだという事!これだけです。すべての原点はこの小さな疑問点に集約されています。忘れてはいけない事実ですね。

 

これはやはり奇跡が起きたとしか言いようがありません。そして、これから我々が行動を起こす際に、先ず最初に何を為すべきなのか。非常に示唆に富んだ行動だったかと…。一人の女性の行動が、ツイートが劇的に世の中を変えたのですから…

アカウントは家族や友達は知らない、フェミニスト仲間との連絡用。仲間に伝われば、と思ったハッシュタグはまたたく間に広がった。「今は政治が私たちを監視している感じがして。私たちが政治を監視する、動かすんだ、と思い出してほしい」と訴える。

そして、コロナの感染拡大が懸念される中で、ソーシャルディスタンスを守りながら抗議活動を展開していた…これも素直に驚きでした。やはり黙っているのは良くない!何らかの声をあげるべきで行動すべき…しかし、伝統的手法だけでは世の中やはり変わらない…やはりダメかと…。

世論の反発を受け、政府高官は18日朝、「今国会で成立しなくても困るものではない」と語った。自民党関係者も「検察庁OBの反発で官邸内の風向きが変わった」と話した。

アベノマスク、星野源氏への動画投稿、30万円から10万円の給付へ変更…どれ一つ取っても満足のゆく結果は出ていません。コロナ支援策が何よりも優先して実施されなければいけないこの時期に不急不要の「検察庁法改正案」が国家公務員法改正と抱き合わせで強行採決されれば…結果は火を見るより明らかでした。

 

それでも尚、安倍氏は突破できると踏んでいました。天をも恐れぬ所業です。恐るべき吾人ですね。スターリンの再来!?

安倍首相は、新型コロナウイルス対応で必要となった2次補正予算案を27日をめどにとりまとめる指示をしており、改正案の成立を強行すれば、予算案の国会審議への影響が避けられないと判断した。自民党幹部は見送りの理由について「新型コロナのさなかに国論を二分するのは良くないということだ」と話した。

最後は公明党がすがった二階幹事長の説得に安倍氏が応じたのです。最後の最後になってようやく正気に戻ったようです。何よりでした。このまま安倍晋三が突っ走れば間違いなく取り返しのつかないことになるはずでしたから…。

政権に都合の良い幹部をポストにとどめ、不都合なら退職してもらう人事ができる余地が生まれる。容疑者を裁判にかける起訴の権限をほぼ独占する検察官の「自主独立」が脅かされ、「政権への忖度(そんたく)が生まれかねない」(枝野幸男・立憲民主党代表)ことが、危うい法案とされるゆえんだ。

何もかも、誰も彼もが安倍晋三氏を見離していました。しかし、彼はのど元に短剣を押し付けられるまで強行採決を撤回しようとはしませんでした。断固決行しようとしていたのです。

 

正気の沙汰でありません。今国会での採決を諦めただけで油断など出来ません。来期に必ず提出してくることでしょう。

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ツイッターの声・反応

https://twitter.com/CDP2017/status/1261513686432182272

https://twitter.com/CDP2017NARA/status/1262015069879070720

検察庁法改正案見送り~まとめ

下記のツイートが雄弁に物語っています。モリ・カケ・甘利・菅原メロン…そう皆思い出しました。

そうですね。鉄格子の中から、来年は桜を見て頂きたい。国民の切なる願望かと…。

これでよいのでは?

検討から決定へ、見送りから撤回・廃案ですね。決まりです。しかし、内閣支持率が33%というのが信じられないのですが…一桁でも可笑しくないかと…?

火種を抱えたまま政局は展開してゆきます。支持率が33%で留まる訳もなく、これからはダダ下がりに下がる事でしょう。ポスト安倍に誰が名乗りを上げるのか楽しみな状況になってきました。百花繚乱かと…。

 

安倍一強内閣の終焉がはっきりと見えて来ました。田中角栄氏に続き検察が安倍晋三氏を逮捕・起訴しなければ世論は収まらないのでは…?モリ・カケ問題から始まり時の権力が癒着した事件を上手く収めて来た黒川氏が検事総長になる日がなくなった訳ですから、検察もそろそろ意地を見せませんと…。

 

続いて解決すべきは河井夫妻の公職選挙法違反ですかね。しかし、モリカケ事件も全国の有志・弁護士500人からなる訴訟団を結成したとなると、もはや無視できないのでは?

 

なぜ、検察は黙っている…?いろいろ疑問だらけです。
でも「日本国民の怒り」って…持って半年がせいぜいなのですね。

 

なぜか、1年持ちません。
今年の秋頃には忘れている!?

 

これでは日本の国はお先真っ暗です。
期待し過ぎるといつも裏切られます。

 

信じていたいけれど甘くない!
だから漬け込む自民党政権が続く…?

 

しかし、火種はくすぶり続けていました。
きっかけを待つだけでした。

 

一本のマッチから大火事が巻き起こった事を忘れては…時局を見過ちます。
心して行くべき時かと…。

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