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川内優輝のシューズブランドはどこ?通勤にも履いているって本当?

2019/03/16
 
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公務員かつ非実業団の市民ランナーとしての活躍が注目を集めている川内優輝選手。『最強の市民ランナー』『公務員ランナー』などと呼称されている有名選手。最近使用のシューズは巷皆に良く知られていた物とは、もう違ってきているらしい。今回は、その使用するシューズについて紹介。

 

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Contents

川内優輝選手のプロフィール

川内 優輝(かわうち ゆうき、1987年3月5日 -32歳)は、埼玉県の地方公務員、陸上競技選手。専門競技は、主に中距離走・長距離走・マラソン等。以前は埼玉陸上競技協会に所属していたが、後に埼玉県庁走友会が陸協登録をする。

 

2019年現在は埼玉県庁として所属(ただし、2018年度末の2019年3月をもって退職予定)。

 

主な実績には2013年別府大分毎日マラソン優勝、、2014年仁川アジア競技大会銅メダリスト、2017年世界陸上ロンドン大会9位2018年ボストンマラソン優勝、防府読売マラソン合計4回(2012年・2014年・2017年・2018年)優勝など。

 

東京都世田谷区生まれ、埼玉県北葛飾郡鷲宮町(現:久喜市)出身。 小学校入学前に世田谷区から鷲宮町へ転居。鷲宮町立鷲宮中学校(現:久喜市立鷲宮中学校)、埼玉県立春日部東高等学校を経て学習院大学法学部政治学科に進学。

 

高校時代は、県大会レベルの選手だったが故障を繰り返していた。
学習院大学時代に関東学連選抜の選手として箱根駅伝競走に2度出場、学習院大学の在学生では史上初めて箱根路を出走となる。

 

2007年(平成19年)は6区を区間6位、2009年(平成21年)は6区を区間3位の成績だった。

 

自身初のフルマラソンは、学習院大学卒業前の2009年2月の別府大分毎日マラソンで20位。それから1か月後の3月の東京マラソンでは19位に入っている。

 

大学卒業後には陸上の実業団には進まず、当時陸上部のなかった埼玉県庁に入庁。埼玉県立春日部高等学校定時制に埼玉県職員(埼玉県教育局主事)として勤務する傍ら練習を続け、「市民ランナー」として大会に参加。

 

彼は数々の話題を提供して来た。ゴールインと同時に倒れ込み、抱えられて退場する姿はお馴染み・・・時には担架で運ばれる。茶の間にすっかり浸透した光景を繰り返していた。

 

その必死になって走る切る姿に共感したファンは多いはず。

 

川内優輝に対する評価・印象は、1位 実力派(51%)、2位 愛すべき(27%)、3位 話題(11%)、4位 賢い8%、5位 楽しい(1.5%)、6位 憧れ(1%)とのアンケート結果があるらしい。

川内優輝選手のシューズブランドはどこ?

愛用する靴は、間違いなくスポーツメーカー「アシックス」。

なぜ川内優輝選手はアシックスを選ぶのか?

 

それは、「学生時代に何度もケガをしてしまっていた」事が原因でアシックスのシューズを履くようになると、「ケガをする事がなくなった」との経験から選ぶようになったらしい

 

アシックス製品を愛用するようになってから何年経ているのだろうか。ちょっと年数までは分からなかったが、10年以上履いているのは間違いあるまい。

 

最近、設楽選手や大迫選手が好記録を出ているが、ナイキ製の厚底シューズ「ズームヴェイパーフライ4%」)がこれを後押ししているのでは?と言われている。

川内選手もこの評判の厚底ナイキをはけばもっと記録がでるのでは?という声に対しては、

「(厚底が)いいって噂は私も聞いています。でも、今の段階で履いてみようという考えはないですね。確かに、結果を出している選手は多いですが、東京マラソンでは井上君も薄底のシューズでしたし、シューズを言い訳にはできない。さすがにマラソン選手の上位50人とかがみんな厚底を履きだしたら考えますけど。逆に今、私の周りには厚底でタイムが出ない人もたくさんいますから(笑)」

と語っている。『まさに弘法筆を選ばず』?

かたくなというか、経験から裏打ちされた確固たる信念を感じる。
やはり常人とはかなり違うようだ。水泳の北島選手が「水着が主役であってはならない」と言っていた事を想起させる。

 

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愛用するシューズの品番や価格は?

川内選手は、シューズを「練習用」と「レース用」の2つに分けているらしい。

 

まず、「練習用」のシューズは、以前は「アシックス GT-2000」シリーズだったらしい。

値段は16000円前後~

 

レース用」シューズは「アシックスターサー」という説だった。
日本代表選手の中でも使用している方が多いようである。

ターサージール スリム」が、こちら。

 

しかし、最近の話では川内優輝選手の今の練習シューズは、もうGT-2000シリーズではないらしい。

 

理由は、「以前に比べて軽くなったこと」らしい。着地時のショックを吸収するゲルの量を減らして軽量化したので、「練習中のケガが心配なこと」と、「重い靴の方が練習になる」のだそうだ。

 

では、何を履いているのかと聞くと、今は「ゲルカヤノ」だとか。

下記写真:定価17280円 新品アシックス高機能素材GEL&FlyteFoam搭載ジョギングシューズ GEL-KAYANO 24 LITE SHOW(ゲル カヤノ ライトショウ)灰27㎝(色)

好みの色は黒らしいが・・・

 

そして、勝負シューズも、もうターサージールではないらしい。

ソーティマジックRPの初期型を特別に作ってもらっているらしい。既製品である訳ないが、公務員の身分のためシューズの提供は受けられない。実費で購入している。ボストンマラソンで履いていたシューズもそうだったと聞く。

 

このシューズの重量は僅か150g!練習シューズと100g以上違っていたら、本番は速い訳だ。しかし、ソーティマジックはソールが薄く緩衝材もないため、普通の人には到底履けそうもない。しかし、こんなに軽くて、ケガの心配はないのだろうか?
特注で何とか緩衝材を入れてもらっているのかな。

 

通勤にも履いているって本当?

以前は、アシックスのGT-2000を愛用していたとのこと。スーツを着てこれを履いて、通勤トレーニングもしていたらしい。

ここまで、徹底するとは正に驚異的な精神力である。

勤務中もAsics! 凄い。人目を気にしない。

ここで映っているのがおそらく下記の商品[アシックス] ランニングシューズ GT-2000 NEW YORK 5-SuperWide

上記は旧モデルのようなので、後継と思われるのも貼付。

 

最近のレース状況

2017年世界陸上ロンドン大会は9位の結果。

同年8月6日、世界陸上ロンドン大会・マラソン本番に出場。
レース序盤で看板に激突や転倒など度重なるアクシデントに見舞われるも、果敢に先頭集団についていった。

 

41km付近で日本男子暫定首位だった中本を追い抜き、ゴール直前で8位のダニエル・ワンジル(ケニア)を必死に追い縋るも、僅か3秒及ばず惜しくも入賞はならなかったが、3回目の世界陸上では自身最高順位となる、日本人トップの9位でフィニッシュした(中本は10位、井上は26位に終わった)。

 

ロンドンから帰国した川内は、報道陣に対し「(世界陸上に)3回も挑戦したのに結果を出せず悔しいと語っている。

 

2020年(8月開催予定)の東京オリンピック(男子マラソン)は暑さも加わるので、これ以上の順位(9位)を臨むのは難しい。今後は若い選手達の刺激になるような存在に成れれば良い」と語り、若手へのバトンタッチと男子マラソン日本代表から引退の意向を改めて表明する。 3秒差で入賞に及ばなかった事に、相当ショックを受け限界を感じたのだろう。

 

2020年東京オリンピック・男子マラソン選考会の対象レース(MGCシリーズ)である、2017年12月3日開催の福岡国際マラソンは、日本人トップで総合3位の大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト所属、記録・2時間7分19秒)等には及ばなかったが、三代目・山の神こと神野大地(当時コニカミノルタ、現プロランナー・セルソース所属)などを終盤で抜き去り、日本人4位・総合9位の2時間10分台でゴール。

 

それから2週間後、12月17日の防府読売マラソンでは一色恭志(GMOアスリーツ)や浜崎達規(南城市役所)らと30km付近迄競り合う中、33km過ぎに川内自らロングスパートを仕掛けると誰もついていけず、川内の独走に。

 

サブテンには4秒届かなかったが、同大会において3年ぶり3回目の優勝を果たす。さらに川内は福岡国際の記録と合わせて、持ちタイムが2大会平均して2時間11分以内と成った為、2019年9月以降に開催予定の、マラソングランドチャンピオンシップ(東京五輪・日本代表選考会)への「ワイルドカード」の出場資格も手中に収めた。

 

2018年元日のアメリカ・マサチューセッツ州ボストンで行われたマーシュフィールド・ニューイヤーズデイ・マラソンでは、氷点下17度に積雪という極寒の中全身タイツの格好で激走し、2時間18分台で通算30回目のフルマラソン優勝を達成した。

 

さらに川内自身マラソンでは76度のサブ20(2時間20分未満)と、世界最多記録を更新、同年3月にはギネス世界記録にも認定された。

 

2018年4月16日に開催された第122回ボストンマラソンにおいて、2時間15分58秒の記録で優勝。日本人の優勝は1987年大会の瀬古利彦以来31年ぶりで、2006年に開始されたワールドマラソンメジャーズの対象レースを日本人で初めて制した。

なお帰国直後の成田国際空港では川内自ら報道陣に対して、翌2019年3月限りで埼玉県庁を退職し、同年4月より「プロランナー」として転向する事を発表した。

「公務員ランナー」としては最後のフルマラソンとなる、2019年3月10日のびわ湖毎日マラソンへエントリー。冷雨の降り続く気象条件の中、川内は30Km地点迄積極果敢に先頭集団へ加わった。

 

30Kmを過ぎて集団から徐々に離されたが、それ以降も大きくペースダウンする事無く、日本人では山本憲二に次ぐ2着・総合8位で、又自身13回目となるサブテン(2時間09分21秒)を達成した。

 

更にゴール後の川内は「世界陸上ドーハ大会の男子マラソン(2019年10月開催予定)に出場したい」と自ら代表選出を熱望しつつも、MGC及び東京五輪への出走は消極的である事を示唆し続けている。プロになるのだから東京五輪に消極的であってほしくない。ドーハの大会など暑い中行われるためスタートは夜の11時過ぎと聞いている。あり得ない時間帯だ。東京の暑さをこれからの練習で乗り切ってほしい。

 

2019年3月までは「公務員ランナー」として埼玉県立久喜高等学校定時制で事務を担当する傍ら、主に駒沢オリンピック公園を拠点に練習を行っており、青島健太は「最強市民ランナー」と評していた。

 

マスコミも「日本男子最速の市民ランナー」という表現を用いていた。過去に何度か実業団の強豪チームからスカウトを受けたこともあったが「今のスタイルで結果が出ている」として頑なにスカウトを断っている。

 

その一方で川内は「実業団には負けたくない。いつも『死んでもいい』という思いで走りますから」と強烈な自負を持ち続けている。

独自の練習方法と独自の見解

フルタイムで勤務していることから多くの練習時間を確保できず、実業団選手では月間走行距離1000km以上の選手もいる中、川内は600kmほどで競る相手がいないため強度の高い練習もできない。

 

強度の高いポイント練習も水曜日と土曜日の2回だけ。水曜日がスピード練習(400mや1kmのインターバル走など)で、土曜日が距離走(30〜43kmのペース走やビルドアップ走など)をしており、あとの5日間はすべてジョギングである。

 

ポイント練習は週に2回だけであり、そのときはいつも以上に集中して取り組んでいるという。また、他のトップ選手が年1〜2レースなのに対し、川内は年9回(2012年)のフルマラソンに出場している。川内はこれを「究極のトレーニング」と捉えている。

 

本業は全く陸上競技と関わりが無かったものの、川内本人は世界陸上選手権の内定代表選出に関して「有給休暇が使い切れていないのでこういう時に使わせてもらう」として、休みを取っての大会出場に意欲を見せていた。

 

フルマラソンでは常に全身全霊で力を振り絞って突っ走るためか、マラソンのゴール直後は意識朦朧の状態で倒れ込み、医務室へ運ばれる事態が多い。

 

川内は「本当は医務室とはお世話にならない選手になりたいのですが、100%近く力を出し切らないと勝負にならないので」としきりに頭を掻きながらコメントしていた。

 

世界陸上大邱大会出場後の2011年9月5日、日本帰国便の飛行機を空港ロビーで待機中に、男子マラソン元日本記録保持者でマラソン15戦10勝の実績を持つ瀬古利彦と対面。

 

瀬古からは「オレの記録(2時間8分27秒)を抜きなさい」と発破を掛けられていた。なお2013年1月、エスビー食品陸上部が廃部のため同年4月からDeNA陸上部監督就任の瀬古より、同陸上部への入部オファーがあったものの、川内は「僕は指導者に従うつもりはないし、自由にやりたい」とあえて辞退した。この辺は徹底している。

 

レース前に「2時間7分台を狙う」と宣言した東京マラソン2012は、序盤で給水ボトルが取れず動揺した影響もあってか、中盤で日本人トップ争いからズルズル後退してしまい完敗。

 

その翌日の2012年2月27日、記者陣の前に現れた川内は母親に頼んで五厘刈りのスキンヘッドの髪型にして登場。「大勢の方の期待に応えられず悔しいし、情けない。誠意を示すために丸めました」と目に涙をためながら謝罪した。

 

その東京マラソン本番は、藤原が日本人トップの2位に入りロンドン五輪男子マラソン代表に選出されたが、川内は14位で五輪落選と明暗が分かれる結果となる。

 

2013年1月17日、翌日開催のエジプト国際マラソンに招待選手として出場するが、成田国際空港で搭乗前にパスポートを忘れてしまい、主催者側が用意した航空便に乗れず、約26万円(給与1か月分程度)の航空チケット代金を自腹で切らざるを得なくなるハプニングがあった(当初航空会社は約80万円支払ったと発表していたが、後日川内本人が笑いながら否定)。

 

2016年3月13日に開催された川内の出身地・第1回大会久喜マラソンでは、開会式時に上下紺色の背広・ネクタイ姿で登場。
その後もランニングウェアに着替える事無く、スーツに黒サングラスを掛け、黒革靴を履きながら、ビジネスマン風のコスプレの格好でハーフマラソンを出走。

 

2017年3月の第2回大会は、鷲宮中学校・陸上部時代のユニホームを着用しトップでゴール。2018年3月の第3回大会は、パンダの着ぐるみ姿で出場した。

 

以上の様に、独特のスタイルを維持しながら、ここまで競技を続けて来た。公務員であるため、副業禁止規定に触れ、世界大会に出場しても100万前後の参加料を貰えない。すべての遠征費は自腹だ。

 

プロ転向で成功するか?スポンサーは付くか?

ボストンマラソンで優勝し、15万ドル(約1600万円)の賞金を手中にしたことで決心がついたのだろう。プロ転向宣言をした。

この賞金を元手にして、数年は無職でもマラソン競技に専念できると踏んだのであろう。

 

32歳という遅すぎる決断だが、数年は勝負に賭けられるだろう。吉と出るか、凶となるか、これはもうプロになってやってみないと分からない。賭けてみる価値、そして後悔したくないという気持ちの方が優っていたのだろう。安定した公務員のままでは、身分の保証はあっても、アスリートとしては制約が多過ぎる。充分な練習時間も取れない。決断するしかなかったと思う。

 

自分からスポンサーを積極的に探す気はないという。スポンサーの意向で自分の競技に差しさわりが出る恐れを警戒しているのだろう。

 

しかし、あの熱血競技スタイルをスポンサーは放っとかないだろう。必ず、数社はスポンサーとして名乗りを上げるはずだ。素人受けする競技スタイルなのだ。これからの活躍次第だが、まずアシックスが放っとかないと思うのだが・・・どうだろう?

 

性格的には少し変わっている気がするが、必死の形相でゴールインと同時に倒れ込むような闘争心溢れるスタイルは、間違いなく日本人受けする。私でさえ、つられてTVを見てしまう。

 

結婚が決まったというし、精神的にも安定して競技に打ち込めるだろう。5月に結婚することが決まったお相手は実業団のデンソーに所属する水口侑子氏(33)。5月に挙式し、婚姻届を出すという。この『マラソン婚』はきっと良い結果をだす事だろう。お互いを良く理解できるはずだ。

後、数年は彼は世界で勝負できるはずだ。3月末で埼玉県庁を辞め、埼玉県立春日部高等学校定時制の職から離れれば、マラソンに専念できる。

一時でもマラソン界にきっと、また旋風を巻き起こすはずだと確信している。

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