茹でた後、つるんと一皮剥ける様な爽快感をお届けしたいです。

将棋ユーチュウーバー折田翔吾が編入試験合格!プロ入り決定までの略歴について!

2020/03/15
 
この記事を書いている人 - WRITER -

昔は確か30歳までにプロ棋士の試験に合格しないと奨励会を退会し、棋界から去らねばならないはずだったか…と。厳しい勝負の世界は孤独との戦いだったのではと想像出来ます。しかし、編入試験なんてあったかなぁ~…記憶にないです…規則が変わった?

将棋棋士を目指すアマチュア強豪で「将棋ユーチューバー・アゲアゲさん」としても知られる折田翔吾さん(30)が25日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた棋士編入試験第4局で本田奎五段(22)に勝ち、試験の成績を3勝1敗としてプロ入りを決めた。4月1日付で棋士(四段)となる。戦後、編入試験に合格してアマチュアから棋士になるのは瀬川晶司六段(49)、今泉健司四段(46)に続いて3人目。

SNSの弊害が指摘されてから久しいです。未成年者が「出会い系サイト」を通じて犯罪に巻き込まれたり、何かと世間を騒がせています。しかし、折田棋士は奨励会退会後、将棋講師として動画サイト「yuoutube」で自身の対局を解説し活動してきました。その中で…

今回の試験の受験料(50万円)は、クラウドファンディングで募った。約500人から500万円以上が集まった。受験料のほか、「試験に向けての準備、練習対局の遠征費などに使った」と振り返る。すべては合格のため。「孤独だった奨励会時代と違い、視聴者の応援がモチベーションになりました」。大きな期待に応えることができた。

SNSがこういう使われ方をしたのが何よりだと思います。クラウドファンディング、そうか‥嬉しいですね。自分もブログを通じて、こういう方の人生をもっと配信しなければと改めて思いました。

Sponsored Link
 

Contents

アゲアゲさん(棋士)折田翔吾のプロフィール:略歴

折田棋士は「信じられない。手術台で眠らされ、好きな夢を見ていいと言われたような不思議な感じ」と、対局後に喜びを語っています。26歳で奨励会を退会せざるを得なくなり、30歳でプロ編入試験に挑戦、見事合格しプロ入り決定=夢を達成された折田棋士とは、どんな人なのか?

夢は諦めなければ、いつかきっと叶えられるということでしょうか?
これから応援したい人の一人ですね。

 

こちらのそんな想いとは関係なく、対局後の折田棋士の笑顔が印象的でした。
屈託がない?

 

いやいや、どうしてどうしてここに至るまで、どんな想いで将棋人生を辿って来たのか!…
焦点を当ててみたい。夢破れて人生を終えるか、そうでない男との違いを。

 

折田 翔吾(おりた しょうご)プロフィール

生年月日:1989年10月28日生まれ(30歳)

所  属:日本将棋連盟のプロ棋士、YouTuberとしても知られ、森安正幸門下

出  身:大阪府出、身長178㎝、男性、独身?

プロ入り2020年2月25日、棋士編入試験で3勝目を挙げたことによりプロ棋士編入が決定。

棋  歴

2004年10月、6級で奨励会入会

●2008年、18歳で初段に昇段、将棋に専念する為、高校を中退

●2010年、二段昇段

●2011年3月、二段昇段から僅か1年で三段昇段

●2016年3月、退会(26歳)三段リーグ(49~58回)における通算成績は69勝111敗

 

●2016年4月26日、YouTubeに将棋実況動画を投稿開始。投稿名は「アゲアゲ将棋実況」。

●2016年11月6日、将棋教室を開始。

●2017年12月3日、第34期全国アマチュア王将位大会(アマ王将戦)で準優勝、銀河戦への出場権を得る

●2019年2月9日、第27期銀河戦本戦での対プロ棋士6連勝により決勝トーナメント進出決定。アマチュア選手としては、瀬川晶司(現プロ六段)に次ぐ2人目の決勝トーナメント進出

●2019年8月30日、プロ棋士との対局に勝って直近の公式戦成績を10勝2敗とし、棋士編入試験の受験資格を獲得

棋士編入試験

●2019年9月19日、日本将棋連盟が編入試験の日程を発表。

●棋士番号の大きい(プロ入りから日の浅い)5人の棋士を試験官として毎月1局行なう

●3勝した時点で合格、4月1日もしくは10月1日付けで四段となりフリークラス編入資格を得る。3敗した時点で不合格となる

●持ち時間は3時間。1局目に振り駒、以下5局まで先後交代。

●2019年11月25日、関西将棋会館にて行われた編入試験第1局黒田尭之戦、後手の折田が98手で勝利し1勝0敗。

●2019年12月23日、関西将棋会館にて行われた第2局出口若武戦、先手の折田が142手で敗北し1勝1敗。

●2020年1月27日、東京・将棋会館にて行われた第3局山本博志戦、後手の折田が170手で勝利し2勝1敗。

●2020年2月25日、東京・将棋会館にて行われた第4局本田奎戦、先手の折田が161手で勝利。3勝1敗となりプロ棋士編入が決定。

●2020年4月1日付でフリークラス四段となる。プロ棋士養成機関「奨励会」を退会し、この試験で合格した例は2005年(平17)の瀬川晶司現六段(49)、14年の今泉健司現四段(46)に次いで3人目となる。

●棋風はオールラウンダータイプだが、本人は居飛車党としている。

●「将棋ユーチューバー」というジャンルを確立した。
動画投稿時に使用しているアカウント名からか、ネット上ではファンから「アゲアゲさん」と呼ばれている。

 

こういう波乱万丈の人生が何よりも好きなのですよ。一見何でもない様ですが、奨励会を退会し満を持して編入試験に挑戦するというのは結構、根気や度胸が要ったはずです。何しろ人生を賭けるのですから…普通の人生だったら、無難な道を選ぶと思います。

 

しかし、勝負の世界ではどこかで退路を絶って勝負に出ないと、プロにはなれないという厳しい道が…多分、そんな辛い時期があったんだろうなぁ~と容易に想像出来ます。妥協したら、もうそこで進歩はない、終わりですから…悲願達成のアゲアゲさんに拍手・喝采です!

Sponsored Link
 

ツイッター上の反応

https://twitter.com/bunshun_shogi/status/1232412270174433281

https://twitter.com/rHIe4qyvzSgcb19/status/1232382158129582082

将棋を知らない人や興味のない人にとっては面白くも何ともない話題だと思いますが、将棋に強い人の頭の中は一体どうなっているのか、摩訶不思議です。何手先まで読んでいるのか見当もつきません。有段者と対戦してみたら、飛車角落ちでもビクともしません。惨敗でした!

まとめ

このニュースを目にした時、真っ先に思い浮かんだのが30年ぐらい昔に、NHKテレビ銀河小説「煙が目にしみる」で、故・川谷拓三が演じた30歳になり奨励会退会を余儀なくされた棋士のドラマでした。

 

好評を博したドラマでした。確か、弟弟子に先にプロ棋士になられた上、ダンサーの恋人とも破局した主人公が、対局でも連敗を続け、あてのない旅に出るが…というような切ないストーリーだったかと記憶しています。

 

川谷が好演したこのドラマとダブり、なぜかジーンと胸に去来するものが…。あの当時は26歳で奨励会を退会じゃない、確か30歳だったと思うのですが…規則が変わったのか、いや覚えてない。歳がバレてしまいますけど、司法試験受験生の間で一時期話題を呼びました。

 

自分達の試験合格とダブらせて、川谷が演ずるプロになり損ねた棋士に共感を覚えたものでした。
ロマンなんて言うと、ものすごく陳腐な感じが漂ってしまいますが、やっぱりロマンですよね。
才能ある人がそういう人ばかりの世界で揉まれ、悩み、葛藤し、克服してゆくという展開にとても心動かされます。

 

彼のYoutubeを通じて応援したファンの方々にも拍手を送りたいです。
絶望感に駆られた時期もあったそうですが、将棋の勉強に戻ることが出来たのは、ファンの応援があって勇気づけられたからですと語っています。謙虚ですね。

 

こういう連帯感って、こんな社会だからこそ尚更必要だなぁ~と痛感させられるのです。
クラウドファンディングがこういう使われ方をして話題になるというのが又痛快でした。

 

アゲアゲさんは「棋士になっても動画を通して、特色を出していきたい」と語っています。
「今日でアゲアゲ物語の第1章は終わり。今後も第2章、第3章とストーリー性のある人生にできたら」とも…期待しています。先輩棋士が語っているようにこれから本当の戦いが始まります。

 

将棋ユーチュウーバー」というジャンルを確立。
ここまでで十分にストーリー性を感じる人生です。

 

例え、勝負に敗れて夢が叶わなかったとしても応援したい方ですね。
勝負に出て夢を叶えた「アゲアゲさん」ですから、尚更応援しますよ。

 

今後に一層期待を。頑張れ!負けるな!
プロになってこれから、タイトルを獲得するまでの軌跡が又楽しみです。

 

この記事を書いている人 - WRITER -

コメントを残す

Copyright© うずらのたまご , 2020 All Rights Reserved.