認知症の母から東京の我が家へバカな電話が入る!その中身とは?

      2018/11/26

3週間目に入ると、やっと介護保険の認定が下りた。
介護度はなんと「1」!?
しかし、こんな状態で「1」か?・・・とやや不満は感じたが・・・
これで公的な支援が受けられる。
やっと、ディサービスに週2~3回は行けるようになった。

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ディサービス開始

朝、迎えにきてくれる職員には感謝の言葉が自然と出る。
本当に助かる。
心から「ありがとうございます」と・・・。素直に言える。

 

強制退院させられた病院に、もう頭を下げなくて済む。
それだけでも大部精神的に大分楽になった。

 

ショートステイも受け入れて貰い、安心して東京に帰れる様になった。
しかし、相変わらず母のおかしな言動、幻聴、幻覚は止む気配がない。

 

失業中の身であるので時々東京に戻り、碌な求人はないのだが、ハローワークにも通い、これはと思うところに履歴書を送る。

 

ほとんどは面接までいかない。
通り一遍の挨拶文で断りの文書が送られてくるだけである。
いわゆる「お祈り文書」だ!
口惜しさが募る。

 

履歴書さえ送り返さない所が多い。
写真代だってバカにならない。

駄目ならダメで使い廻したいぐらいだ。
腹立たしさを抑え、一社ごとに自己PR文を添えて送る。

 

そんな状況の時、決まって電話が鳴る。
電話に出ると、また母からだった。

 

その話の中身は次の様な内容だった。
「○○君 ずいぶんとあんたはひどいことをしてくれたね。」
「農協の通帳から全部見つけたよ」

 

「あ、そう。それはよかったね。」
「よかったね、じゃないよ。こんなことをするなら、あたしはここを出ていくよ。」
「あ、そう。好きにしなよ。」

 

途中で、腹立たしくなり電話を叩っ切る。
バカバカしくて、とても相手にしていられない。
どこまで人を泥棒呼ばわりすれば気が済むんだ!?
東京に戻って来て、必死に仕事を探しているというのに・・・

必要な用事を済ませて、母の実家に戻るとコタツに突っ伏して顔を上げようとしない。
私の顔をまともに見れないのだ。
電話をかけてきた後に正気に戻ったのだろう。

 

この後も何度、訳の分からない電話を我が家にかけてきただろうか?

 

1人でいると不安になるのだろうか?
時には、心配で妻と二人で様子を見に行った事が何度もある。

 

そんな時は決まってコタツに顔を突っ伏している。
私達が行く頃には正気に戻っているのだ。

 

妻が慰めの言葉をかける。
「ごめんよ。ごめんよ。」と母は言う。

 

顔をコタツに突っ伏して泣きながら謝る。
私は、「またか!」と憮然として、突っ立っまま見守る。

ディサービス施設からの電話

 

ディサービスは吉見の百穴に近いT園に行っていたのだが、時々、職員から電話がかかってくる。
「目薬を忘れた」と不安がっていると・・・。

 

1~2年前に左目を白内障の手術をして以来、目薬を手放せなくなっている。
「半日ぐらい目薬を付けなくても大丈夫なんだがなぁ~・・・」とため息をつきながらT園に目薬を届けに行く。どこまで人に手をかけさせれば気が済むのか?

 

夜になると、また「トイレの位置が分からなくなった」と起きてくる。

 

ベッドに戻ると、シクシク泣いている。
「どうして、こんな風になっちゃったんだろうか?・・・」と繰り返し愚痴を言っている。

 

「母さんは頑張りすぎたんだよ。」
「負けず嫌いで働き者だから、少し休むべきなんだよ。」

 

「ちゃんと食べて、良く寝て、きちっと運動して病気を直すようにしよう。」と優しく言っても、泣き止まない。途中で諦めて、もう放って置く。

 

金勘定ができなくなった。
十円玉、百円玉、千円札が数えられない。

 

薬をよく失くすようになった。
目薬も・・・大抵、ベッドの枕もとの下にあるのだが・・・

 

薬を飲んだことさえ忘れる。
薬の袋をちゃんと開けられない。

 

錠剤をどこかに落として分からなくなる。
朝、昼、晩に飲む薬が分からない。

 

着替えができない。
裏、表が逆になっていたりして・・・
パジャマの上下が分からない。

 

風呂に入れば、シャワーの切り替えができない。
鍵を失くす。

 

ほんの20~30分前の出来事を忘れる。
時には5分前のことも・・・本当にこれが同じ人間だったのかと我が目を疑う。
相当おかしい。

 

「いくらあたしが馬鹿でもそこまでバカじゃない」と気色ばむが、相当ボケてきている。

 

便秘して下剤を飲んで大騒ぎ。
トイレに間に合わず、下着を汚してしまう。

 

紙オムツに切り替える。
母をやっと納得させる。

 

食べたことも忘れる。
すぐ前に食べているのに「朝から何も食べていない」と言い出す。

 

しかし、黙って見ていると碌な物しか食べない。
食事のバランス、必要な栄養が足りていない。
嫌いなニンジンなんかは箸もつけない。

 

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子供に戻った状態

 

付きっきりで見ていないとダメで子供に戻ったみたいだ。
そして、どうでもいいような事ばかりを繰り返し心配する。
突き放せば、夜になると泣き出す。

 

「着物」や「茶碗」を買ってくれる人はいないか?
「垣根の木」を切らないと・・・「庭の木蓮の木」も・・・
「柚子の木を切らないと近所の子供が庭に入って来て棘で怪我をする。」

 

子供なんか誰も来やしない。

 
「今、ここでそんな事を急いでやらなくても大丈夫なんだ。
病気が治ってから、やればいい」といっても耳を貸さない。
本当に持て余してしまう。

 

「今はやってる暇がない。他のことで忙しい」と私は適当にあしらう。
本当に忙しいのだから仕方がない。
役場へ行かねばならない。食事の世話をいなければならない。
介護サービスの手配もしなければならない。
しかし、どう言っても納得しない。

 

繰り返し、繰り返し何度も同じことを言う。
うんざりさせられる。
何とかならないものかと・・・時々思案に暮れる。

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