志村けんの訃報と日本医師会の提案について!緊急事態宣言と首都封鎖はいつ?
志村けんさんの訃報と日本医師会の記者会見での提案を並べて報じるのは、不謹慎かも知れませんが、共通点を感じました。どちらも新型コロナウイルスの怖ろしさを再認識させてくれた点です。とても暗示的というか、象徴的な出来事という気がしています。今の日本の危機的な状況と皆の不安を良く体現しているのでは…と。国民的コメディアンの死が単なる訃報にとどまらず、新型コロナの恐ろしさを改めて浮き彫りにしてくれた感じがします。新型コロナを甘く見ていると、こうなるという事実を国民に突き付け、知らしめたという事実はとてつもなく重いです。時を同じくして、日本医師会が記者会見を開き、【緊急事態宣言】を出して頂きたいと提案したのも極めて象徴的な出来事でした。これはまさしく異常事態です。躊躇している時ではないのでは?空振りに終われば、それはそれで良いのではないですかね?欧米の様に都市封鎖(ロックダウン)を余儀なくされる事態に陥ってからの緊急事態宣言より、遥かにましなのでは…?人的・物的損害が極めて甚大なものになってからでは、もう取り返しがつかないのでは…?調査してみました。
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志村けんの訃報
新型コロナウイルスに感染し、3月29日に肺炎で亡くなったコメディアンの志村けんさん(70)。30日朝に伝えられた、国民的スターの訃報。ドリフターズのメンバーの中で、一番若く、こんな時こそ笑いが必要だったのに…『アイーン』『だっふんだ』『変なおじさん』のコントは、もう永遠にお目にかかれません。寂しい限りですね。
突然の訃報を受け、ネット上では「中国人に殺された」「許せない」などというヘイトスピーチも広がっているそうですが、なぜか、垣間見えるのは政権への苛立ちとは無縁でないような…。拡散が怖いですね。いわれのない人種差別は恥ずべきか…と。中国という国に対しては、数々の疑問がありますが、中国人自体が悪い訳ではありません。分けて考えないと…。
コロナウィルスで入院しても、
家族ですら面会は出来ない。病院から火葬場に直行し荼毘に付す。その後のお骨を拾う事も出来ない。
最後の顔を見ずに遺骨で帰ってくる。
悲しすぎるし残酷な現実だよ。#志村けん pic.twitter.com/wPvtkyoWCj
— ジョゼフィーヌ 【女装パフォーマー】 (@josephine_1214) March 30, 2020
志村氏は、4年前に肺炎を患ってから、1日3箱吸っていたタバコをやめ、お酒も控えていたのに罹患したのですね。改めて新型コロナの恐ろしさが浮き彫りになった気が…。象徴的な出来事でした。発症から6日後、重症化すると、救えない命のあることが明確に。
肺炎にかかったことがあると、極めて重篤な状態に陥りやすい…再認識。
酒やタバコは、辞めた後もやはりリスキーなのか?禁煙しても即効性はない?
志村さんの兄の知之さん(73)は30日午後、「顔を見られずに別れなくてはならなくて、つらい」と声を詰まらせた。志村さんが入院した後は面会できないままで、遺体にも会えていないという。
厚生労働省はガイドラインで、新型コロナウイルスに感染した人の遺体について、「非透過性納体袋に収容、密封することが望ましい」とし、葬祭業者に対して、遺族等の意向にも配慮しつつ、「極力そのままで火葬するよう努めてください」としている。
今、一人一人の行動が問われています。
感染経路が分かっていない感染者の増大というリスク!
深夜の繁華街で、接客を伴う飲食店(ガールズバーやキャバクラ)での感染の疑いがかなり高いと言われています。外出を自粛せざるを得ません。
これは、すでに市中感染が広がっているということです。
潜伏期間があり、無症状だと本人の自覚がないまま、コロナを他の人に移してしまうリスク!
いづれも、皆自分だけは大丈夫という変な楽観論だけでは、もう済まされないという時期に差し掛かっているのではないかと…。
日本医師会記者会見での提案について~医療崩壊の危険性
上記の懸念を裏打ちするような日本医師会の記者会見での提案でした。
日本医師会は3月30日に記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染が急増していることを受け、「緊急事態宣言を出していただき、それに基づいて対応する時期ではないか」と提案しました。
常任理事の釜萢(かまやち)敏氏は「専門家の間では緊急事態宣言はもう発令していただいた方がいいのではないかという意見がほとんど。感染拡大の状況を見れば、もう発令していい」と述べました。
「宣言のインパクトは大きい」としたうえで、「政府は疫学だけでなく社会への影響をどう評価するか総合的な判断が必要になる。国がバランスをとって判断するだろう」と政府に対応を促しました。
会見では、医療体制についても釜萢氏は「今とてもギリギリなところ」と語り、懸念を示しました。「入院状況は厳しくなってはいるが、現状においては新たな感染者への対応が可能です。でも、さらに(感染拡大が)急激になると、とても患者を収容できない状態になる」とも…
1日で100人を超える感染者が出た場合、医療崩壊が起きる危険性があるとのこと。
2日続けて、東京都では60人を超えました。
今日こそ、13人と数字こそ低かったですが、その懸念は依然去っていません。
PCR検査数が増えれば、それだけ感染者が増大するの必然的で、明確なところです。
緊急事態宣言と首都封鎖(ロックダウン)はいつ?~政府の反応
医師会の会見に先立ち、菅義偉官房長官は緊急事態宣言について「ぎりぎり持ちこたえているという状況にある」との認識を示しました。
同日午前の記者会見で、「緊急事態宣言は、国民生活に重大な影響を与えることを鑑みて、多方面から専門的な知見に基づき慎重に判断することが必要だ」と述べ、「4月1日に緊急事態宣言、4月2日に首都封鎖(ロックダウン)!はない」と強く否定しました。
安部首相も、自民党の役員会で、この件は否定しました。
ネット上で騒がれていた噂は、明確に否定されました。【デマだ!フェイクニュースだ!】…と。 しかし、このデマやフェイクは完全には沈静化しないのではないかと思われます。国民生活に与える影響が極めて大きいので、政府が慎重になるのは重々承知していますが、こうまで国民の間に不安感が高まってしまうと、かなりの信憑性が…。
否定するばかりでは、かなりヤバイのでは?パニックが生じたら、何とする?
小池都知事の週末外出自粛要請だけで、スーパーで買占め(パニック:衝動買い)が発生しました。
国民の不安を払拭しないと、次々と不測の事態が発生するでしょう。
今は、放置していると危険なのです。
何もしないと、やがて2万人超の感染者が発生?…重症化した患者には人工呼吸器が必要となりますが、不足する事態が想定されています。志村けんさんに使用された人工心肺器(エクモ)も扱える人は限られていると聞いています。専門性が高く、取り扱いが誰でも出来るという代物ではないようです。
医療崩壊しないための対策が問われていますが、日本医師会の記者会見では今がギリギリの状態だというのですから、これ以上、感染者が増えれば、重症者を救うために軽症者は退院を余儀なくされます。軽症者は自宅待機か、施設への収容が必要ですが、民間ホテルが応じてくれるのか、問題は山積みです。
4月1日、2日とクリアしても、ある日突然、非常事態宣言を発するの必要性が生じるのでは?
欧米がそうでした。日本でも4月3日に宣言が発せられることが絶対にないとは言えないのでは?
誰が、1ヶ月前に、こんな事態を予見していたでしょうか。
そうなってからでは遅いのです。もう感染は防げません。
ツイッターの声・反応
コロナは一旦は終息するでしょう。それがいつになるのかは非常事態宣言次第では?そして、終息したと思ったら、また感染が拡大する。終息させるために外出禁止令。これの繰り返しで、やっと収束出来るのでは?…感染と収束の繰り返しと観念するべきかと。それほど厄介な代物では?
おい!!!お兄さんの家の前に集ってるマスコミ!!マスクをアゴにかけて質問してるおまえ誰だ!!!お兄さんにコロナ移ったらどうするんだよ!!ふざけるな!!どこまで無神経なんだ!!#志村けん pic.twitter.com/xVCksxHXRR
— fake (@fake87362931) March 30, 2020
実感が湧かないというのはこう言う事なのでしょう。エイプリールフールの仕込みだと思います。#誤報 #志村けん pic.twitter.com/Sf1B5yWTFj
— つくる人の呟き (@LwrJGeVhaqwOptF) March 30, 2020
#日本医師会
がアラート出してるのに政府が動かなければそれこそ緊急事態なのではないですか?
人の命なんだと思ってるの? pic.twitter.com/mUL3k8azR0— uuko (@uuko53604995) March 30, 2020
子供にもウィルスの恐ろしさを知ってもらいたいからコレみんなで観る!#感染列島#日本医師会#コロナウィルス pic.twitter.com/k6w2O4dXjG
— egee (@egee2007) March 30, 2020
医療系従事の友人から「首都封鎖は今後5日間に起こる」と2日前に言われた。今日医師会の会見ではやはり言及。出てこない情報って本当に多いんだなぁ、怖い。 #志村けんさん #日本医師会
— ドルマイシン (@haney_happy) March 30, 2020
日本医師会の会見
「緊急事態宣言を出して欲しい、医療崩壊してからでは意味がない」横浜市教育委員会の会見
「4月8日から時間短縮で再開」この温度差はなんなのか?
日本医師会の皆さん頑張って下さい。#日本医師会
#横浜市教育委員会— an (@an26709528) March 30, 2020
まとめ
つい先日までは、世の中が委縮しきっていることに我慢がならず、小池都知事の週末外出自粛要請にも関わらず、意地でも外出してやろうと思っていました。
しかし、自分の行動が家族に及ぼす影響…糖尿病という持病を抱えた妻に与える影響などを考慮すると、とても蛮勇などは奮っていられない時期であると自戒しました。
今は、もう無自覚・無症状のまま他人に感染させてしまう時期に差し掛かっていることを認識しなくてはならないようです。ある日、突然【非常事態宣言】をするより、空振りに終わっても良いから、余裕をもって宣言すべき時なのでは?外出禁止令=戒厳令の様には出来ないのでしょうか?
政府・自民党は慎重すぎて、それができない。勇気を奮えない。
政権を存続させたいがために、思い切った手段がとれないのです。
絶対に…情けない。このままでは早晩、国民の信が揺るぎます。
いや、もうかなり緩んでいるかも…
国民の命と日本経済の浮沈が懸っているというのに…消極的な政策ではダメです。
コロナ対策が、これ以上後手後手に回れば、自民党政権の命取りになり兼ねないというのに…
いつ終息するか、先が見えないのでは国民の間に不安が増すだけです。
だから安心して、自営業者は休業できないのです。
各人の自粛などに任せず、もう強権を発動すべきでは?
リスクを国民に押し付けてはいけません。
国が休業補償するから、皆、安心して休め!自宅待機しろ、外出するなと…。
下手な商品券を発行するより、効果は絶大なはずです。
先ずは、2週間そうやってやり過ごす。
後の効果は、実施後に考える。
効果がなかったら、タイミングを見て、また繰り返す。
何度も感染拡大と外出禁止を繰り返して、ようやくコロナが収束出来るのでは…!と?
とにかく、今は人が密集してはいけないのです。
感染経路が不明なのですから…
公共の電車やバスが危険であることは多言を要しません。
なぜ、緊急事態宣言を発動しないのか?
機は熟しているというのに…
甚だ疑問です。