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山下達郎・竹内まりや他!なぜ、今海外でシティー・ポップが人気なのか?

 
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5月の某日、東京・新宿の懐かしい中古レコードを扱うその店には外国人客があふれていたという。昨今、J-POPのアナログレコードを目当てに来日する外国人が増えているのだとか。今、日本発の“シティー・ポップ”が、世界中で大ブレークしているらしい。

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山下達郎・竹内まりあ他!なぜ今、海外でシティー・ポップが人気なのか?

『ディスクユニオン新宿 日本のロック・インディーズ館』店長の松岡秀樹さんが語る。

鈴木英人のイラストがピッタリやね・・・1982年発売・山下達郎の名アルバム『FOR YOU』

画像 山下達郎

画像 竹内まりや

「当店は日本人アーティストのレコードしか扱っていないのですが、今や全体の3割ほどが外国からのお客さまという日もあります。以前は欧米人が多かったのですが、今では韓国やタイなどアジアのかたも増えています」と・・・

 

同店で問い合わせが特に集中しているのは、山下達郎(66才)と竹内まりや(64才)だという。海外の音楽ファンの間では、2人は“シティー・ポップの代名詞的存在”となっているらしい。

 

シティー・ポップとは何か?

音楽ライターの金澤寿和さんが解説する。

 

「1970~1980年代に人気を集めたジャンルで、歌詞やメロディーが洋楽志向の強い都会的なポップ・ミュージックです。象徴的な作品は、大滝詠一のアルバム『A LONG VACATION』(1981年)や山下達郎のアルバム『FOR YOU』(1982年)。音楽ファンの間では音楽的水準の高い本物志向のスタイルと定評があります」

 

2013年12月30日に死去した元ロックバンド・はっぴいえんどでミュージシャンの大瀧詠一さん(享年65)

https://youtu.be/aebCbjnBGMk

 

なぜ、今になって、しかも海外でウケているのか。J-POPのレコードを探しに来日した、フランス出身のジュリーさん(29才)は、アニメをきっかけに山下らの楽曲を知ったという。

 

「フランスでは以前から日本のポップカルチャーを紹介する『ジャパンエキスポ』が開催されていて、アニメや漫画を通して日本文化を好きになる人が多い。私も好きなアニメの主題歌を歌うのがタツロウ・ヤマシタと知り、それからはユーチューブで曲を聴くようになりました」と語る。

 

昨年公開された細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』は、“アニメ界のアカデミー賞”と称されるアニー賞で長編インディペンデント作品賞を受賞。今年2月に米ロサンゼルスで開かれた授賞式では、作品の主題歌である山下の楽曲『ミライのテーマ』が流れ、海外でも存在感を見せつけた。

https://youtu.be/DA23tckSZb8

●アニメの影響が大きいらしい!

アメリカ在住30年のライター、ヨウコさん(54才)も、アニメの影響は大きいと感じているらしい。

 

「アメリカでも日本のアニメが放送されていて、例えば松任谷由実さんの曲もジブリ作品でそのまま流されています。」

 

松任谷の曲は2013年(平成25年)に公開されたスタジオジブリ作品「風立ちぬ」の主題歌として話題に。1973年(昭和48年)発表の荒井由実(現在は結婚され、松任谷由実に改名)さんの名曲。歌詞を読むと良く分かるのですが、なんとも物悲しく、切なくなってくる名曲なのです。

松任谷由実 生まれ: 1954年 1月 19日 (65 歳) · 関東地方 配偶者: 松任谷正隆 (1976年 年結婚)

「10代や20代の若い世代では、動画サイトで日本のアニメを探しているうちに、山下達郎、竹内まりや、松任谷由実の楽曲に出合って、『クールだ!』とファンになるようです」と語る。

 

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山下達郎と竹内まりやが嵐へ『復活LOVE』を楽曲提供するまでの道

3年前、嵐が新曲『復活LOVE』を発表。彼らに楽曲提供したのは山下達郎と竹内まりや夫妻。

 

山下とジャニーズ事務所とのつきあいは古く、近藤真彦の代表作『ハイティーン☆ブギ』、KinKi Kidsのデビューシングル『硝子の少年』や『ジェットコースター・ロマンス』など、これまでにもジャニーズに楽曲提供している縁がある。

 

では、嵐はどのような経緯だったのか?

 

『復活LOVE』の前に、相葉雅紀(36才)が生田斗真(34才)と共演した映画『MIRACLEデビクロくんの恋と魔法』(2014年公開)は、山下の名曲『クリスマス・イブ』の世界を実写化したもの。その直前のクリスマス・イブ、本誌「女性セブン」は、相葉と生田が山下のライブを見に行っているところを目撃したこともあった。

 

「他のメンバーも、夫妻のライブに何度も足を運んでいるんですよ。そうした縁から、今回の楽曲提供になった。達郎さんにとってアイドルへの楽曲提供と一言にいっても、これだけアイドルがたくさんいるなかで、音楽的な個性化というのは非常に難しく思っているようなんです。そんななか嵐は、Jr.時代から知っていた。そのことを達郎さんは“とても幸運だった”と言っていました」(音楽関係者)

 

山下が書いた曲に、竹内が詞をつけたというこの作品。
松本潤(32才)は、「あ、すいません…」とアホなふりをしながら、「ここのイントロはこういう感じで…」などと、山下のアレンジにいろんなリクエストをしたという。

 

「達郎さんはそれがおもしろかったようです。あんな大御所ですから、普段、楽曲提供をするアーティストから何かリクエストをされることはほとんどありません。だからこそ、松潤の感性に、“あぁ、なるほど”という発見もあったみたいですね。

 

基本的に達郎さんは、誰かに楽曲を提供するとき、歌入れに可能な限り立ち会います。今回も嵐全員の歌入れに、フルタイムでつきあったと聞きました」(前出・音楽関係者)

 

多忙を極める嵐の歌入れは、ひとりひとり、別々に行われた。その際、大野智(38才)と櫻井翔(37才)は普通に立って歌った。相葉は椅子に座って、二宮和也(35才)は椅子の上にあぐらをかいて歌い、松潤は、なぜかバランスボールに座って歌ったという。

 

3年前、2月1日のラジオ『ARASHI DISCOVERY』(FMヨコハマ)で、レコーディングがメンバーで最初だった大野はその日をこう振り返った。「ぼくが歌っているガラス1個はさんだ向こうに達郎さんがいますからね。そりゃ緊張しますよ。ねー。仮歌でね、歌入れる前の仮歌はもちろん達郎さんなんですよ。正直ちょっと、似せたくなるというか、自然とそっちに行くんですよね。でもそのニュアンス、なかなか難しくてできないんですよ」

 

そう言われていた山下は、2月21日に放送されたラジオ『山下達郎サンデー・ソングブック』(TOKYO FM系)で、メンバーをこう評した。

「嵐のシングルについてボーカルに関しては、大野くんが中心になって歌が進行するっていうのがだいたいの定番なのですが、相葉くん、二宮くんの声に独特の哀愁がありまして、それに櫻井くんのフラットなトーン、それから松潤がハモリ好きなので、全部ハモってるんですが、この松潤のハモリを絡めていくと、得も言われぬムードが出てきます」

https://youtu.be/zYqpWYnd5r4

 

さぁ、ちょっと『復活LOVE』聞いてみよう!
日本発の“シティー・ポップ”が、世界中で大ブレークしている理由が少しは分かって来るかも・・・
名曲は何年経っても色褪せない。

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