WBSS決勝戦!井上尚弥VSドネアとの対戦日はいつ?どこで?
主要団体王者が争うWBSS:バンタム級準決勝が18日、英国グラスゴーで行われ、世界ボクシング協会(WBA)同級王者の井上尚弥(いのうえ なおや:大橋)が国際ボクシング連盟(IBF)同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2回1分19秒TKOで下した。井上尚はWBSS決勝進出を決めるとともに、IBF王座も獲得。井上は、これで2団体王者となった。
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WBSS決勝戦!
WBSSとは、「World Boxing Super Series」=「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」の頭文字を取った略称のこと。
井上尚弥選手が、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に勝って参加しているWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)とは、一体何なのか?
18日の試合:衝撃の2回1分19秒TKOシーン
井上:53.4キロ、ロドリゲス:53.4キロ
井上がバンタム級最強トーナメントの頂点に王手を。2回に3度のダウンを奪い、19戦無敗だったロドリゲスを圧倒。戦意を完全喪失させる圧勝。レフリーストップのTKO勝利!
2戦連続の1回KOに続き、この日もわずか259秒で試合を終わらせた井上。
IBF王座を奪取し、WBAタイトルは2度目の防衛。これで、WBSS決勝進出決定。
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衝撃のKOシーンは世界のファンを驚かせたが、大会公式ツイッターがなんとも印象的な写真を公開して話題に。井上がガッツポーズを決め、ロドリゲスがキャンバスに沈んだ“明と暗”の象徴的瞬間を会場の天井から激写。ファンは「このシーンは斬新」「歴史の1コマ」「残酷な光景」などと反響を呼んでいる。無慈悲な写真と・・・4万超の反響らしい。勝負の世界は厳しい。
井上選手は、ライトフライ級で世界ボクシング評議会(WBC)、スーパーフライ級で世界ボクシング機構(WBO)のタイトルを獲得しており、これで高山勝成に続く日本人選手2人目の【主要4団体制覇】を達成。 決勝ではWBAスーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)と対戦する。
WBSSは、2017年の秋に始まったばかりのボクシングトーナメント大会!
WBSSは停滞気味のボクシング業界を変える、大きな流れの1つになりつつある。
大会の概要は、階級の中で強い人を8人選び、トーナメント形式で戦い、最強を決めるというもの。
WBSS大会の目的は何なのか?
結論を先に言えば、『その階級で最強のボクサーを決めよう!そのためには莫大な賞金を出すぞ!』というもの。
現在、ボクシング団体は4つある。
- WBA
- WBO
- WBC
- IBF
そして、それぞれにチャンピオンがいる。つまり同じ階級にチャンピオンが4人いることになる。
結局、「誰が一番強いの?」「〇〇級で最強のチャンピオンは誰なんだ?」という話になる。実際に戦っていないので、最強がハッキリしない。そこで、賞金をかけて各4団体のトップレベルの選手8人で戦って、最強を決めようという趣旨。非常に分かり易いはなしだ。
WBSSの賞金はいくら?
WBSSのシーズン1賞金を参考にすると、WBSSの賞金総額は、5,000万ドル。
日本円にすると、約56億円。
WBSS・シーズン2のトーナメント優勝賞金は、シーズン1より安く400万ドル:約4.4億円。(正確な金額は公表されていない)
やはり各ボクシング団体のチャンピオンに参加してもらわないと、大会自体が盛り上がらないので、賞金は破格となる。
ちなみに、優勝者には賞金とは別に「モハメド・アリのトロフィー」が贈呈される。
WBSSシーズン1の決勝戦は2018年7月に行われて終了。
WBSSシーズン1は、
- クルーザー級
- スーパーミドル級の階級で実施された。
開催期間は、2017年秋から始まり、2018年7月の決勝戦で終了。
そして、今はWBSSシーズン2が開催され、2018年秋からスタート!
階級は、
●バンタム級
●スーパーライト級
●クルーザー級の3階級で開催されている。
WBSSバンタム級の出場選手は以下、WBSS・シーズン2に参加選手の8人!
WBAスーパー王者 | ライアン・バーネット(英国/26歳) | 19勝(9KO)無敗 |
WBA王者 | 井上尚弥(日本/25歳) | 16勝(14KO)無敗 |
WBO王者 | ゾラニ・テテ(南アフリカ/30歳) | 27勝(21KO)3敗 |
IBF王者 | エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ/25歳) | 18勝(12KO)無敗 |
元5階級王者 | ノニト・ドネア(フィリピン/35歳) | 43戦38勝(24KO)5敗 |
WBA2位 | ジェイソン・モロニー(オーストラリア/27歳) |
17戦17勝(14KO)
|
元WBAスーパー王者 | ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ/34歳) | 20勝(9KO)1敗 |
WBA5位 | ミーシャ・アロイヤン(ロシア/29歳) | 4戦4勝(アマで268勝12敗) |
これで、WBSS・シーズン2の出場選手が全員出揃った!(年齢、戦績は2018年現在)
●ミーシャ・アロイヤンは、アマチュアで268勝12敗で、2012年ロンドン五輪で銅メダル。2016年リオ五輪で銀メダル後、ドーピングでメダル剥奪。プロで4戦4勝、WBAインターナショナルバンタム級王座を獲得している。
井上尚弥VSノニト・ドネアとの対戦日はいつ?どこで?
二人が激突する決勝戦は、年内に開催が予定されている。多分秋ごろになるのではないか?ノニト・ドネア(フィリピン)はWBAスーパー王者で5階級制覇を達成。今までで、一番強強の選手だ。
日本開催となれば京セラドーム大阪が有力候補として浮上している。
ボクシング界の国内ドーム大会はマイク・タイソンが88年、90年に東京ドームで2度世界戦に臨み、99年には辰吉丈一郎が当時のWBC世界バンタム級王者ウィラポン(タイ)に挑んだ大阪ドーム(現在の京セラドーム大阪)の3例のみ。
もし京セラドーム大阪でボクシング興行が開催されれば20年ぶり。実現すれば令和のボクシングの幕開けにふさわしい大会となる。井上-ドネアのWBSS決勝戦への期待もさらに高まりそうだ。
試合後のリングで、井上はワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)開幕前から対戦希望してきたドネアから祝福を受けた。過去最強の相手となった無敗王者ロドリゲスから計3度のダウンを奪って圧倒的な強さを誇示し、決勝の相手と堂々と向き合った。
「尊敬するドネアと戦えることをうれしく思います。そこに向けて1からやっていきたい」。笑顔で抱擁を交わしたドネアから「ベスト・オブ・ベストの戦いができる。戦う運命にある」と認められた。
井上にとってドネアは特別な存在だ。以前から衝撃の試合として挙げるのは11年2月、ドネアがWBC・WBO世界バンタム級王者モンティエル(メキシコ)を左フック1発で失神KOに追い込んだ世界戦。
14年12月、WBO世界スーパーフライ級王者ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦する前には大橋ジムでドネアと合同練習。攻略の助言まで受けた。井上は「人間的にも尊敬できるし、縁もあるので戦いにくい。でも、そこは勝負の世界。やるしかない」と強調した。
フィリピンの閃光(せんこう)と呼ばれるドネアと、モンスターの井上が激突する階級最強を決めるトーナメント決勝。京セラドーム大阪開催が決まれば、機運も最高潮に達することは間違いない。
井上尚弥(いのうえ なおや)のプロフィール
本 名:井上尚弥(いのうえ なおや)
通 称:モンスター(怪物)
階 級:バンタム級
身 長:165㎝ リーチ:171㎝
国 籍:日本
誕生日:1993年4月10日(26歳)
出身地:神奈川県座間市出身
スタイル:オーソドックス
高校時代にアマ7冠に輝き、2012年にプロデビュー。
14年にWBCライトフライ級王座を奪取、1度防衛。
同年に獲得したWBOスーパーフライ級王座は7度防衛。
18年、WBAバンタム級王座を獲得し、3階級制覇を達成。
戦績は18戦全勝(16KO)、負け0
●ノニト・ドネアのプロフィール
フィリピン出身のプロボクサー。
元IBF世界フライ級王者。
元WBA世界スーパーフライ級暫定王者。
元WBC・WBO世界バンタム級統一王者。
元IBF・WBO世界スーパーバンタム級統一王者。
元WBA世界フェザー級スーパー王者。
●現WBA世界バンタム級スーパー王者。
●世界5階級制覇王者。
ボクシング界のレジェンドである。伝説の男!
生年月日: 1982年11月16日 (年齢 36歳)
生まれ: フィリピン タリボン
身長: 168 cm
https://youtu.be/D0cHOIxwtaM
動画の中で語っているが、ドネア選手がなぜ2階級も下げて参戦して来たか?
⓵バンタム級が自分の適性体重だと気付いた。
②WBSSに参戦し、高額賞金を獲得したい。
③モンスターと言われる井上選手と対戦したかった。
以上、彼の動機を考慮してみると、決勝戦が非常に興味をそそられる。
秋頃、日本で対戦すればテレビの視聴率がアップするのは間違いない。
よもや、井上が負けるとは思えないが、今までの様に簡単には勝てないだろう。
相当エキサイトな試合になると期待して間違いない。
うーん、日本で同時中継してくれ!