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コロナ列島!鈴木北海道知事の緊急事態宣言と安倍首相の一斉休校要請の違いは?ノー天気!

2020/03/02
 
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政治家としての発言がその資質に富み、指導力を遺憾なく発揮した具体的なものか、そうではなく単なる焦りからひょいとした思い付きで発した言葉なのかは、見比べた時、両者の間には歴然たる力量の差が…。安倍首相、最近、点数稼ぎの感が拭えません。泥縄式です。どうして、こんなにノー天気で軽いのでしょう。

端的にそれが表れたのが28日、鈴木直道北海道知事が発表した「緊急事態宣言」と27日の安倍首相が表明した「一斉休校要請」ではないでしょうか。

両者は似て非なるものです。まったく異なります。
首相は「患者クラスター(集団)が次のクラスターを生み出すのを防止することが極めて重要で、徹底した対策を講ずるべきだ」と強調。そのためには「一斉休校」が必要だと説明したのですが、あまりにも唐突で場当たり的な要請でした。

 

練りに練り良く考えて発信したものではありません。その結果、後で起きた批判や混乱に首相は何も的確に応えることが出来ません。例えば、「休業手当」と言うべきところを当初から「有給休暇の取得」と間違える。これは根本的に認識が間違っています。発想がダメで、揚げ足を取られる訳です。

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コロナ列島

政府が25日に決定した新型肺炎対策の基本方針には、「一斉休校」の内容は盛り込まれておらず、ドタバタ感が否めませんとの批判が…。政府の対策が後手後手に回っているとの批判に対し、挽回したいという思惑から焦って後先を見ずに発した表明であるのは隠しようもないです。

一応、28日の記者会見では、一斉休校要請に至った訳を含めすべての【政治的判断の妥当性を万遍なく説明し、国民の理解と協力を求めました。しかし、その内容は精神論ばかりで軽く、決して具体性に富んだ国民を満足させ得るものではありませんでした。

 

満を持しての記者会見(土曜日の午後6時というゴールデンタイム)だった割には拍子抜けでした。質問も途中で打ち切りの尻切れトンボ。これでは国民の不安は拭えません。

観光庁の2018年調査によると、中国人旅行者の道内での宿泊者数は1~2月、延べ約60万人で、首位の東京都(約70万人)に肉薄する。今年1~2月に開かれ、202万人が訪れた「さっぽろ雪まつり」では、スタッフ2人が感染したほか、道内外の複数の感染者が発症前に訪れた。

会場は屋外のため感染リスクは高くないはずだが、札幌医大の横田伸一教授(微生物学)は「ホテルやレストラン、観光施設で感染が広がった可能性は否定できない」と語る。寒さの厳しい北海道では、建物の気密性が高く、地下道が張り巡らされていることが感染リスクを高めたとの指摘もある。

政府の専門家会議のメンバーで東北大の押谷仁教授は「当初は中国人中心だったが、現在は日本人の間で『クラスター』と呼ばれる患者の集団発生が複数起きていると考えられる。感染拡大を食い止めるには疫学調査を徹底し、クラスターを封じ込めるしかない」と話している。

国内最多の感染者、北海道が「突出して多い理由」は上記に述べられている様に、建物の気密性や発達した地下道という特殊性に由来しています。その危機感を鈴木知事は誰よりも強く認識していたのでしょう。それが、どこよりも早く一斉休校を要請した由縁です。

政府の専門家会議のメンバーで東北大の押谷仁教授は「当初は中国人中心だったが、現在は日本人の間で『クラスター』と呼ばれる患者の集団発生が複数起きていると考えられる。感染拡大を食い止めるには疫学調査を徹底し、クラスターを封じ込めるしかない」と話している。

安倍首相も恐らく政府の専門家会議の結論を急ぎ体現したかったのでしょうが、功を焦り検証失くして発表してしまいました。遅まきながら、鈴木知事の人気にあやかりたいと考え、浅はかにも急いで発表した結果が周囲の反発と戸惑いばかりを呼びました。只でさえ、二番煎じは新鮮味がありません。独自性を打ち出せない独善的な政策発表では、はた迷惑極まりません。現場が混乱するだけです。

鈴木北海道知事の緊急事態宣言との明白な違いは?

なぜ、どうして鈴木知事の発表と安倍首相の表明では、こうも明白に違いがでるのでしょうか?

新型コロナウイルスの感染者が国内最多の64人(居住者)に上った北海道の鈴木知事の発表と東京で安倍首相が開いた記者会見での内容明らかに「天と地」ほどの違いがあります。まず、重みが違います。そして、安倍首相の会見は具体的な数字に裏打ちされていません。思い付きだけなのです。記者会見自体が…。

 

鈴木知事は道民に向かい、28日異例の呼びかけを行いました。
感染者が右肩上がりに増えている。感染拡大のスピードを抑えることを考えなくてはならない」と「緊急事態宣言」を発表。今週末の外出を控えるよう道民に要請しましたが、その結果は観光名所から人の姿が消え、「別の場所みたい」と地元民をして言わしめるほど寂しいものとなったようです。

 

しかし、正面切って鈴木知事を批判する人はいません。知事の発表には具体的な数字に裏打ちされた感染者数の増大という具体的で危機的な事実が存在するからです。北海道内での異常な感染者数の増加には道民の誰もが得体の知れない恐怖心を抱いていたはず。この恐怖心を打ち消すには政府のフォローが欠かせません。

一斉休校要請~二番煎じ?…氏より育ち!

安倍首相が表明した「一斉休校要請」は
29日の記者会見で北海道の緊急事態宣言に言及し「立法措置」を講ずる旨を持って応えましたが、その内容は「国民の健康と安全を最優先させ、国民生活への影響を最小限に食い止める」といった抽象的な内容に留まっています。

 

来週以降、急ぎ具体的な内容を決定し、早急な成立が望まれます。今年度予算内の予備費(2700億円)をその対策に充当させる訳でしょうが、漠然としています。予備費全額をコロナウイルス対策に当てるぐらいの迫力で発言して欲しかったと思います。ダメならダメで後で考えるしかありません。

 

そのぐらいの覚悟で臨んでも感染が阻止出来る保証はありません。すべての責任は私にあります」と言い切り毅然とした態度で道民に協力を求めた鈴木知事との差は歴然としています。一応安倍首相も「決断した以上、私の責任で万全の対応を取る」と宣言しましたが、なぜ、もっとシンプルに「すべての責任は私にあります」と言い切れなかったのでしょうか?

 

感染が阻止出来なければ、内閣総辞職か残された道はありません。毅然とした覚悟が、態度が伝わって来ないのです。この記者会見で、「国民の不安が拭い去られたか」と問われれば、答えは否でしょう。根拠なしの楽観的希望的観測を述べただけでは問題は解決出来ません。

 

国民を納得させられる判断材料を示せていない。片手落ちです。
感染拡大を阻止出来なければ、失敗したが最後、安倍政権の明日がない、消滅するのですから…。
その覚悟に裏付けられたものがない。

 

先に既に一斉休校を要請した鈴木知事のやり方をそのまま真似ただけの二番煎じの感しか…。
決定的に指導力や説得力に欠けた安倍首相の記者会見は、見劣りするだけでした。

 

やはり、「氏より育ち」か…、逆境を実力で這い上がって来た人間と、そうでない人間…生まれ落ちた時から環境に恵まれ、努力せずとも道が開かれていた・乳母日傘で育てられた人間との差が‥。この差が土壇場になると明確に現れてくるのです。肝が練れていない?安倍さんは?

北海道知事:鈴木直道のプロフィール

鈴木 直道(すずき なおみち)

生年月日 1981年(昭和56年)3月14日 生まれ-38歳

職  業 日本の政治家、北海道知事(公選第19代)、血液型AB型。

出生地  埼玉県春日部市
(三郷市育ち)
出身校 法政大学第二部法学部法律学科
前 職 東京都知事本局総務部総務課主任
(内閣府地域主権戦略室出向、北海道夕張市行政参与)
夕張市長(2011年から2019年2月まで2期8年夕張市長(第18代)を務めた
所属政党 無所属
公式サイト 鈴木直道 オフィシャルサイト

1981年(昭和56年)3月14日、埼玉県春日部市で誕生。同県三郷市で育つ。埼玉県立三郷高等学校在学中に両親の離婚により母子家庭で育ち、経済的な事情から大学進学を断念。

 

東京都職員採用試験に合格し、18歳の1999年4月、東京都庁に入庁。
19歳の2000年4月、法政大学第二部法学部法律学科に入学し地方自治を専攻、4年で卒業。

 

法政大学では体育会のボクシング部主将を務め、「2002年度国民体育大会ボクシング競技東京都代表選考」フェザー級準優勝の成績を残す。2004年卒業。

 

東京都職員時代は、東京都衛生局(のちの東京都福祉保健局)に入局し、東京都衛生研究所(のちの東京都健康安全研究センター)、東京都立北療育医療センター、福祉保健局保健政策部疾病対策課に在職。

 

のち、福祉保健局総務部総務課主任在職中の2008年1月に、猪瀬直樹東京都副知事の発案により北海道夕張市の市民課市民保険グループに派遣された。

 

夕張市は当時、財政再建団体(のちの制度では財政再生団体)に転落しており、富裕な東京都として他地域を支援するとともに、財政破綻の影響を都職員に実感してもらうため送り込まれた二人のうち一人だった

 

2010年、東京都知事本局(のちの東京都政策企画局)総務部総務課主任として内閣府地域主権戦略室に出向。同年、夕張市行政参与

 

2010年11月30日に東京都職員を退職する。
2011年4月の統一地方選挙の一環で実施される新人対決の夕張市長選挙に無所属で出馬し、自民・公明・みんな3党の推薦を受けた元衆議院議員の飯島夕雁や、実業家の羽柴誠三秀吉らを破り、初当選を果たした。

 

根っからの苦労人です。
母子家庭で育ち、経済的な理由で大学進学を断念し、高卒で都庁に入庁。
苦労を克服した人だけが持つ強さに裏打ちされています。

 

都庁職員時代に、東京都衛生強に勤務した経験も生きたのでしょう。
財政破綻した夕張市に派遣された経験も得難いものであったかと推測されます。

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まとめ~ノー天気?

鈴木氏の上記の経歴が安倍首相とは決定的に違った政策を生み出しています。真似したくても出来ない経歴が安倍首相の驕り高ぶった8年の長期政権という腐敗から染み出て来る陳腐な政策決定とは根本的に異なるのです。少なくとも二番煎じではありません。

 

危機感がまったく違うなぁ~】という率直な感が漂い…ます。死に体の内閣が総辞職する時が迫っている気がしてなりません。この期に及んでも夜の会食を辞めようとしない安倍首相…宴会ではないからいいんだと強弁。

 

どうして、そんな暇があるのかが、まず不思議です。
どこから、この楽観的でノー天気な説明ばかりが出来るのでしょうか…?

 

昨日の記者会見からでは、とてもとても国民の不安や疑問に真摯に真正面から向き合っているとは思えません。給食業者の涙ながらの訴えにどう答えるのでしょうか?助成金の補助だけで賄いきれるのでしょうか?それで責任取ったと言える!

 

検査難民問題】が解決!・・・軽症者でも、保険で、民間で、安価で簡易検査が受けられる様になった時、隠れていた感染者が炙り出された時、記者会見の時の様な根拠のない楽観的な希望的観測だけを述べていられるのでしょうか?

 

甚だ疑問です。
ノー天気な首相の軽はずみな発言と行動の数々、もうそろそろ終わりにして頂きたい。

 

追 記(2020/3/2)

ー「首相記者会見のポイント」~一応掲げておきます。
▼ 一斉休校は「断腸の思い」。子供の健康・安全のためと理解を求める

▼ 休職を余儀なくされる保護者への新助成金制度を創設。正規・非正規を問わず手当てする

▼ 盤石な検査・医療体制を構築。検査能力を増強、5000床超の病床を確保

▼ 第2弾の緊急対応策を今後10日程度で取りまとめ。雇用調整助成金で企業支援

▼ 立法措置を早急に進める。野党にも協力を呼び掛ける

一応、もっともな事ばかり羅列していますが、ここまでの対応が遅すぎます。
国民の不安が頂点に達した時に、初めての記者会見を行う様では、コロナ問題を今までかなり軽く見ていたな、と推測されます。内閣支持率や人気に陰りが見え始めたために、首相側近だけが了解の下、各方面との調整を行わず、焦って施策を打ち出した結果、あまりの世間の反応に驚いたというのが率直な感想です。

 

そこで、急遽、記者会見を行い理解と協力を求めざるを得なくなったのです。しかし、記者からの質問は途中で打ち切り。国民の不安を代弁しようとした記者の質問を打ち切る事は本来あってはならないことです。首相の根拠のない楽観的観測がコロナウイルス問題をここまで深刻化させてしまったのですから、もっと真摯に質問を受けるべきでした。

 

「ここ1~2週間が瀬戸際だ、山場だ」とするのは結構ですが、この期間を自粛するだけで本当に感染が止むのか、誰も自信をもって「止む」などと断言出来ないでしょう。しかし、首相は封じ込められる、乗り越えられると確信しています、と述べています。ここが根拠がない。楽観的、希望的観測の羅列だと指摘したいのです。

 

政府の力だけでは勝利できない、国民の理解と協力が不可欠とすることは、結局、この先いつまで自粛を続けなければならないのか、1~2週間で済む訳がありません。企業や家計の更なる自粛が要求され、経済へのダメージは深刻化します。消費税増税による景気後退、インバウンド効果消滅による景気減速に拍車がかかります。

 

6時間かかったウイルス検査を15分程度に短縮できる簡易検査機器を開発中、3月には利用開始を目指す…。遅すぎです。3月に出来るのなら、もっと早く対処しない。「検査難民」が発生する前に保険を使い民間で検査が出来る様にすべきでした。それを出来なくさせていた官僚制度に大問題ありなのです。

 

批判を続ければ切りがありませんので、もう辞めます。
とにかく、今後も第2、第3の矢を放ちながら、国民の理解と協力を何度も呼びかけるしか解決策はありません。政府の力だけで乗り越えられないことは最初から分かり切ったことです。今更、説明するまでもありません。愚かです。

 

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