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介護サービスの現状と課題とは?現状での解決策は3つしかない!

2019/10/25
 
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介護サービスの現状と課題とは?

現状での解決策は、以下の三つしかありません。

①人の力を借りる

②充分な金を持って駆けつける。

③恥も外聞もなく誰彼構わず聞き回り解答を見つける

 → これでようやく行政や公的サービスにたどり着けます。

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Contents

 介護サービスの現状と課題とは?

介護サービスの現状と課題とは、
すぐに介護サービスを受けたいときに、それ相応の手続きをしないと何も始まらないという
現実です。

必要な時に直ちに介護サービスは受けられないのです。
当然なことですが、手順が要ります。

 

まず、申請手続きが必要です。
それは自分でしなけばなりません。
その手続きをするための時間が確保できないのです。

 

黙って待っていても行政の方から先にこちらに、働きかけてくれる事はあり得ません。
こちらから町役場の介護課、福祉課へ出向かねばなりません。
それをする時間的余裕を確保できないのです。

 

私の場合は、当初、昼間誰にも母の面倒を見て貰えませんでした。
昼間だけでも誰かに母の面倒を見て貰わないと町役場に介護、福祉の申請にも行けないのです。

 

狂った母を一人にして置けないのです。
一人にしておくと何をしでかすか、分からない有り様でした。
火でも使わせれば火事になる危険性さえありました。

 

まずは昼間、母の面倒を見てもらうために誰かに来てもらわなければなりません。
その解決策が以下の3つです。

現状での解決策は3つしかない!

解決策の一つ目

3ヵ月間は農協系列の福祉サービス機関に自宅に来てくれる人の依頼をしました。
ヘルパーさんには何回来てもらったかなぁ~?もう忘れてしまいました。

 

昼食だけでも作って貰えれば、自分が外出できる。これだけでも助かる。
介護、福祉関係の申請手続きが進められる。

 

とにかく、こんな時は誰かに、何らかのお手伝いをお願いしないと、とてもじゃないけど
一人で母の面倒を見るのは限界があるのです。

 

一日中母の面倒を見ていられない。
介護、福祉の手続きが進められない。

 

解決策の二つ目

充分な金を用意する。
当座の金でも20~30万円は最低限必要です!
当然といえば当然です。

 

何をするにもお金が要ります。
お金がなければ誰にも何も頼めません。

 

介護が長引けば長引くほど、追加のお金が要ります。
兄弟にも応分の負担を求めなければならなくなります。
私の場合は言わなくても持ってきてくれましたが・・・5万円の見舞金でも貴重です。

 

肝心な事を書き忘れていました。

認知症の患者が通帳に預金を持っていたとしてもそれを引き出して使えません。
委任状一つ書けない状態では実の息子でも金融機関は引き下ろしを受け付けてくれません。
自腹でとにかく多めにお金を持って駆けつけるしかありません。

 

病院に連れて行くだけでも金に羽が生えたように消えてゆきます。
1軒では済みません。2軒、3軒と連れて行くときもありますから・・・

 

当然ですが、生活費もかかります。
最低でも20~30万円は準備しておく覚悟が必要です。

 

解決策の三つ目

恥も外聞もなく誰彼構わず、所構わず、電話しまくる。聞き回る。

 

隣近所には母を預かってもらえなかった。
親戚は近くにいても、こんな時ほど頼れない。
皆、仕事やアルバイトに出かけている。

 

母の妹が近くにいるが、この人も高齢者だ!
人の世話などしていられない。

 

できる歳でもない。
いつも「あそこが痛い。ここが痛い」が口癖だ。

 

とてもこんな人達に任せられない。
親戚も、隣近所の連中も見舞いにこそ来てくれるが、こちらが一番にしてほしいことの
手伝いを誰にも期待出来ないのです。

 

私も無理には頼まない。恩に着せられるだけだから・・・。
赤の他人に金を払って見てもらった方が気楽なのです。

 

ヘルパーさんなら、ある程度の責任があるから、それなりに注意を払ってくれる。
しかし、母はヘルパーさんが来るのを嫌がっていた。
これだから困ってしまう。

 

ヘルパーさんも頼めないときは誰にも母の面倒を見てもらえない。
仕方がなく闇雲に誰彼構わず、電話をかけてみる。

 

ケアマネージャーの女性にも相談する。母の実家へも来てもらった。
しかし、やはりすぐには施設に受け入れられないという結論だった。

 

すぐ申請しても判定会議が開かれるのは2週間後である。
そこで預かれるか、どうかが決まるという。

 

申請する評議員だか、相談員さえすぐに我が家にこれない。
母の容態を見に来れるのは早くても2~3日後だという。
ディサービスでさえ、この状態です!

 

仕方なく、追い出された病院へ「昼間だけ母を預かってほしい」
「もうわめき散らすことはないと思う」と頭を下げて頼み込む。
・・・そして何とか受け入れてもらった。

 

受付の女性は明らかに迷惑顔だ。
医師も仕方がないという感じ・・・。

 

母が夜中に騒ぎ出したとき、当直担当の看護師は一睡もできなかったのだろう。
迷惑顔されるのも止むを得ない。

 

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我慢だ!辛抱だ!それしかない

ほんの一瞬のことなのだ!と・・・自分に言い聞かせる。

 

離れて暮らしていた母が突如、認知症を発症したときは、こんな感じでした。
多少の知識があってもすぐに対応が出来ません。
近くに親戚がいても、まず頼りになりません。

 

公的サービスもすぐには受けられません。対応は後手、後手に廻ります。
皆さんも今から覚悟しておいた方が良いです。

 

最初は1人で踏ん張るしかないのです。
後はなりふり構わず、誰彼構わず聞き回り、探し回り、どんな公的サービスを受けられるか
調べるしかありません。

 

離れて暮らしている親の健康状態の変化はたまに顔を見に行く程度では把握できません。
日頃から余程周到に準備しておかないと、まず瞬時に対応できません。

 

これも私が失業中だから出来たことです。
仕事がある人は役場を廻って行政や公的サービスにどんなものがあるか、調べるだけでも一苦労です。

 

調べてどんな制度が受けられるか、手配するのも、これまた大変です。
まず時間がかかります。
すぐには手配ができません。

 

そして、その公的サービスを受けるだけで済むのかも大問題です。
仕事のある人は何ヶ月も認知症患者の面倒は見きれません。
しかし、認知症患者は狂った直後の状態では一人にして置けないのです。

 

誰かに身の回りの世話をして貰わないと、とても一人では生活できないのです。
これはディサービスを受けたり、ヘルパーさんに来てもらったりするだけでは全く無理な話です。
とても解決できません。

 

介護福祉士に来てもらっても24時間見てもらえる訳ではありません。
そんな制度があるのでしょうか?

 

私も不勉強で調べても分かりませんでした。
在宅看護の限界がこの辺にあるかと思います。

 

このままでよいのか、我々は今一度考えなければならない時期に来ていると思います。
覚悟しておいた方が間違いありません。

 

それも相当な覚悟が必要です。
いざという時、頼りになるのはまず自分だけです。

 

最終的には、何とか地域振興センターのサービスや介護サービスにたどり着けるでしょう。
他人や行政の助けも受けることが出来る様になるでしょうが、まず最初は自分しか動ける
人間がいないというのが現状です。

 

気軽に病院にも役場にも連れて行ってくれる様な信頼できる人が、親の身近に居ればいいの
ですが・・・まず、そんな人がいるのは稀でしょう。

 

ましてや、充分な介護サービスをしてくれる民間の老人ホームなど余程、金銭的に余裕のある人でなければ入所することはできないです。

 

これだけ高齢化と核家族化が進んだ日本で、介護の担い手がまず第一義的に親族であるという制度自体が、私にはもう無理であるという気がしてなりません。

 

離婚した人で、掛け持ちで幾つもの不定期な仕事をしないと生活が出来ない人に親の介護など、すぐにできるのでしょうか?まず無理でしょう。

 

また、介護で退職を余儀なくされた人達にどれだけの金銭的余裕があると政治家どもは思っているのでしょうか?
もう、第一義的には社会全体が、行政が受けるべきものなのではないでしょうか?

 

そのための負担は我々も受忍すべきであるし、増税もやむを得ないことと思われます。
少し長くなり過ぎました。

 

しかし、今の制度のままでは根本的な解決策はあり得ないと断言できます。
今、現状で対応しようとすれば、上記の三つしか解決法はないと私は確信しています。

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