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新型肺炎は人災か?クルーズ船で感染が拡大した原因と下船者全員が感染の恐れありか?

 
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2月3日から横浜港に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、これまでに乗客・乗員合わせて621人の新型コロナウイルスによる感染が確認され、このうち28人が重症化。20日、この内の80歳代の男女2人が亡くなりました。二人が死ぬのは仕方がなかったと断定できるのでしょうか、どうも疑問が残ります。また、検疫検査で陰性だったた全員を帰宅させましたが、こんな措置が正しかったと言えるのでしょうか。下船させるのは当然として医療施設に2週間隔離すべきだったのでは?国内でアウトブレイクの恐れはないと言えるのでしょうか、甚だ疑問です。怖ろしい。

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新型肺炎はもはや人災か?

87歳(神奈川県在住)の男性は今月10日に発熱があり、翌日には呼吸も苦しくなったため下船し、医療機関に入院しました。15日には呼吸状態が悪化して人工呼吸器を装着しましたが、19日、血圧が低下し呼吸状態も悪化し、20日死亡が確認されました。男性には気管支ぜんそくなどの基礎疾患があったということです。

また84歳の女性は今月5日ごろには発熱の症状があり、12日に船を下りて入院し、息切れと食欲不振があったため酸素投与や抗菌薬の投与が始まりました。しかし呼吸状態が悪化し14日には酸素マスクを付けるようになりましたが、症状が改善せず、20日死亡が確認されました。女性の死因は肺炎で基礎疾患は無かったということです。

ハッキリと言えるのは、停泊と同時に全員下船させ、医療機関に隔離入院させていれば恐らく二人とも助かったのでは?…いうこと。発熱などの症状がありながら、1週間も船内隔離させたことが致命的にダメだったのでしょう。救える命だったと思います。この責任は一体誰が取るのでしょうか。

 

お粗末極まる杜撰な船内隔離を指示した橋本副大臣…?実に恥ずかしきツイートの数々、素人以下。

加藤厚労相大臣は13日、日本国内で初めて新型肺炎による死亡者が出たとき、
記者会見で「国内で流行していると判断するに足る情報が集まっていない」と言い放ち、この2日後には「前の時点の状況とは異なっている」と認め、前言を翻す節操のなさ!無知蒙昧。

 

呆れてものが言えません。こんな人物達に命や財産を預けなければならない我々の不幸は一体…?
新型肺炎は天災ではなく、もはや人災といえるでしょう。

クルーズ船で感染が拡大した原因は?

これも、もうはっきりとしていますね。船内隔離政策が大失敗でした。菅義偉官房長官は「隔離は有効に行われた」などと恥ずかしげもなく言っていますが、誰も信じてはいません。

 

直ちに下船させ、医療施設に隔離するというのが世界の趨勢なのに、杓子定規な水際対策・船内隔離でお茶を濁し、中国に対し厳しい措置を取っていないという批判から目をそらせるパフォーマンスを取り続けた結果、乗客・乗員合わせて621人もの新型コロナウイルスによる感染者を輩出してしまいました。

 

中国人への入国制限は世界に遅れる事、何と63番目!酷すぎます。そして、どんな豪華客船であっても、密閉された空間の中で濃厚接触を続けていれば、感染するに決まっています。トイレや洗面所が共同なら当たり前でしょ。接岸と同時に直ちに全員を下船させ、医療機関に隔離すべきでした。全員に検疫検査を早急にすべきのは当然のこと。出来ませんでは済まされなかったのです。

https://twitter.com/Game_ripp/status/1230357183524589569

名古屋大学教授で感染症対策の専門家である岩田健太郎医師をクルーズ船から1日で下船させた橋本岳副大臣!ゾーイングの知識などまったく欠如!

菅義偉官房長官は、岩田氏が厚生労働省の災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として乗船したと説明。「(船内でチームと)別の形で動かれることは適切ではない、とのことで下船をお願いした」と述べた。また、「船内管理は専門家が常駐し、ゾーニング(区画設定)も行っていた。隔離は有効に行われた」と反論。岩田氏が動画を削除したことに政府は「関与していない」と語った。

まぁ、菅さんも加藤岳のお仲間。安倍晋三氏共々「新型肺炎」に罹患してくれれば、もう少し真剣に国民と向かい合ってくれるのではないでしょうか。その日が来るのを楽しみにしています。

下船者全員が感染の恐れありか?

これも当たり前、自明の理です。下船者から今後何十人と感染が確認される事でしょう。日本国内でアウトブレイクの恐れが本当に出てきたのです。新たなステージに入ったなどと悠長な事を言っている場合ではなく、かなり決定的な気がしています。

 

船内個室に滞在させても、ゾーイングが不徹底で、感染者と非感染者が廊下ですれ違ったり、トイレや洗面所が一緒なら、それだけで感染リスクは高まります。そういう状況だったのになぜ、「検査で陰性なら全員下船」という様な愚挙に打って出たのでしょうか?理解に苦しみます。

 

医師で、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客でもあるアーノルド・ホップランド氏が、ウォール・ストリート・ジャーナルで以下の様に話しています。

「乗客は、マスクをせずに、バルコニーに洗濯物を干し、隣の部屋の乗客とおしゃべりしていた」と…バルコニー越しのおしゃべりだけではなく、乗客がデッキを歩くことを許可されたことにも原因があると指摘されています。デッキを歩く際、乗客にはマスク着用や他の乗客との間に一定の距離を置くことが指示されたものの、全員が全員それを遵守したかは疑問視されています。

 

こうした国内外からの批判をかわすためだけに行った措置なら、あまりにもお粗末です。実際、下船した19日には新たに79人の感染者が、20日には新たに13人の感染者が出ています。感染者が日々現れる中での下船という愚挙。陰性の乗客も、陰性という結果が出た後も引き続き、船内で感染するリスクに晒されていたのですから、実際に感染している可能性はかなり高いのです。

 

海外メディアが驚いたのも当然です。素人目にも危険だと分かります。今後、多分大変な事態に陥るでは…。そして、これが安倍政権の命取りになるかも知れませんね。そうなって欲しいと今心底から願っています。これだけ国民をないがしろにした無為無策はないと思えるからです。

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まとめ

新型コロナウイルスによる感染拡大から、CDC(米疾病予防管理センター)が日本を旅行する人に向けて「渡航注意情報」を出しました。当然ですね。そうでなければ、わざわざ日本までチャーター機を指し向け自国民を保護しに来たりはしません。

 

今、世界中から日本は不信感を持たれています。日本とは対照的に、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イタリア、香港など他の国々は、下船した自国民を再び14日間隔離させるという慎重な措置を講じています。

 

この違いだけでも、感染症対策では「ガラパゴス日本」と揶揄される由縁です。安倍政権下で、唯一好調だったインバウンド政策でしたが、それも帳消しになるのは決定的ですね。中国からの旅行客だけでなく、このままでは欧米人はまず来日しなくなるでしょう。

 

終息するのはいつ頃になるでしょうか。予想が立てられません。
五月の連休が来る前に目途を立てておかないと、経済的にも大変なことに…消費増税による不況だけでも痛手なのに、このままでは観光業や外食産業そのものが成り立たなくなってしまいます。倒産する企業が相次ぐのでは…?

 

日中経済が停滞するのが怖ろしく、中国人を渡航禁止にしなかった後手後手のツケが今回って来ています。日系企業の多くが中国に生産拠点を持っていますが、操業がこのままストップされた状態なら、中国以外の需要にも対応できなくなります。

 

これから、日本が迎えるであろう正念場が目に見えて来るようです。
頑張らねば…?

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