ゴーン被告の記者会見!何を語るか予測してみた・日本のどこが悪いのか?
日本から逃亡したゴーン被告が、今日8日の午後10時からレバノンの首都ベイルートで記者会見を開く予定。どんな内容を喋るかは、大体予測がついていますが、どれだけ自分の予想が当たっているか、検証がしてみたいので、この記事を書いています。声明発表まで後何時間もありませんが、何を喋るのか、今から楽しみです。そして、午後10時からの記者会見!明らかにされることで、きっと何かが始まるはずです。
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ゴーン被告の記者会見
10時から始まる声明で、ゴーン被告が何を語るのか?・・・楽しみです。
多分、口を極めて日本の悪口を言い募るのでしょう。それにしても、今頃になって妻:キャロルの逮捕状を請求するなんて・・・日本の地検は甘すぎ、遅すぎ!泥縄でみえみえ。愚かです。
どう考えても、午後10時から始まるゴーン被告の記者会見に合わせ、国際世論に対し日本の立場を少しでも優位にし、釈明をしておこうとする魂胆が丸見えです。対外的にアピールするためだけにやったこと。これは泥縄式の取り繕い。実に見苦しく間抜けた行為に見えます。
今頃になって、こんなことをするぐらいなら、とっくの昔に請求すべきでした。ゴーン被告を庇ってうその証言をしていることは誰の目から見ても明らかだったに・・・第一、日本にいない人間に逮捕状とは?バカげていませんか?
ゴーン被告が、まさか日本から逃亡するなんて出来る訳がないと高をくくっていたから、こうなった。長期勾留すれば自白が得られる、証拠は隠滅できない、逃亡できない。海外での不正は公判が始まってから、じっくり固めればいいと甘く見ていたツケが今回ってきている。
女房も逮捕する気になれば、いつでも出来ると自惚れていただけとしか思えない。
日本人と違って、人権意識の高い外国人の行動を読み切れなかった詰めの甘さが露呈しているだけ。
この辺を心底反省しないと、日本の地検と裁判所は欧米メディアの批判にまともに対応できないはず。ゴーン被告の指摘を待つまでもなく・・・
何を語るか予測してみた・日本のどこが悪いのか
ゴーン被告はまず、
① 自分は無実だ
② 日本の悪口
③ クーデター、罠にはめられた
④ 外国人のリダー、外国資本の徹底的排除
⑤ 推定有罪の恐ろしさ
記者会見では、以上の5つを述べるだろうなぁ~と思われます、はっきりしています。
外国人だから、まず最初に結論を言う。
日本人と違って、この点は明確でしょう。
決して回りくどい言い方などしないはず。
最初に結論、それから理由付け、証拠の開示。
こうやって国際世論にアピール。
レバノンにいる限り逮捕・勾留されないから言いたい放題でしょう。
今まで出来なかった分を含めて、日本の悪口をここぞとばかりに言い立てる腹でしょう。
やっぱり「人質司法だ」と・・・日本は赤っ恥かかされるだけ、いい面の皮です。
ゴーン被告の無実を信じているわけではありませんが、日本の検察や裁判所のやり方がどう見ても異常で時代遅れなのだから、しっぺ返しの記者会見は甘んじて受けるしかないと思われます。ゴーン被告や欧米メディアの指摘や批判を待つまでもなく、日本の司法が早急に態度を改めるべきだと信じて疑いません。
ゴーン被告が何を主張しようと、もうどうでもいいですし、いくら言い訳したところで何も正当化されるないことを日本の司法はまず明確に打ち出すべきかと思うのですが、それが出来ない決定的な矛盾が邪魔して、・・・お互い真摯な反省からスタートするしかないと思うのですが。
ゴーン被告の逃走をハリウッド映画並みの大脱走!・・・と賛辞する意見もありますが、これも愚かな行為です。決して、ゴーン被告の執った行動は正当化されませんし、そんなに格好の良い逃走劇ではありません。どう言い繕っても自己弁護だけに終始していますし、金持ちは皆、こんなものかと小賢しく、不公平で見苦しいだけです。
ゴーンの主張
① 自分は無実と主張
絶対、日本人のように罪は認めない。
徹底的に反論してくることでしょう。
実際に、ゴーン被告が法廷に立ったならば、日本人の弱さに慣れている検察や裁判所にとっては多分面食らう場面が多々生じただろうと推測されます。そうさせないために長期勾留(130日間)させて、自白を取ろうとしていただけだから、きっと痛いところを突かれたはず。
本当言うと、そんな場面を想像してたので、今回の逃亡劇はかなり残念な結果でした。
少しは地検や追随する裁判所のやり方を批判しないと、この強大な権力はどこまで増殖・増大するか、考えただけでもそら恐ろしくなります。
② 日本の悪口
自分は乞われて、日本に来ただけ。
潰れかかった日産をV字回復させた大の功労者!
それを手の平返しの裏切り、巻き起こった批判的な世論。
絶対許せない、となるはず。
③ 罠にはめられた
日産の西川広人元社長始め、自分を罠に嵌めクーデターを起こした人の実名を挙げる。
クーデターの証拠を示す。日産の幹部の実名、そして関係している日本の政治家の名前も。
ちょっとした爆弾級の発言となるはず!政界関係者の名を挙げれば・・・どうか?
どれだけ、自分を危険人物に仕立て上げたか、日産をルノーの子会社にしようとした自分の行為がどれだけ悪辣なものであったか、そしてどれだけ日本の国益を損なうものであったかをでっちあげようとした。
フランスのマクロン大統領までが、この問題に言及しているのに日本ではどの政治家も、指摘しようとしない不自然さを必ず言い立てることでしょう。
④ 外国人のリダー、外国資本の排除
外国人のリーダー、外国資本の徹底的排除
日本の独立性を確保するためにはどんなことでも画策、でっちあげられるかを言い募る。
利用するだけしたら外国人は皆ポイ捨て!
欧米人に向かってまず注意を呼び掛ける。
これはきっと、かなりの共感を呼び起こすことでしょう。
極めて的確な反論と思われます。
⑤ 推定有罪
欧米では判決を受けるまでは「推定無罪の原則」が働く。
それが日本では全く逆!
長期勾留が当然!
弁護人なしの取り調べ、1日8時間以上に渡る尋問・・・異常ですと。
そして逮捕されたが最後、「推定有罪」が働く理不尽さ!
改めて強調するのは「人質司法だ」「不公平だ」と。
賛同する欧米人はかなりの数になるはずです。
今までに欧米人が日本で受けた不利益の数々を明らかにし、世論に訴える。
予測されるのは以上でしょうかね。
まとめ
午後10時まで、後、何時間か!・・・どれだけ予想が当たっているか?
日本人は、自分が地検に逮捕された時の恐ろしさに対する想像力が決定的に欠如しています。
地検や裁判所の今までのやり方が、どれだけ時代にそぐわないものであるか?
思い巡らせるべきかと・・・やはり、人質司法です!
日本人はもう少し、真剣に考えてみるべきです。
どんな奴でも、地検に睨まれたが最後、必ず逮捕されます!
これは極めて異常です。
そして公権力の行使としては、実に危ういです。
長期勾留の末、起訴・・・99%の有罪率
よほどの人でない限り、何十日も逮捕・勾留され利益誘導されれば、してもいないことを認めてしまう結果になることでしょう。早くこの危険性に気づくべきです。
ゴーン被告は多分、悪い事・・・特別背任してると思います。
しかし、こんなにも長期間意味もなく拘束されるべきではありません。
証拠固めが済んだら、さっさと釈放すべきでした。
そして、性犯罪者と同じように逃亡できない様にGPSを装着させるとか、に腐心すべきでした。
そういう努力を一切しないで、従来のやり方で万事足れりとするのは明らかに愚かです。
地検のやり方はやはり批判されるべきであり、地検に追随する裁判所も当然批判されるべきものと思われます。