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カラテカ矢部が大家の塩野郁子さんが亡くなった事を報告、死因は?

2020/03/07
 
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お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎(41)が23日、自身のツイッターを更新し、2017年10月末に初めて刊行した大ヒットした漫画「大家さんと僕」(新潮社)の「大家さんの塩野郁子さん」が亡くなったことを明かし、恩人のご逝去を悼みました。

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カラテカ矢部が「大家さん」で恩人の塩野郁子さんのご逝去を悼む

カラテカ矢部太郎  1977年生まれ(41歳)。
お笑いコンビ・カラテカのボケを担当する。しかし、うまく喋れない芸人。
芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。
父親は絵本作家のやべみつのり。
『大家さんと僕』は矢部が初めて描いた漫画本である。
2018年8月現在も大家さんの家の二階に住んでいる。

カラテカ矢部の大家さんはどんな人だったのか?死因は?

大家さんは本名を塩野郁子さん」というそうで「ライオンのごきげんよう」などのテレビ番組に度々出演していたようです。司会の小堺さんと面白いやり取りをしたりしていたようで、ユニークなキャラクターは作品通りのようです。ただ一般人の方なので、顔写真までは出なかったようです。

矢部太郎は23日、自身のツイッターで、昨年10月末に初めて刊行して大ヒットした漫画「大家さんと僕」(新潮社)の登場人物である、「大家さん」(の塩野郁子さん)が亡くなったことを明かしました。「もっと話したかったし、聞きたいこともたくさんありました。お見送りをした今は、大家さんと過ごした日々を思い出しながら、ただただご冥福をお祈りするばかりです」とそのご逝去を悼んだ。

「大家さんと僕」の読者のみなさまへと題し、「『大家さんと僕』というマンガのすべてであった大家さん(の塩野郁子さん)がお亡くなりになりました」と報告していました。

最後に「本来なら公にする必要のない一般の方である『大家さん』の訃報を、僕の都合でこうして公表することをご理解下さったご親族のみなさまに、感謝いたします」と結んでいる。
死因は明らかにされていませんが、今年で90歳になられる。老衰であっても不思議はない歳です。

「大家さんと僕」の漫画本が50万部を突破!

「大家さんと僕」の本の売り上げは先月で50万部を突破しています。トホホな芸人の「僕」(矢部)と、一風変わった1928年(昭3)生まれの90歳になる大家さんのお婆さんとの、8年間に渡る交流の日々を描いた4コマ漫画です。

不動産屋さんから紹介されたカラテカ矢部が間借りしているのは新宿の外れにある2階建ての一軒家で、2階に矢部が、1階に大家のお婆さんが住んでいます。高齢でとても上品な人だと聞かされた矢部さんが挨拶に行くと、第一声が「ごきげんよう」だったとか・・・。

とても小さな大家さんが、ゆっくりゆっくり歩いてくる姿が愛らしく描かれ、「ごきげんよう」は吹き出しの中に描かれて、その横に「僕は生まれて初めて『ごきげんよう』と挨拶する人に出会いました」と矢部さんの独白が入る。

引っ越した当初は、お茶に誘われたり、勝手に洗濯物を取り込まれたりという距離感に戸惑った矢部であったそうです。最初は距離をとっていた矢部さんが少しずつ話をするようになり、次第に親しくなり、一緒に買い物に行ったり、毎月のお茶会、旅行に行ったりと、まるで二人暮らしのようになっていく様がユーモラスに描かれています。

明太子を買いに伊勢丹までタクシーに乗って行く少々浮世離れした大家さんですが、それに矢部がだんだん惹かれていくというストーリー。一緒に手をつないでゆっくりと歩いて出かけたり、そのお付き合いの仕方は独特です。

矢部さんは、大家さんとのエピソードを芸人仲間に面白おかしく喋っていたのですが、ふと「笑いだけではこぼれ落ちる情感」に気づき、それを伝えたくなった、と言います。
そうして描き出されたのは、恋人でも親子でもなく、祖母と孫でもない、まさしく「大家さんと僕」としか呼びようのない唯一無二の関係でした。

最近、矢部さんはある大コメディアンに「この本こそ喜劇なんだよ。哀しみと喜びが共存するのが喜劇なんだから」と激賞されたそうです。一方、大家さんはカズオ・イシグロにはまっていたそうで、健康長寿で優しくて好奇心が強い大家さんの様です。

最初、大家さんは矢部が芸人であることも、TVにでていることも知らなかったそうです。
自分はTVに出たりしているのに、全然矢部のことを知らなかったというのも面白いエピソードですね。
あまり一人ではTVを見なかったのでしょうか?
でも羽生結弦選手の大ファンであったようですが・・・

「大家さんと僕」は矢部が間借りしている一軒家の女性大家さんとのささやかな日常の「幸せ」を描いたエッセー漫画で6月には「手塚治虫文化賞」を受賞しました。

矢部はこれまでお笑いの賞レースと縁がなく「大家さんと僕」で初めて大ブレイクしました。

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ネットでの反響に思う「大野郁子」さんの人生とは?

大家さんの訃報に、ネットでは「大家さんはきっと幸せだったんじゃないかと思います」「2人のやり取りがとても好きでした。本を読んだ人たちの心に生き続けていくと思います」「しばらく言葉が出ませんでした。さみしいです」といったお悔やみの言葉が寄せられています。

また、女優の三倉茉奈は「矢部さんと出会えて、大家さんはきっと幸せだったんじゃないかと思います。漫画から溢れ出る大家さんの人柄や言葉、想い、これからも大切にしたいです。大家さんのご冥福をお祈り致します」、タレントの大林素子は「楽しく見させて頂いてたから、お会いしなくても存じ上げているような気持ちです。ご冥福をお祈りします。奇しくも来月は、戦争を風化させてないように、と私達が、10年間公演してる作品が、始まります。戦争の事、特攻の事私達が出来る事、次なる世代へのバトン繋ぎたく、頑張ります」と、Twitterでコメントを寄せています。

こんなほのぼのとしたコメントを読んでいると、何だかホッとしてきます。
人間関係が希薄になっている今の社会の中で、こんな人づきあいがあるのだなぁと妙に惹かれてしまうのです。

カラテカ矢部の人間性(愛)と大家さんの塩野郁子さんが送られてきたひょうひょうとした、しかし戦争をしぶとく生き抜いて来ているはずの方との人生との出会いに拍手を送りたい心境です。

カラテカ矢部と大家さんの塩野郁子さんが手をつないで散歩するところを見てみたかったなぁ・・・。
2人に実際会ってみたかったなどと思わせられます。

大家さんの塩野郁子さんはどんな人生を送られてきて、他にどんな人とどんなお付き合いをしてきたのでしょうか?
女学校を出ていたのか?戦中・戦後をどう生き抜いてきたのか?
御親族にお会いして、その人となりを聞いてみたい気さえしますね。

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