検察庁法改正案!なぜ不要不急の法案成立を急ぐのか?黒川弘務は安倍官邸の守護神か?
検察官の定年を65歳に引き上げ、内閣の判断で検察幹部の「役職定年」を延長できるようにする法改正案。ツイッターを中心に抗議の輪が広がり、「#検察庁法改正案に抗議します」の投稿は5月10日の午前中に一時250万件を超えたそうです。議論の発端となったのは、今年1月31日、黒川弘務・東京高検検事長の定年延長を、政府が閣議決定したこと。定年延長の裏に潜む問題の核心とは――。
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検察庁法改正案!なぜ不要不急の法案成立を急ぐのか?
なぜ黒川弘務を検事総長にしたいのか。余程、彼の使い勝手が良いのか。安倍晋三の考えは見え見えかと…コロナでドタバタしている今のうちに、意のままに操れる人間を検察トップに据えて自らの不正が暴かれないようにする。蓋をして政権の安泰を図ろうという訳です。
まず起訴させない。万が一起訴されても森法務大臣が黒川検事総長に指揮権を発動するから、まず安泰か!
姑息というか…何というずる賢さ!バレないと思っている!高を括っている?国民も舐められたものです。
1月31日、政府は2月7日に63歳の定年を迎える黒川氏を8月7日まで勤務延長とする閣議決定を行なった。検察庁法は検察トップである検事総長の定年を65歳、ナンバー2である東京高検検事長以下の定年を63歳と定めている。法務省側はこの規定に従い、黒川氏を退官、後任に黒川氏の同期で名古屋高検検事長の林真琴氏を据える人事案を練っていたが、これを官邸が土壇場でひっくり返したのだ。
森友、加計学園、桜を見る会、河井夫妻を広島地検が任意聴取した件=公職選挙法違反事件…遡ってはレイプ犯:山口敬之不起訴問題。どれ一つ取っても誠に胡散臭い事件ばかりで…。
総理の座を滑り落ちたとき、安倍晋三はかなり不安なのでしょうか。逃げ切れる自信がないから、今から傀儡になり得る人間を検事総長に据え、任期中に起訴を断念させようとする腹積もりなのでしょうか。
「次期検事総長に黒川氏を起用するために国家公務員法に基づく定年延長の特例規定を持ち出した形です。林氏は今年7月30日の誕生日で定年を迎えるため、検事総長の目はほぼ消えた。現検事総長の稲田伸夫氏も7月には検事総長の平均在任期間の2年を迎えます。稲田氏が退官すれば今夏には安倍政権寄りの黒川検事総長が誕生する可能性が濃厚になった」(司法記者)
すべての発端は横紙破りの閣議決定にあります。閣議決定で従来の法解釈を捻じ曲げ、定年を迎える黒川氏を検事総長にするのを可能としてしまった事に起因。立憲民主党や国民民主党などの野党が森法相や与党の姿勢に反発し、実質審議を欠席したのは無理もないですが、ここは是非とも踏ん張って頂きたい。
法務省は、政官界の不正に捜査のメスを入れる検察庁という特別機関を抱えており、検察首脳人事はこれまで政治介入を許さない“聖域”とされてきた。政権側も検察組織の中立性を尊重し、法務検察側の人事案を追認してきたが、その不文律を踏みにじる前代未聞の事態に、ある検事総長経験者もこう危惧する。「この人事で官邸は『法務検察も聖域ではない。いつでも人事権を行使できる』と言いたいのかもしれません。ただ、今回の件は将来に禍根を残す。ルールを曲げてまで黒川氏を残せば、官邸に嫌われると総長にはなれないという、ご都合主義が罷り通ってしまう」と。
コロナで大失政を繰り返し、脛に傷持つ身にとっては心強い味方になってくれると考えての事でしょうが…見え見えです。国家公務員法の定年を60歳から65歳へと段階的に引き上げる国家公務員法の改正案に名を借りた愚挙・暴挙です。TVサンデーモーニングの青木理氏の黒板解説が秀逸なので、以下に掲げておきます。
最後に、青木氏が述べている様に河井夫妻立件が視野に入ってきているので、内心では安倍晋三はかなり焦っているものと思われます。改正案を担当する武田行政改革相が「生産人口の減少を見据え、活力ある国家を作るための対応を今の内から手掛けないといけない」と理解を求めているそうですが、取ってつけた様な白々しい説明です。
コロナ救済策を真っ先に考えろと言いたい。こんな下らぬ法案の議論ばかりで、これ以上国民を欺いて欲しくない。
もはや救い難い吾人達ですね。
黒川弘務は安倍官邸の守護神か?
官邸関係者が明かしています。菅官房長官と黒川氏は相思相愛の中であると…何を意味するのでしょうか。
「黒川氏は菅義偉官房長官から絶大な信頼を寄せられ、いまも定期的に会食をする仲です。また、官房副長官の杉田和博氏とは菅氏以上に近しい関係で、頻繁に電話で連絡を取り合い、時には捜査の進捗状況などの報告を行なっているとみられています。杉田氏は中央省庁の幹部人事を握る内閣人事局長を兼務しており、黒川氏の人事発表後にも『国家公務員の定年延長はよくあること』と囲み取材で語るなど、今回の人事のキーマンでもあります」
黒川氏は今でこそ安倍政権ファーストの“官邸官僚”として知られるが、かっての若き日には、後に特捜部長になった佐久間達哉氏と共に先輩の特捜検事の部屋に『僕らも将来特捜部に行きたいんです』と教えを請いに行っていた時もあるとの事。
検事になったばかりの黒川氏にはそういう初々しいところもあったのですね。
今からは想像もできないですが…今は官邸の番犬?そう言えば趣味は犬の散歩と麻雀とか。まぁ~常識人とは思えません。通常これだけ批判されれば身を引くはずなのに…沈黙を守っているのはなぜ?相当の太っ腹!まさか…?実はただの官僚!
この方が不起訴にした事件の数々を「ツイッターの声・反応」欄で最初に掲げましたのでご確認をお願いします。検事総長に据えるにはいささか危険すぎる人物かと?…国民にとって…!政治家や大臣の犯罪を巧妙に隠蔽できるプロです!
1997年、念願の特捜部に配属された黒川氏は故新井将敬代議士の証券取引法違反事件などを担当。証拠を集め、冷静に相手から供述を引き出す手腕は高く評価されたが、翌年には法務省が彼を引き上げた。それ以降、彼は“本省の人”とみなされ、刑事局総務課長、大臣官房秘書課長を経て、エリート法務官僚としての地歩を固めていくのだ。
「菅氏との接点は今から約15年前のことです。当時振り込め詐欺が増加し、そのツールとして足が付きにくいプリペイド携帯の悪用が問題化していました。菅氏は振り込め詐欺撲滅ワーキングチームの座長として議員立法でプリペイド携帯の販売禁止法案の提出を目指していたのですが、これに携帯業界などが反発。そこで購入の際に本人確認を厳格化し、転売を封じる“規制法”として成立に漕ぎつけたのですが、この時、菅氏の意向を汲んで動いたのが黒川氏でした。菅氏は周囲に『凄くできる奴がいるんだよ』と手放しの褒めようで、それ以来、法務省案件で何かあると『黒川がやりますから』が常套句になった。一方の黒川氏も『次の総理は菅さんしかいない。役人とは違うスピード感がある』と相思相愛です」(政治部記者)
後は、政権中枢の事件をいかに立件しないで権力にすり寄っていったか、以下の記事で詳細に述べられているので参照して下さい。週刊文春 2020年2月13日号 記事
ツイッターの声・反応
芸能人までが批判のツイッターを出すとは意外です。そのぐらい皆の関心が高い・危機感を抱いているのですが、どう批判されようと安倍晋三氏は突き進む気でしょうね。正気の沙汰ではありませんから…これだけ一番肝心な事に関しては何一つ政策実行できず枝葉末節な法案だけ速やかに実行しようとする異常さ…これって、末期的症状!?
https://twitter.com/jnr007/status/1259854547461292037
https://twitter.com/shin19infinity/status/1259804066135199744
正常な判断能力があれば、通常ここまで露骨な事はしません。完全に国民や野党を舐め切っているのです。数でゴリ押しできる、自己保身を完全なものにするとのコケの一念です。
極めて単純な話なんですけど、泥棒に「泥棒するな」って言っても泥棒は泥棒止めないと思うんですよ。泥棒はきちんと逮捕して起訴して刑務所に行ってもらうのが安全な市民生活を送る基本だと思いますよ。#検察庁法改正法案に抗議します
— 立川雲水 (@tatekawaunsui) May 11, 2020
#政治的発言
自民党のだらしなさに苦言を呈す、きゃりーぱみゅぱみゅさん。彼女はずっと前から政治を見ているのだよ。#検察庁法改正案に抗議します #検察庁法改正法案に抗議します
pic.twitter.com/q3EhNqwEzv— 君に届け!滑稽新聞@空気を読むな (@akasakaromantei) May 11, 2020
小泉今日子、検察庁法改正案への抗議ツイート連投#小泉今日子 #検察庁法改正案 #芸能ニュースhttps://t.co/ECL4rGoUSC
— 日刊スポーツ (@nikkansports) May 10, 2020
https://twitter.com/gucci_jazz/status/1259044269999837184
検察庁法改正案今決めるって国民馬鹿にしてんの?マジで頭きたんだけど。コロナで頭いっぱいの中きめちゃえって、お前コロナの事はやるやる詐欺するくせにそういう自分だけに得なことはすぐ決めたがる。
安倍とその周りの糞官僚共、そしてその支持者、ほんとに今一度考え直してくれ#検察庁法改正案— クリス松村亜種 (@XgHiBPIoc2l5oOA) May 8, 2020
宮本亞門氏、検察庁法改正案は「日本にとって悲劇」#宮本亞門 #検察庁法改正案https://t.co/SWUTAEJeIJ
— 日刊スポーツ (@nikkansports) May 10, 2020
#検察庁法改正案 への流れがよくわかる記事です。官邸は、なぜここまで黒川東京高検検事長の定年延長にこだわっているのか。森功さんのレポート。ぜひ読んでほしい記事です。
「黒川東京高検検事長“定年延長”の真実」安倍政権の思惑vs.検事総長の信念|文藝春秋digital https://t.co/AGL9SvMQ0Y
— 村井 弦|編集者|文藝春秋 (@MuraiGen1988) May 9, 2020
https://twitter.com/komaimaco_rfg/status/1258988042972528640
検察庁法改正案!なぜ不要不急の法案成立を急ぐのか?~まとめ
安倍晋三は河井夫妻が立件された後、自らの不正疑惑が暴かれるのが相当怖いのだと思います。1.5億円の金の流れですね。
でなければ、コロナ感染拡大を阻止しなければならないこの火急の時に、ここまで露骨に国家公務員法を改正し、定年を延長しなければならない理由が存在しません。
田中角栄氏の様に逮捕・起訴されないとやはりダメなのか?…この吾人は。
逮捕・起訴され罪状が白日の下に明らかにならねば、もはやこの国の民主主義発展は望めない…?
ゴリ押し人事の裏にどんな犯罪が隠されているか、国民は知る権利があります。
三権分立を問題にして安倍批判を展開しているのは論拠が良く分かりませんが、少なくとも不要不急の問題かと…。
コロナが終息してから、ゆっくりと議論すれば良い問題であるのは明白です。
何を政策決定し、実行しましたか。まだ第二次補正予算が決まっていません。家賃補助の上限が決まっていません。大学生の支援はどうなっていますか。何もかもが遅く中途半端でノロノロしています。何か一つぐらい野党が批判する前に実行して頂きたいものです。
明らかにおそいよね!!
国会みてても思ったけど!!
国会みてる人にしかわからないってのもおかしいと思うけど!!
政治を身近に!!#検察庁法改正案に抗議します #検察庁法改正法案に抗議します https://t.co/4hZHaTf6N4
— おぉうちもっく (@motocu) May 11, 2020
結局アベノマスクを2枚配布しただけですか?これだって全家庭に届いてないですよ。得意げに話していたのが4月1日のエイプリールです。2ケ月以上前ですが…お忘れでしょうか?何か一つぐらい実になる政策を早急に実行して頂きたい。
完全に野党の恣意的なミスリードとしか思えない。
先ずは三権分立の表記に間違えは無いから拾い物ですがご参考に。
三権分立がぁ!って言ってる人、表に惑わされないように。#検察庁法改正案#検察庁法改正案に抗議します pic.twitter.com/fKcaRJDcVf— Hirocchan★ひろっちゃん (@hirocchan_hoshi) May 9, 2020
国民に不要不急の用事以外は外出を控えるよう非常事態宣言まで発しているのですから、国会も不要不急の議題は後回しにすべきかと…。政策といえば給付ばかりで他の政策を一切執り行おうとしない公明党も自民党の連中と同罪ですかね。黙って見過ごす気ですから、大罪を犯しています。
ただでさえ、アベノマスクとやらで酷評され、10万円の給付金はまだ届かない。
助成金申請は難しくて使えない等々批判が絶えないのですから、余分な事など審議している暇はありません。
もう「世界一最低の指導者だ」などと蔑まれることのない様、しっかりと政策実行して頂きたい。
これ以上、いい加減な国会運営をしていると巷に失業者が溢れ、自殺者も増加し、取り返しのつかない事態になるかと…。
次々と施策を繰り出す吉村大阪府知事と比べると相当見劣りがしますね。
いや、もはや国民は彼と自民党を見放しているから、もう誰も何も進言しない。反対もしない?
好きにやらせてジタバタ見苦しくのたうち回り、国内外からの批判に晒され続け、罵詈雑言を浴びせかけられ続けなければ分からない・納得できないか。
そして最後は結局、東京オリンピックが開催できず失敗に終わる。寂しく退陣するのはみえみえかと…自業自得。
そういう花道を皆が待っている…?究極の選択を安倍晋三氏は取ろうとしています。…身から出た錆ですかね?
安倍晋三を「ヒットラー」になぞられる人が多いですが、そうではなく「スターリン」に似ているという記者がいます。政治体制こそ違いますが、陰湿な手法がそっくりだという訳です。言われてみればなるほどと思います。やはり退陣して頂くしかない。