七人の侍を初舞台化!主演・スタッフは?日程は? 原作に迫れるか
黒沢明監督の名作映画「七人の侍」を原作にした舞台「七人のサムライ ~サムライ魂を永遠に~」(5月25日初日、東京国際フォーラムホールCなど)が上演され、侍たちのリーダー島田勘兵衛役を里見浩太朗(82)が務めることが7日、発表された。主演・日程は?原作に何処まで迫れるか、原作と比較してみた。
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七人の侍を初舞台化!
原作の『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年(昭和29年)4月26日に公開された日本映画であり、監督は黒澤明(東宝製作・配給。)黒澤明監督の不朽の名作の一つ。主演は三船敏郎と志村喬(しむら たかし)。
戦国時代(劇中では1856年)のとある農村。戦により行き場を失い盗賊と化した野武士(百姓たちは「野伏せり」と呼ぶ)たちに、村人は始終おびえていた。その年も麦が実ると同時に、野武士達が略奪に来るという。村人たちは絶望のどん底に叩き落とされていたが、若い百姓の利吉は、野武士を皆突き殺すべきだと主張する。怖気づく村人たちは反対するが、長老は戦うことを選択し、自らの手で侍を雇うことを思い立つ。百姓に雇われる形で集った7人の侍が、身分差による軋轢を乗り越えながら協力して野武士の一団と戦うというストーリー。
当時の通常作品の7倍ほどに匹敵する製作費をかけ、何千人ものスタッフ・キャストを動員、1年余りの撮影期間がかかったが、興行的には成功し、700万人の観客動員を記録したという言わずと知れた黒澤明監督の不朽の名作品の一つである。(出典:ウッキペディア)
これを舞台化するという。本気か?本当に出来るのか?
例えば、舞台に馬を登場させられるのか?不可能だろう。
本格的な殺陣で迫力のある立ち回りシーンを披露すると謳っているが、大丈夫か?
里見浩太朗なんて82歳だよ!幾らリーダー役と言っても殺陣で息が上がらないかね?
何処まで原作に迫れるのか。危うい気がするなぁ・・・
主演・スタッフは?
舞台での主演は里見浩太朗(82)と京本政樹(60)→どっちも歳食い過ぎじゃねぇ・・・
里見浩太朗は侍たちのリーダー島田勘兵衛役、京本政樹は孤独な剣豪・久蔵役という。
ホントにまともな殺陣が出来るのか。もう少し、何とか成らなかったのかね・・・
老け役が多かった志村喬だって「七人の侍」に出演した時は49歳だよ。あーもう・・・憂うつ。
里見浩太朗が島田官兵衛役~幾らリーダー役といったからって・・・
原作では、7人の侍を率いることになる浪人。そろそろ50に手が届く白髪の目立つ風貌。歴戦の智将だが、合戦は敗戦続きで浪人となる。普段は笑顔が多く、温厚で冷静沈着だが、リーダーとして鋭く叱責することもある。また若い頃の「一国一城の主」という志も肉体的、年齢的に既に叶わぬ己の身に一抹の憂いを見せる場面もある。剃髪した頭をなでるのが癖。剃髪して僧に成りすまし、豪農の子供を盗人から無償で救ったことで利吉達に助けを求められる。当初は「できぬ相談」と拒んでいたが、百姓の犠牲的な熱意や人足の言葉に負け、引き受ける。野武士との戦では地形を生かした策を繰り広げ、戦いを有利に進める。
京本政樹は孤独な剣豪・久蔵役~原作では宮口清二
原作では、修業の旅を続ける凄腕の剣客。勘兵衛の誘いを1度は断ったものの、気が変わり加わる。勘兵衛は「己をたたき上げる、ただそれだけに凝り固まった奴」と評し、口数が少なくあまり感情を表さないが、根は優しいという側面を多々見せる。野武士との戦では北の裏山の守りを受け持つ。「肩衣」はつけておらず、合戦時も他の侍と異なり、籠手(こて)や額当(勘兵衛。菊千代は半首)、腹巻(勝四郎)・腹当などの防具は着用していない。
他のスタッフはと言えば・・・
4人組ユニットふぉ~ゆ~の越岡裕貴(32)が、原作で三船敏郎が演じた菊千代役を演じるという。
ジャニーズJr.内ユニットMADEの福士申樹(28)が岡本勝四郎役で出演。
インパルス堤下敦(41)も出演するらしいが、何の役やる積りなのか?
他に市川知宏・合田雅吏って誰?
里見は「54年の映画に出演されていた先輩方に笑われないように一生懸命頑張って務めたいです」、越岡は「光栄に思うと同時にプレッシャーもありますが、自分らしく精いっぱい演じたい」と意気込んでいるという。まぁ、意気込みだけは良しとして・・・果てさて!?どうなります事やら・・・
監修:佐藤幹夫
上演台本・演出:モトイキ シゲキ
殺陣:渥美 博
日程は?~会場・公演日程
三つの会場で、5月25日~6月21日まで公演するという。会場場所と日程は以下の通り
- 東京公演:東京国際フォーラムC[HP]
2019年5月25日(土) ~ 5月31日(金) / 8ステージ - 大阪公演:クールジャパンパーク大阪TTホール[HP]
2019年6月5日(水) ~ 6月9日(日) / 6ステージ
■愛知公演:東海市芸術劇場[HP]
2019年6月21日(金) / 2ステージ
※【東京】ロビー開場時間:開演45分前/本開場時間:開演30分前
※【大阪・愛知】開場時間:開演30分前
※未就学児童入場不可
席種・料金
【東京】S席:9,000円(税込)/A席:5,800円(税込)
【大阪・愛知】全席指定:9,000円(税込)
原作にどこまで迫れるか
原作の映画の中では、黒澤明が初めてマルチカム方式(複数のカメラで同時に撮影する方式)を採用し、望遠レンズも多用し、ダイナミックな編集を駆使して、豪雨の決戦シーン等迫力あるアクションシーンを生み出している。
さらにその技術と共に、脚本、綿密な時代考証等により、アクション映画・時代劇におけるリアリズムを確立。
黒澤明が尊敬するジョン・フォードの西部劇から影響を受け、この作品自体も世界の映画人・映画作品に多大な影響を与えた。
1960年にはアメリカ合衆国で『荒野の七人』として、2016年には『マグニフィセント・セブン』としてリメイクされている。ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞。
こんなスケールのでかい原作に、狭い舞台で何処まで迫れるというのか!?
東京国際フォーラムって、どんだけ広いの?
舞台に一体何人が同時に立てるのか。
迫力ある合戦シーンなんて舞台で出来るの?集中豪雨シーンなんてどうするの?
大阪のTTホールなんて聞いたことない。
愛知の東海市芸術劇場に至っては・・・全然知りません。
あー、あまり原作のイメージを壊さないようお願いします。
お金出して、到底観に行く気がおきない!
どんな人達が観に行くのだろう?
来年は、黒澤監督の生誕110年。映画公開から60年以上の間、不朽の名作に影響を受けた数々の派生作品が生まれてきたと言われている。10年に山本寛斎氏が監督・総指揮、KinKi Kids堂本光一(40)が主演のスペクタクルショーとして上演されたことはあるが、この評判はどうだったのか・・・あまり高い評価だったとは記憶していないが。
黒澤作品を原作に時代劇作品としての舞台化は「今回が初めて」というが・・・果てさて?
期待倒れに終わらなければ良いが・・・
どうも原作をDVDで観た方が間違いない様に思えるな。