平成28年10月21日(金)かかりつけ医から紹介状をもらい、その病院を訪ねたが、看取りの患者ばかりで入院費用も結構高額と聞きその場で入院を断った。
そんな経緯だったが、職員は親切にも近くの他の病院を紹介してくれた。
しかも、その病院の前まで案内してくれた。
今どきこんな事までしてくれる職員は珍しい。
丁重に礼を述べて別れ、その紹介先の病院を訪ねた。
院長には会えなかったが、ソーシャルワーカーの人に病室まで案内してもらった。
お世辞にもあまり新しい病院ではなかったが、先程の看取り患者ばかりがいた病院よりは遥かにましだ!
午後には、この○○病院から電話がかかってくることになり、入院の目途が付いた。
翌日、○○病院に出向き、担当医と話をし、10月24日(月)には入院することになった。
五反田のリハビリ専門病院を退院して、また13日しか経っていなかった。
この○○病院の担当医から、左大腿骨骨折の手術をした病院の担当医に念のため電話をしてくれたみたいだ。
案の定やんわりと断られ、そちらの○○病院に入院させてあげて下さいと言われたらしい。
事実上の診療拒否だ!
しかし、母自ら招いた行為だ!
延命治療は要らない。
本人は、治療も薬も食事も拒否した。
これでは手術先の病院で断られても仕方がない。
まず手数のかかる母だ!
当日はディサービスに行っている施設の介護車を手配してもらい、診察に出向いた。
レントゲン、採血をしただけで即入院となった。
身の周りの物を持ってきて置いてよかった。
入院先で必要となるものは各病院で違っているので、これも面倒な事の一つだ。
担当医の話ではかなりの脱水症状がみられると言われた。
もう10月で汗も大してかかない時期に来ているのに脱水症状とは・・・
やはり、腎機能がかなり低下していることの影響らしい。
北本の病院で手術せずに10日間も痛み止めの薬や注射をしたせいだ!
左大腿骨骨折が高齢者には命取りの状態になるという典型例だ。
担当医からは相当腎臓が悪化しているし、脱水症状を招いている。
まず、点滴をして様子を見るしかないと言われた。
一日置いて、母の様子を見に行ったが点滴をしていてもあまり元気がない。
何日かして担当医に単刀直入に聞いた。
母は後、どのくらい生きられるのか?と・・・
在宅介護をしても今のままなら長くて1年・・・短ければ半年と言われた。
あまりの短さに正直驚いた。
そして、又驚かされるのは差額ベッド代だ!
1人部屋では3万円近くかかると言う・・・相部屋が空くのがいつになるか、まだ分からないと言う。
仕方がないと腹をくくる。
ソーシャルワーカーの担当者に相部屋に早く移れる様に依頼する。
11月中旬には長男が豊田市から帰省して来た。
翌日には長男、長女を連れて4人で母の見舞いに行った。
母は長男の事が殊の外お気に入りで顔を見せるだけで喜ぶ。
久しぶりに笑顔を見た。
母を見舞った翌日には長男が彼女を家に連れて来た。
大人しい感じの良い子で早く結婚してくれないかなぁと心底思った。
母は点滴と投薬で大部元気になった。
丁度、1ヵ月余りで退院できた。
11月24日になっていた。