激安販売で知られる「スーパー玉出」の創業者が、大阪の歓楽街で売春に使われると知りながら、暴力団関係者に店舗を貸し、賃料を受け取った疑いで逮捕された。組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、スーパー玉出の創業者・前田託次容疑者(74)。捜査関係者への取材で分かった。
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スーパー玉出は前田託次容疑者が昭和53年、大阪市西成区に1号店をオープン。「日本一安売王」を掲げ、「1円セール」などの激安販売と派手な外観で人気を集め、大阪市内や大阪府南部を中心に店舗を拡大させた。
社 名:株式会社スーパー玉出
本 社:大阪市西成区玉出中1-12-9
設 立:平成4年(1992年)3月24日
資本金:1000万円
代表者:前田 託次
年間売上高450億円
社員数:1800人
店舗数:54店舗
事業内容:生鮮食品を中心としたスーパーマーケットのチェーン展開。
2018年7月に、「スーパー玉出の45店舗」は、親会社の「玉出ホールディングス」が、大手鶏卵会社のイセ食品会長が率いる不動産会社に事業を譲渡し、屋号は同じで営業中。
45店舗で売り上げは、450億円。
前田容疑者は名物社長としてメディアにたびたび登場する一方、過去には「外国人の不法就労事件」や「留学生の時間超過労働事件」などで摘発され、暴力団との関係が度々指摘されていた。
前田託次容疑者の顔写真
店舗の写真
大阪市西成区の歓楽街「飛田(とびた)新地」で売春に使う店舗を暴力団幹部側に貸し、売春の売り上げと知りながら賃料を受け取ったとして大阪府警捜査4課は3日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で大阪府内を中心に展開する「スーパー玉出(たまで)」の創業者で、6月までスーパーを運営していた「株式会社スーパー玉出」社長、前田託次(たくじ)容疑者(74)を逮捕した。
同課は同日朝から関係先の家宅捜索にも着手。受領総額は数千万円に上る疑いがあるとみて、裏付けを進めている。
捜査関係者によると、店舗は飛田新地にあった「銀河」(閉店)。捜査4課は今年5月、同店で女性従業員に売春相手を紹介したとして、売春防止法違反(売春の斡旋)容疑で指定暴力団山口組系極心(きょくしん)連合会(本部・大阪府東大阪市)の幹部(65)や幹部の内縁の妻(55)らを逮捕した。
スーパー事業の譲渡について、前田託次氏は「今年で74歳になることを踏まえ、信頼できる会社にスーパー玉出を発展させてもらいたい」と語っていた。
前田託次「スーパー玉出」創業者・社長逮捕の容疑は、暴力団への売春に使う場所の提供だったが、「スーパー玉出」関連の悪い噂は過去に色々あった。
過去のトラブルの数々
1998年:不法滞在のフィリピン人を働かせ摘発!
2009年:50代のパート従業員がくも膜下出血で過労死。残業代未払いも発覚し社長は書類送検。(女性の時間外労働時間は147時間)、社長はその後も関西の番組にタレントのように出演していた。
2018年8月:外国人店員不法就労の疑いで書類送検へ
外国人留学生らを違法に働かせていたとして、入管難民法違反の疑いで書類送検されたのは「スーパー玉出」の前田託次社長ら幹部3人と働いていたベトナム人や中国人の留学生ら十数人。記者直撃にも「スーパー玉出」社長は笑顔で応対。
まぁ、過去にこれ以上あって、逮捕も書類送検にも慣れっ子になっているようだ。
一部噂で、前田託次氏は在日韓国人で、「名前は、朴託では?」という情報もある。
理由は、「10年以上前、スーパーのチラシに顔写真付きで「朴託」という名前で載っていた」というものだが、そのチラシが判明していないので確定は出来ていない。
まぁ、場所柄、何があっても不思議はない。
また、そんなことで動じるご仁でもなさそうだ。
ただ、今回の売春の場所を提供していたという逮捕容疑は、暴力団とズボズボの関係だった事を良く洗い出してくれそうだ。
安けりゃいいという発想も程度問題だろう。
不法就労や過労死があって営業出来る神経が底知れない。
消費者も考えなければいけない問題だ。
要するに、ブラック企業なのだから・・・