テニスの4大大会、全豪オープン女子シングルスで初優勝した大坂なおみ(21)=日清食品=の世界ランキングが28日、アジア勢で男女を通じて初めてシングルス1位になった。
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WTAは女子プロテニスを統括する団体。1970年9月23日にアメリカテキサス州ヒューストンで設立。現在のCEOは2015年10月6日よりスティーブ・サイモンが就任している。
女子テニスツアーを統括するWTAが同日付で発表した最新ランキングで、大坂なおみは自己最高だった前回の4位から、さらに順位を上げた。
1975年から始まった1年間の成績をコンピューターで換算する現行のランキング制度では、女子で26人目の1位。
日本選手では、女子は95年の伊達公子、昨年の大坂、男子は2015年の錦織圭が記録した4位、アジアでは4大大会を2度制した李娜(リー・ナ:中国)が14年2月にマークした2位が最高だった。
13年9月にプロ転向した大坂が4大大会に初参戦したのは16年の全豪で、大会後のランキングでは108位。
18年の全豪では4大大会で初めて4回戦に進出し、53位に上昇した。同年3月の「BNPパリバ・オープン」を制してツアー初タイトルを獲得すると、全米オープンでも頂点に立ち、ポイントを重ねた。昨年10月には日本勢最高に並ぶ4位となった。
1位の座に最も長く居たのが、通算で377週のシュティフィ・グラフ(ドイツ)。1969年6月14日 生まれ:現在49歳
現役引退後の2001年10月22日にアンドレ・アガシと結婚、2児とともにアメリカ・ラスベガス在住。2004年7月11日に国際テニス殿堂入りを果たしている名プレーヤー。尚、1991年3月11日まで「186週」連続世界1位の座を保持した。これは今なお、女子テニスの史上最長記録である。
次が332週のマルチナ・ナブラチロワ(米国)、319週のセリーナ・ウイリアムズ(米国)が続く。
その一方で、2週や4週という短期間で1位の座を明け渡した選手もいる。大阪と同様に4大大会を初制覇から2連勝したジェニファー・カピリアティー(米国)は17週にとどまった。
世界1位の称号を得た事で、大坂は「私に勝ちたいと思う人が増え、ベストを尽くしてくると思う」と受け止めつつ、「今までと大きく変わらない。1位になることがゴールではない」と話す。
次戦は、カタール・オープン(2月11日開催:ドーハ)に出場予定。4大大会は5月26日に開催するクレー(赤土)コートの全仏オープンになる。
球速が遅くラリー戦になりやすいコートへの対応力が問われるが、大坂は「1年間に全部(年間グランドスラム)という話もあるけど、そうなれば嬉しい」と意欲的。貪欲に勝ち続けることしか、念頭にないようだ。凄い!
かなり長くとどまるのではないか?
21歳とまだ若く、これといった故障も見られない。
伸びしろはまだまだ十分ある。
課題とされていたメンタル面も強化され、ピンチに陥っても立て直せるようになった。「チームなおみ」のスタッフの面々のバックアップ体制も万全だ。
ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチのアブドゥル・シラーの存在。
トレーナーの茂木奈津子
そして、ナショナルチームの吉川真司コーチの存在。
特に、シラー氏は、以前ウィリアムズ姉妹のS&Cコーチを4年間していたという。
正に女王育成チームと言えるのではないか。
そしてやはり、2018年からコーチに就任した『サーシャ・バジン』の存在が大きい。ミスが続くと落ち込む大坂選手を精神的にアグレッシブに変えた手腕は高く評価されている。
『試合中はポジティブでいる事!』
『イライラしたり、ネガティブになる要素なんてどこにもない。人生は素晴らしい、天気も素晴らしいし、楽しくやろうよ!って彼女にはいつも言っているよ』と語る。
今の所、「チームなおみ」に、これと言った不安な要素が見当たらないのだ。
これからの女子テニス界は、当分の間彼女を中心に回って行く感じがする。恐らく年間グランドスラムは、早々に達成するであろうし、当分はトップの座に君臨し続けるのではないか!?
ナショナルチームの吉川真司コーチ!
早くから、大坂選手の援護をして来て良かった。
もう少し、遅かったら彼女はアメリカにさらわれて行ってたことだろう。
日本のテニス界が早い内に、彼女の才能を見出し援護しなかったら、彼女の父親は、きっとアメリカになおみ選手を預けていただろう。日本が早くから援護してくれた事に父親が恩義に感じてくれたからこそ日本に託してくれた。
日本は、正に千載一遇のチャンスに恵まれた訳だ。
これを来年の東京五輪に生かさない手はないなぁ・・・