芸能人が時事問題を語る1月13日のフジTV系「ワイドナショー」で松本人志(55)が指原莉乃氏(26)に「お得意のからだを使って何とかすれば」と発言し、『常軌を逸したセクハラ発言』と批判を浴びている。
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松本は、20日の同番組で「堅苦しくしゃべらなあかん世の中か」とぼやき、発言撤回も謝罪もなし。発言をカットせずに放送したフジ局の姿勢が疑問視されている。
指原氏は、13日の番組でアイドルグループNGT48メンバーの暴行被害告発問題について、同グループの運営実態を批判。
ゲストで社会学者の古市憲寿氏から、「指原さんがNGTのトップになったら」とツッコミを受け、指原氏は「私がなっても何もできないと思う」と話した。
問題のセクハラ発言はこの直後に飛び出した。指原氏は「何言ってるんですか?やば」と驚愕した。
放送後、ツイッター上で『冗談の積りだとしても女性蔑視の姿勢があからさまに出ている』『完全にアウト。面白くもない』と批判が渦巻いた。
番組は事前収録で問題部分をカットすることもできたが、松本は20日の番組冒頭で「この番組は僕の発言をカットせずに使っていきたいという暗黙の了解がある」と説明。
「俺が『カットして』と言ったらカットされる。何で言わなかったのか。鬼のようにすべってたからだ。すべったから恥ずかしくて言えない」と笑いを誘い、「炎上はこの先もしてゆく。これはしょうがない。」などと語っている。
ネット上では<開き直りだ><『シモネタをやめる=親しみが表現できなくなる』と思っているのまさにオジサンの発想でうんざり>などと批判が再燃している。
牟田和恵氏・大阪大学教授(ジェンダー論)の解説
セクハラ問題に詳しい同教授は、松本の発言を「あたかも『枕営業すれば』と発言し笑いの種にした。言葉の性暴力に等しい」と断じる。
ワイドナショーでの松本の発言が批判されたのは、実はこれが初めてではない。以前には、前財務事務次官の女性記者セクハラ問題では「私としてはセクハラ6、パワハラ3、ハニトラ(色仕掛け)1でどうか」と語っている。(2018年4月22日放送)
芸能人の権利擁護に取り組む佐藤大和弁護士は「(松本と指原氏の)当事者間だけの問題ではない。松本氏のセクハラ意識の欠如も問題だが、誰が見てもハラスメント発言を公共の電波で流すのは、不快になったり傷ついたりする視聴者の存在を無視するに等しい」と、発言を地上波で流した局側の責任を問う。
芸能評論家の肥留間正明氏は「時事問題にタレントの感想を使う番組が増え、社会正義も笑いも一緒くたに扱っている。タレント依存主義だ。松本氏のようなベテランで力が強いタレントにひれ伏している」と制作サイドが松本氏の機嫌を損ねないよう忖度(そんたく)している可能性に言及している。
13日の放送で批判を受けたフジTVは17日、毎日新聞の取材に「視聴者のさまざまな意見を今後の番組作りの参考にする」と回答した。参考にした結果が、20日の松本氏の釈明となった訳だ!?
世間の批判や識者の批判がまるで反映されていない。いつまで、こんな誠意のない回答を繰り返せば気が済むのか、TV局の報道姿勢が今問われている。
今に取り返しの効かない『失態報道』がなされる危険性をはらんだまま、日常的に放映がなされている。マスコミ人としての矜持が問われているのに、テレビ局にはその自覚がまるでないようだ。
要は感覚がマヒしている。批判しやすい奴は徹底的に非難し、そうしにくい奴には法被りだ。
情けない限り・・・視聴率さえ稼げれば何でも良い訳だ
経営陣は全員頭丸めて出直した方が良い。
バカなタレントに意見も出来ないぐらいなら番組作りを辞めるべきだな。