今年の3月、愛媛県松山市が活動拠点のアイドルグループ「愛(え)の葉(は)Girls」のメンバーとして活動し、3月に自宅で首を吊り亡くなった大本萌景(おおもと ほのか:当時16才)さんの遺族が、自殺は所属会社「Hプロジェクト」のパワハラや過酷な労働環境で精神的に追い詰められたためとして、代表取締役らに計約9200万円の損害賠償を求める訴訟を松山地裁に起こすことが判明した。
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ご当地アイドルブームが盛り上がりを見せていた2012年12月に『歌って、踊って、耕す』アイドルとしてデビューした。
JAや自治体が主催するイベントなどで、精力的に農業の魅力をPRする活動を続けてきたが、萌景さんの死を受けて、3月末に活動を自粛。デビュー以来、レギュラーメンバー・研修生を含めて10人以上が卒業や活動を辞退するなどして、最終的には5人編成となっていた。
遺族側の説明によると、愛の葉Girlsはアイドルとしての活動以外に農作業もして農業の魅力を発信するグループだった。大本さんは中学生だった2015年にオーディションを受け同社に所属した。
しかし、物販などのイベントが1回に10時間以上もあり、早朝から深夜まで拘束される重労働だった。充分に休みも与えられず、脱退を申し出るとスタッフから暴力的なメッセージを受けるなどのパワハラを複数回受けたと主張している。
名 前:佐々木貴浩(ささきたかひろ)
生年月日:1968年(50歳)
出 身:愛媛県新居浜市
実 家:割烹料理店
会 社:Hプロジェクト株式会社
所在地:愛媛県松山市中野町甲726-2
事業内容:農業タレント育成、イベント企画、青果物の生産卸など→今回の大本萌景さん(16)が
所属していた愛の葉ガールズを結成した人物である。
役 職:代表取締役
グル-プを脱退したいと訴えた大本さんに事務所スタッフは、「次また寝ぼけたことを言い出したらマジでブン殴る」などとLINEでメッセージを送ったらしい。
メッセージを送ったスタッフの責任は当然にあるとして、そういう行為を日常的に放置させて来た最終的な責任は、当然、社長である佐々木本人が負うべきものであろう。
高校の進学費用を会社側が貸し付ける約束だったが、今年3月、脱退の意向を知ったスタッフが貸し付けを撤回。その日の夜、代表取締役の佐々木がLINE(ライン)の通話で大本さんに謝罪を求め、1億円を払えと要求されたと友人に打ち明けたと遺族側は主張している。大の大人が未成年者にする行為か?これが・・・
大本さんは翌日、母親に対し代表取締役に会うことが「怖い」と話している。そして、出演予定だったイベントに現れず、自宅で自殺しているのを母親が発見したという。何ともやり切れない事件である。
佐々木代表取締役は、10日取材に対し「1億円の件は話したことはない」と否定している。長時間の拘束については「イベントは労働基準法に照らし、年齢に応じた出演時間を超えない様にしていたが、ミーティングなどで遅くなることもあった」と話している。しかし、スタッフのLINEの文章を見る限り、相当高圧的な態度である。
大本萌景さんは生前、仕事を「辞めたい」とこぼしていた。
遺族側は提訴の理由を「真実を明らかにすることで、同じ夢を持つ子に役立つことがあれば」と話す。
中学2年でオーディションに合格すると、大本さんの生活は一変した。ダンスや歌のレッスンは平日週3,4回。週末はイベントでの物品販売、会議などで埋まり、早朝から深夜まで長時間拘束も度々・・・
通信制の高校に入学したが、週2回の登校日もなかなか通えなかったらしい。また、当初は「研修生」という扱いで無報酬。レギュラーメンバーになって初めて報酬を得られたが、平均で月3~4万円だったという。
母幸栄さん(42)は「(ファンから)人気があったから我慢できたんだと思う」と振り返る。休みがなかなか取れず、レギューラーになった頃から「つらいんよ、辞めたい」と口にする様になったという。
幸栄さんが何があったのか尋ねても詳しく話そうとしない。事務所との契約で活動内容の口外を禁止されていたためかと今は思っている。
萌景さんは、全日制の高校に通うために事務所からギャラを前借していたらしい。母の幸栄さんは「萌景は、土日休みの全日制高校に進学することで「愛の葉ガールズ」との二足のわらじを全うしようと決意していました。何でも自分で決める子で、一度目標を決めたら、それに向けてまっすぐに進む意思の強さがありました。」と話す。
もう一回、高校1年からやり直そう、家族に迷惑をかけたくないという強い意思で「愛の葉ガールズ」のギャランティを前借して、全日制高校の学費に充てることに決めました。
しかし、ギャラを前借していたためか、学校へ通学する事で事務所側が大本萌景さんを完全に支配下に置いていた節が感じられる。
遺族側の話を真実とすれば、事務所側の態度はまさに言語道断の対応である。まだ、未成年の子を預かって、この様な芸能活動をさせる資格は事務所側には全くない。スタッフ云々の話などではなく、未成年の子を働かせるという事について、親の承諾は当然の前提である。
この事務所が、まともな法的手続きを踏んでいるとは到底思えない。学業を無視して稼がせるだけ稼がせて搾取する。どう見ても、自殺の原因は事務所側のパワハラ、長時間労働にあるとしか思えない。それもこれも最終的には、代表取締役だった佐々木という人間が全責任を負うべきである。
日本エンターティナーライツ協会(東京)によると、地方アイドルから「辞めさせてもらえない」「セクハラ・パワハラを受けた」との相談が多数寄せられているという。
協会の望月宣武弁護士は「事務所が未成年のメンバーの体調や学業との両立に配慮せず、家族や友人との関係も断ち切らせて従わせているとしたら、大問題だ」と指摘している。
しかし、現実には、こうした奴隷的拘束を課した契約が横行しているのではないか?未成年者が親の承諾や法定代理人の承諾無しにした契約は一切無効とする様な強硬な法制度の整備が必要な時代になってきているのではないか?
民法の規定だけでは守り切れない事態になっているのではないか?法的な知識に疎い未成年者が押し付けられた契約などは一切無効であり、奴隷的拘束を締結させた輩には罰則を課するぐらいの強硬手段が必要なのではないだろうか!
また奴隷的拘束でないと主張するなら、その立証責任などは全部事務所側に負わせるべきである。本来、被害者側が負うべき責任ではない。とにかく一考の余地があると考えさせられた事件である。
こんな事がまかり通る世の中なら亡くなった子供がまるで浮かばれない。厳罰を処しても良い事件なのではないか?
辞めると言ってる人間が全日制の高校に移るから、お金を貸してほしいと事務所に頼みに行く親がいるのか?
定時制の高校さえ、まともに行けていないのに昼間の学校に行ってアイドルの仕事が両立出来る訳ないじゃないか!普通は出来る訳ないだろう!
ちょっと考えてみれば分かることではないか?
それに辞める前提の人間に高校を移るために金を貸す会社が本当にあると思っていたのか?
思っていたとしたら、この母親の考え方も態度もかなりおかしい!
子供をちっとも守れていないじゃないか!
子供におんぶにだっこして貰っているだけじゃないか。
父親はいないのか?
記者会見には全く出てきていないが・・・
離婚しているのか?
娘に高校に行かせられる蓄えは全くなかったのか?
母子家庭で高校に行かせられる余裕がなかったのか?
この辺の事情が今一つ分からない。
子供を全然守れなかった親が今頃になって訴訟を起こすのか?
それなら、この親も子供の金を当てにしていただけじゃないか?
疑問が疑問を呼ぶ!
責任感の強い子供がすべて自分自身で問題を抱え込んでしまい、周りに頼れる大人がまったくいなかったのか?だとしたら、この子の親もおかしい。こうなる前にしかるべき人に相談すべきではなかったのか!
母親はどんな仕事をしていたのか?相談相手もまっくいなかったのか?
子供が喋らないから黙って見ていたのか?だとしたら、この子の母親の態度はかなりおかしい。
子供を全く守れない親が許されると思っているのか!
少し、おかしな感じがする事件だ!
どちらの言い分が正しいのか、司法の判断を待つしかない様に思えてきた。