みやぞんって本当にいい人なの?現場から聞こえてくる数々の悪評!
もはや夏の風物詩のひとつともなった日本テレビ系列長寿番組「24時間テレビ:愛は地球を救う」が25~26日にかけて放映された。同番組内で恒例となっているのがマラソンだが、今年はお笑い芸人の「みやぞん」が前人未到のトライアスロンに挑戦し無事完走し、視聴者からは多くの感動の声が寄せられた一方で、批判的な意見も多数寄せられたようだ。
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みやぞんの現場での悪評・・・挨拶せずタバコふかす、共演者に愛想なし
ANZEN漫才のみやぞん。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などで見せる“ド天然”ぶりながら、じつは運動神経が抜群。リーゼントヘアに困ったような笑顔がトレードマークとして世間に定着した。
ブレイクのきっかけは、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の『お笑いイミグレーション NEXT!』に出演したこと。
もともとは歌ネタがウリだったのですが、あまりの「おバカっぷり」がとんねるずの目に留まり、番組の常連に。その後、『イッテQ!』にも抜擢され、司会のウッチャンから“マンガのような人生だな!”と目をかけられるなど、TV界のレジェンドたちから愛されたのが大きかった。変わらず好感度は抜群!
その人気ぶりを受け、2017年のテレビ出演本数が370本にも上り、「日経トレンディ」(日経BP社)の「今年のヒット人」にも選ばれ、「ぶっちゃけ忙しいっちゃあ忙しいですね」とコメントしていたみやぞん。
一方で性格面も「いい人」とされており、インターネット上では「ドッキリ企画に引っかかっても、逆にひっかけたほうを心配してくれる」「ファンでもなんでも一般人には神対応」などと絶賛する声が多い。しかし、同業者から聞こえてくる声はちょっと違っているのだ。
「そうなんですかね。僕はあまり「いい人」という印象はないんですよね」とは、みやぞんと仕事をしたことのあるお笑いタレントだ。
「確かに、めちゃくちゃ忙しいということもあり、疲れているというのもあるのでしょうけど、先輩の僕が楽屋に入っても挨拶はしないし、ダルそうにちょっとうなずくだけ・・・収録が終わると、まずは椅子に座ってプカーっとタバコをふかしているところをよく見ます。
また、天然がウリで優しい人みたいなイメージですが、実際はそんなことはないですよ。我が強い感じですし、ちょっとした先輩たちには愛想を振りまく感じではないですね。大物の前ではまた違うのかもしれませんが……。
そのため、みやぞんのことをよく思っていない芸人さんも多いです」と語る。
いじられキャラでありながら、じつは野球とキックボクシングで鍛えたコワモテでもある「みやぞん」。
ただの「いい人」だけでは、芸能界で生き残れないのかもしれない。こんな一面もあるらしい「みやぞん!」
視聴者も一度、この人物を引いて良く見た方が間違いないみたいだ。
そのみやぞんがトライアスロン完走!
今年は例年とは異なり、トライアスロンをおこない、マラソン部分以外は「24時間テレビ」の放送枠外で中継されたのだが、なぜこうした形になったのか。関係者が理由を語る。以前からマラソンを少しでも長距離にする努力をしてきましたが、その結果なんだそうである。
マラソンを長距離にする努力とはどういうことか?
この番組の最大の目的は『感動』だからです。24時間テレビの会議に集まったスタッフを前に責任者が最初に言うのは『今年も感動を与えます』『今年も視聴者を泣かせましょう』という決意表明です。つまり、チャリティーの普及や理解度を深める努力ではなく、視聴者をどれだけ泣かせられるかに命をかけているわけです。
おかしな話だが、チャリティーは二の次で感動を与えることが最優先事項になっているようだ。こうした背景があるため、数年前からマラソンも改善が求められてきました。『毎年のことでマンネリ化しているため、距離を増やさないと感動が薄れてしまう』との意見が出ていたんです。そのため、200キロマラソンや300キロマラソンなど、距離を増やす案が浮上していました。長距離を走る姿は確実に視聴者が泣くという考え方からです。
長い距離を走れば泣くとは、一体誰が言ったのであろうか?
今年の24時間テレビはこうした意見を受けて長距離が想定されました。しかし、ご存知のように今年は熱中症が続発しましたし、過去にはマラソン中に心肺停止に陥る人もいました。そのため、長距離マラソンは危険と判断されたわけです。ただし、感動させるためにはいつも以上に頑張らないとダメだと、折衷案として急遽トライアスロンになったわけです。
『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で驚異の身体能力を披露している「みやぞん」が挑んだのは、「マラソン」に「スイム」と「バイク」を合わせた過酷なトライアスロンだった。
1.55キロの「スイム」と60キロの「バイク」を終えたみやぞんは疲労困憊の状態に陥るも、残り100キロの「ラン」を見事に走り抜いた。ハードな競技をクリアしたみやぞんに賞賛の声が上がっている一方で、インターネット上では番組に対する批判も続出した。
批判的な意見の数々は以下の様
- タレントを酷使し過ぎ!
灼熱の炎天下でトライアスロンをさせるのは、さすがにみやぞんがかわいそう。今年の夏は例年より暑いんだから、事故が起きなかったのが本当に奇跡など、「芸人を酷使しすぎ」と指摘する声が多数見られた。
- 感動の押し付け:毎年、障がい者を見世物にしてる!
「感動の押しつけ」といえば、障がい者にスポットを当てた「チャレンジ企画」に非難が集まるケースがしばしばある。同企画は、足の不自由な人が登山に挑戦したり、知的障がい者の子どもたちがコンサートをするなど、「障がい者が何かにチャレンジする」というコンセプトが主軸だ。
今年の放送では、森三中ら女性芸人が耳の不自由な子供たちとヲタ芸にトライしたが、ネット上では「毎年、障がい者を見せものにしているとしか思えない」など、否定的な意見が続出している。
1992年放送の第15回から恒例となったチャリティーマラソン!
過去には間寛平やTOKIO・城島茂といった名立たる芸能人が登場している。
番組が本来掲げていたはずのチャリティ精神を、もう一度思い出して番組作りをしないと、視聴者にそっぽを向かれるのも時間の問題かな?
「感動を与えて泣かせましょう」だけでは、完全にマンネリ化している。
視聴者が、それほど何時までもバカばかりではないことを肝に銘じた方が良い時が来ている。