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仲邑菫さん!囲碁界に新星誕生・史上最年少(10歳)でプロ棋士に

2021/03/16
 
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囲碁の日本棋院は5日、小学4年生の仲邑菫(なかむら すみれ)さん(9)=大阪市此花区=を、プロ棋士として採用すると発表した。世界で戦うため、才能ある小学生を早くから鍛えようと昨年末に新設した「英才特別採用」の第1号となった。

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仲邑菫:日本囲碁界に女子の新星誕生

4月1日付で、10歳0ケ月でのプロ入りは藤沢里菜女流本因坊を超える史上最年少。東京都内での記者会見で薫さんは、はにかみながら「これからよろしくお願いします」とあいさつした。

 

「中学生のうちにタイトルを取りたい。井山(裕太5冠)先生のような棋士になりたい」と目標を語った。東京都千代田区の日本棋院であった記者会見ではじっくりと考えながら、落ち着いた口調で質問に答えていた。

 

薫さんは仲邑信也九段(45)と、アマ強豪の幸(みゆき)さん(38)の長女。こんな環境の中で育った薫ちゃん!将来はタイトルを総なめにするかもしれない。末恐ろしい。

 

採用にあたっては、昨年張栩(ちょう う)名人(38)が試験対局し、井山五冠ら七大タイトル保持者やナショナルチームの監督らが、見守る中で審査を行ったという。

 

その結果、囲碁界に史上最年少の新星が誕生することとなった。小学4年生でプロ棋士の初段になることが決まった仲邑菫さん(9)。まだ、こんなあどけない可愛い幼い子がプロとは・・・もの凄い子がプロ棋士として誕生したものだ。

史上最年少のプロ棋士誕生:井上五冠も絶賛!

一夜が明け、プロデビューで発表された後とあって菫さんへの注目度は一気にアップ。テレビカメラ約20台、約100人の報道陣が詰めかける“菫フィーバー”に、日本棋院からは早くも当面の間は家族を含めて個別取材の自粛要請が出た程だ。

 

薫さんは6日、東大阪市役所で日本囲碁界の第一人者である井山裕太5冠(29)と公開対局を行い、時間切れによる打ち掛け(途中終了)となった。

 

「打ててうれしかった」という小学4年生の天才少女に対し、井山5冠は「今まで見たことがない才能だと思います。自分の9歳の頃とは比べものにならないくらい強い」と絶賛した。

堂々とした手つきで碁石をうつ中村薫さん

 

史上最年少プロ棋士となる9歳と、2度の7冠で国民栄誉賞を受賞した囲碁界のレジェンドの対局は、勝敗がつかないまま終了した。この日、東大阪市役所で開催された「井山杯 新春囲碁フェスティバル」で、昨年の井山杯小学生の部優勝者として記念対局を行った。

 

父の仲邑信也九段(45)と手をつないで姿を現した菫さんは、座布団を2枚重ねにしたイスで向き合った。最もハンデが少ない「先番」で戦い、約1時間20分後の打ち掛けの時点では井山5冠が優勢となっていたが、「こちらがはっきり言って押されているというか、非常に苦しい内容でした」と、井山5冠が苦笑いで振り返ったほど。

 

昨年の同大会でも対局しており、「この1年の菫さんの成長速度と努力に大変驚かされております。ほんと恐ろしい子だなと思いました」と、本音をのぞかせた。

対局後、大盤の前で東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」のぬいぐるみを手に笑顔の仲邑薫ちゃんと井上裕太五冠!

 

対局後の会見では、昨日と異なり、一転してモジモジ。この日の対局の感想を問われると、父と顔を見合わせながらはにかんだ照れ笑いを浮かべ、「打ててうれしかった」と言うのが精いっぱいだった。

〇仲邑 菫(なかむら・すみれ)アラカルト

▽生まれ 2009年3月2日、大阪府出身。9歳の小学4年生

▽父 日本棋院関西総本部所属の信也九段(45)

▽母 元囲碁インストラクターの幸(みゆき)さん(38)

▽囲碁歴 3歳から

▽修業 昨年から両親とともに韓国・ソウルへ渡り本格的に勉強

▽プロ入り 日本棋院が中国、韓国に対抗するプロ棋士養成のため新設した「英才特別採用推薦棋士」第1号に選ばれた

▽好きな食べ物 焼き肉とキムチ鍋

▽好きな教科 体育

▽尊敬する棋士 井山裕太5冠

 

〇主な戦歴(相手の肩書や年齢は当時)

▽5歳6か月 14年9月21日、朝日・関西アマ女流名人戦でアマ初段~アマ三段のクラス「Bグループ」で優勝。有段者グループでの史上最年少V。

▽6歳2か月 15年5月31日、朝日少年少女名人戦府大会「小学生の部」で高学年の男子に勝つなど、45人中4位に入賞。

▽7歳2か月 16年5月5日、35人が参加した「朝日少年少女~」で優勝。

▽7歳6か月 16年9月25日、「朝日・関西~」でアマ四段以上のクラス「Aグループ」優勝。

▽8歳 17年11月、韓国国内の学生大会で小学生低学年の部で優勝。

▽8歳10か月 18年1月6日、イベント「井山裕太杯」で井山裕太7冠(28)と「置碁」(仲邑さんが圧倒的に有利なハンデ)で打ち、健闘するも打ち掛けに。井山7冠は「自分も小学3年生の時に全国大会で優勝したが、その時よりも強いかもしれない」。

▽9歳9か月 18年12月13日、採用試験対局で張栩名人(38)と「先番逆コミ」(仲邑さんが比較的有利なハンデ)で打ち、引き分け。張栩名人は「9歳でこれほど力を持つ子供は見たことがない。衝撃的。小学生時代の井山さんとも打ったが、当時の彼より上を行っている」と語った。

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まとめ

 末恐ろしい女の子が現れたものだとつくづく思う。
将棋の藤井聡太七段といい、ホント最近の若い子の成長には驚かされる。

 

中国や韓国では国をあげて囲碁に取り組んでいるという。
あまりに幼い内から将来を決めてしまっていいものか?
悩みどころだが、幼い子でも意思はある。
両親は口をそろえて「薫は気が強く、負けずぎらい」と語る。

 

薫さん本人も「勝ったときがうれしい」と言い切る。
3歳から両親が指導し、小学2年生から韓国で研鑽したことで才能がより一層開花したらしい。
 

韓国では、母親の幸さんとゲストハウスで長期滞在し道場に通い、囲碁漬けの毎日だったという。
韓国の学生全国大会の小学生低年の部で優勝し、高く評価された。(これが8歳 17年11月の時)

 

幸さんは「日本の9歳でこれだけ勉強時間を積み重ねた子はあまりいないと思う」と成長を見守る。
囲碁や将棋は才能だけで勝てるものではない。
才能をより開花させる膨大な勉強時間が必要なのだ。
才能+環境(両親を含めて)+本人の努力+勉強時間・・・非の打ち所がない。

 

現在、薫ちゃんは毎日6~9時間囲碁の勉強に打ち込んでいるという。
素人がとやかく言うべきではないなぁ。
どんな名人に育ってゆくか、楽しみにただ温かく見守ってゆくだけだなぁ。

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