清原和博(50)は2016年2月3日に覚せい剤取締法違反(所持)で現行犯逮捕されている。同年5月31日に東京地裁より懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡され、刑が確定していた。現在、執行猶予中の身であるが、元プロ野球選手・清原和博氏(50)の告白本が27日に文藝春秋から発売されることとなった。今日はこれに焦点を当てて書いてみた。
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清原和博(きよはら・かずひろ)
生年月日 1967年8月18日(50歳)
身 長 188cm
体 重 不明(相当、太っていると予想される:糖尿病治療の効果不明)
職 業 元プロ野球選手・タレント
活動期間 プロ野球選手 1085年~2008年
元プロ野球選手・清原和博は現在、東京で一人生活をしているらしい。
昨年までは大阪で持病の糖尿病治療に当たっていたようであるが、今は東京に戻ったようである。
刑の言い渡し後はあまり表に現れず、ひっそりと暮らしてきたようである。
それが、今度、文藝春秋から「清原和博 告白」というタイトル本を出版し、久々に世間の注目を浴びる事になった。
しかし、手記の出版自体は裁判前から早くも囁かれていた。
巨人時代、清原被告に「覚醒剤を調達してやった」と証言した元メジャーリーガーの野村貴仁氏(48)が裏で動いているという噂は裁判前からすでに流れていたので、あまり驚くには値しない出来事である。
文藝春秋がかねて予定通りの計画を実行に移したまでの事である。
告白本のタイトルは「清原和博 告白」となっており、“怪物”と呼ばれたPL学園での高校野球時代から、薬物で逮捕され依存から抜け出すことなど、「栄光と転落、挫折と屈辱の反省の記録」と題している。
結構、売れるのではないか?
話題性としては充分すぎるほど充分である。
覚せい剤取締法違反で起訴された清原和博被告が、3月17日に保釈保証金500万円で保釈された後は、持病の検査・治療のために入院先:松戸市「千葉西総合病院」へと直行した。入院先の病院はVIPルームもある万全の設備を備えた病院である。
持病の入院といっても「薬物依存治療」ではない。血糖値900以上(通常は100〜140)とも言われた重度の糖尿病治療のためである。この数字はもはや尋常な数字ではない。普通の人間なら意識を失っても不思議がないぐらいの異常に高い数値である。
この時、必要だったのは「覚醒剤依存症」の治療ではなく、「重度の糖尿病治療」だったのである。彼の社会復帰は勿論、「覚醒剤依存症」からの脱却にあるのだが、それ以前に「重度の糖尿病治療」が必要なほど持病が悪化していたのである。
その糖尿病治療も効果が上がっている節は見られない。
ひと頃よりは痩せたと言われているが、相変わらずの肥満体である。
顔は痩せた様に見えても、腹回りなどは相当だぶついて見える。
最近の投稿写真をいくつか見てみると、一目瞭然である。
何よりも、ひっそりと一人で暮らしているのが良くない。
ただでさえ、「薬物依存症」患者は社会から孤立しがちであるのに、真の相談相手が元メジャーリーガーの佐々木主浩(ささき かずひろ)氏ただ一人というのでは、あまりに寂しい。
妻の亜希(48)といえば、ケガに悩まされた現役時代の清原を支え、息子2人を私立の超名門小学校(慶應義塾幼稚舎)に合格させるなど、良妻賢母を地で行くような存在だった。
しかし、その妻でモデルの亜希は、清原が逮捕される前の14年3月に逃げるように2人の息子を連れて別居している。同年9月には離婚を発表した。
清原は現役時代から覚醒剤に手を染めていたことは否定したが、「グリーニ」という興奮剤を使用していたことを認めている。
日本のプロ野球界は06年にドーピング検査を試験的に導入し、07年には本格的に導入し、今ではこの興奮剤も禁止薬物に指定された。
清原逮捕後は、妻は16年2月にタレント名から『清原』姓を取り、『亜希』に改名している。
自分のプロデュースするブランド『AK+1』を立ち上げるなど、今やモデルの
みならずデザイナー活動にまで幅を広げている。ただ、順風満帆とまではいかなかったようだ。
清原逮捕の余波を受けて、当初いくつかの仕事はキャンセルされるし、影響は少なからずあった様だ。食べ盛りの子供二人を抱えて今まで以上の仕事量をこなしてしのいだ様だ。雑誌モデルやトークショーも行い幅広く活動した様だ。
ただ、この時の事件で長男(14)が時野球部を辞めてしまうなど・・・残念なことも起きている。
多分、野球部に居づらい雰囲気になってしまったのだろうと推察される。
今、元妻と子供たちが住んでいる場所は、都心から車で1時間弱の所にある多摩川沿いの集合住宅だ。
去年の4月頃、都内の高級マンションを引き払い、長男と次男(12才)を連れて引っ越しをして来たらしい。
仕事や子育てやその他いろいろな事を考えた上での決断だったようだ。
次男・清原勝児君は野球を続けていて、去年は毎年12月下旬に開催されるNPB12球団ジュニアトーナメントで、今年の巨人ジュニアチームの最終メンバーに内定している。
父親ゆずりの強打が評判を呼んでいるらしい。
勝児君は、小さい頃は東京都港区の学童チーム「オール麻布」でプレーをし、身長163センチ、体重60キロと同学年では頭一つ抜きんでた大きい存在だったらしい。
チームでは主に3番を打ち、エースで主将も務めている。
先が楽しみな選手ではある。
元妻のモデル・亜希(旧名・清原亜希)とは2014年に離婚している。
保釈にあたり身元引き受け人となった父親は現在、体調不慮でもう期待できない。
認知症の母親は介護施設で、弟とは絶縁状態であると言われる。
家族の支援やサポートなしでは「薬物依存症」の治療はおろか、「糖尿病治療」さえ覚束ない。
糖尿病治療でさえ入院しているだけではダメなのだ!
絶対に治らない!
医者に頼っているだけではどちらも直せないのだ。
周りの支援やサポートが絶対的に必要であり、その上に彼の「強固な絶対に治すという覚悟」が必要なのだ。
一人では絶対無理なのだ!
筋トレもリハビリも一人では持続できない。
彼はもっと表に出て行って「薬物依存治療」と「糖尿病治療」の両方を同時に行わなければならない。
人目をはばかっている場合ではないのだ!
後ろ指を指されても一人で暮らしていることは良くない。
生活が乱れる。
考え方や行動も消極的になってしまう。
このままでは社会再起はまず不可能だ!
佐々木氏は常に清原をサポートし、LINEなどで良くやり取りをしている様だが、これだけでは、到底支援、サポート体制にならない。あまりに不充分である。
「覚醒剤依存症」などは刑務所に入って直せるものではなく、専門のスタッフと専門の治療と本人の自覚と決意と行動力が何よりも不可欠である。
「重度の糖尿病治療」にしても同様である。
一人では絶対に直せない病気なのだ。
周りの援助、サポートが絶対必要不可欠なのだ。
知人と焼き肉屋などに行って気晴らししている場合などではないのだ。
その自覚、決意、行動力が彼にはない、欠けている。
巨人の栄光の4番打者だった時代からすれば、あまりに惨めで辛い体験になるだろう、寂しいだろうし、心細い、将来に不安も感ずるだろうと思う。
しかし、その見栄やプライドを捨てて治療に当たらないと社会復帰は臨めない。
もう、いい大人なのだから、そろそろ悟らなければならない。
社会の好機の目に晒されるのは我慢しなければならない。
一度、去った仲間たちが戻ってくるのは今後の彼の心がけ次第なのだ!
「番長だ!」「怪物だ!」などと気張っていた時代はとうに過ぎている。
思えば、西部の堤義明の溺愛が彼をダメにした遠因だろう・・・過ぎたことは言っても仕方のないことだろうけど・・・罪作りだ!
しかし、彼も悪い。特別待遇を当然と思っていた節がある。
体が大きい割にはプレッシャーに弱いくせに・・・
巨人の4番打者ならプレッシャーに強くなければ務まらない。
それが辛い、ストレスになったなどと言っていてはただの甘えん坊だ!
それから逃げるために薬物に頼るなどとは弱すぎる。
そして、今の様に消極的な生活をしていては社会復帰はまず難しいと感じる。
もっとも、彼が本当に節制、努力をして覚醒剤の誘惑に勝ち、社会人として立派に立ち直ったとしたら、日本のプロ野球界も懐の深い所を見せてほしい。
無冠の帝王に終わった彼だが、やはり記憶に残る名選手だ!
また、野球界で食っていける様な算段を示してほしい。
一度の過ちだけで直ちに永久追放の様な真似だけはして欲しくない。
ファンもそんなことは望んでいないと思う。