昨日の夕刊、そして今日の朝刊の紙面のトップを飾った渋野日向子選手!
今、一番注目を浴びているのが女子プロゴルファーの渋野選手かも?
女子ゴルフのメジャー大会と言えば、
①ANAインスピレーション②全米女子オープン③全米女子プロ選手権④エビアン選手権⑤全英女子オープンの5大会を指します。
その一つの全英女子オープンに初出場で初優勝!凄いです。
海外メジャー制覇は日本勢として、1977年「全米女子プロ選手権」優勝の樋口久子選手(懐かしい名前!)以来となる実に42年ぶり2人目ですから、この快挙に日本中が沸くのも無理ないですね。
彼女が着ていたゴルフウエア「BEAM」が完売になったり、つまみ食いしていた駄菓子「タラタラしてんじゃね~よ」の発売元:よっちゃん食品工業に問合せが殺到したり、まぁ、とてつもない経済効果をもたらしたようです。さすが~!!
笑顔がとても屈託がなく可愛い渋野選手ですが、そのプロフィールや経歴、両親がどんな人で兄弟はいるのか?とか家族構成などについて調査してみました。
Contents
あの宮里藍選手も海外メジャ―制覇はしていなかったのですね。
宮里選手は09年、11年にエビアン・マスターズで優勝してますが、まだメジャー昇格前だったというのは、ちょっと意外でした。
インターネットで検索してみるとタイトルに「渋野」でなく、「渋谷」の字になっているブログなどをちらほら見かけます。
名前の表示を間違えられるぐらい無名だったということでしょうか?
それに、「全英」でなく「全米」としていたテレビ局もあった。
いきなり、優勝したので焦っていたのかなぁ~。でも、直しておかないとちょっと失礼だと思いますよ。
まぁ、実は私も優勝するまで、この選手のことを良く知りませんでした。
優勝してから、慌ててWikipedia で調べているぐらいですからお恥ずかしい限りです。
それぐらいノーマークの選手だったので、世間一般がより一層驚いたのでしょう。
何しろ、一夜にして『シンデレラガール』になったのですから。彼女の笑顔は英国人も魅了したのですね。ハイタッチも受けてました。
澁野 日向子(しぶの・ひなこ)のプロフィール
岡山県岡山市出身の日本の女子プロゴルファー。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の登録上の表記は渋野 日向子。(略字)
所属はRSK山陽放送。 (略称:RSK(Radio Sanyo K.K.)
血液型はAB型
生年月日 | 1998/11/15 (20歳) | プロ転向 | 2018年 |
出身地 | 岡山県岡山市 | 身長/体重 | 165cm/62kg |
国籍 | 日本 | 出身校 | 岡山県作陽高校 |
通算勝利 | 日本 2勝 (国内メジャー 1勝) 米国 1勝 (海外メジャー 1勝) |
8歳から競技を始め、2018年のプロテストに合格。(前年は不合格だったとか)
しかし、プロになると、いきなり19年の国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」でツアー初優勝。
20歳178日での優勝は2015年チョン・インジ(韓国)の20歳273日を更新する大会史上最年少Vとか。
同年に新設された「資生堂アネッサレディス」では初代女王に輝き、2勝目!
2019年の海外メジャー「AIG全英女子オープン」に初出場で優勝。
経歴らしい経歴は、はっきり言って、まだあまりないのですね。
何しろ、日本 で2勝 (国内メジャー 1勝) しかしていないし、英国で海外メジャーに初挑戦して、いきなり優勝なのですから。
これから、きっと凄い経歴を刻んでゆくことでしょう。
経 歴
幼少期は、外で遊ぶ活発な女の子だったそうです。
夢は仮面ライダーになることだったとか。ほんとうかな?
ゴルフとは幼少期の岡山市立平島小学校2年生・8歳の夏休みの時に出逢ったそうです。
友達の父親がインストラクターをしていたのが、きっかけと聞いています。
しかし、その年の12月からは地元のスポーツ少年団に入団してソフトボールも始めたとか。
ソフトボールでは投手となり、バッテイングは左打ちに変えたらしいです。
これは指導していた方が素晴らしいと思います。子供のうちに左右バランスよく運動神経を鍛えた方が絶対良いのです。
これはどんな運動にも適応できるようになる必要条件です。
彼女はもともと運動神経が良く器用なんですね。右から左打ちに変えてもなかなか実績は出せないものです。私も野球をやっていましたから、良く分かるのですが、「球カン」のない選手にどう教えても打てるようにはなりませんね。これは天性の運動神経です。鍛えてどうにでもなるものではありません。
守備はやればやるほど上達しますが、バッティングは幾ら教えてもプロになっても絶対3割が打てない選手がゴロゴロいます。
これは、もう言葉では説明つかない領域です。
しかも、彼女は小学6年生の時に投手で95キロのスピード記録を出したといいますから、相当な体力・実力の持ち主ですね。
陸上競技の投擲選手だったご両親(父:円盤投、母:やり投)の下、三人姉妹の二女として生まれたといいますから、運動神経の良さは、間違いなくご両親から受け継いでいるのでしょう。
一方ゴルフでは、12歳で2010年「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」(小学生・女子の部・高学年)で3位等の成績があります。
2011年に岡山市立上道中学校に進学、ソフト部がなかったため、学校で唯一の女子選手として軟式野球部に入ったそうですが、同年「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」(中学生・女子の部)で優勝すると、中学2年生からゴルフ一本に絞ったとか。
その裏には軟式野球部の監督から「ゴルフ一本の方が良い」という助言があったからだといいます。中学生になれば男女の体格差も出て来ますから、適切な助言だったと思われます。その後「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」(中学生・女子の部)では、2012年、2013年も優勝し3連覇を果たしたそうです。
2014年に岡山県作陽高等学校へ進学、同年の「中国女子アマチュア選手権」で優勝。
2015年「全国高等学校ゴルフ選手権大会」女子団体戦では同高校のメンバーとして出場し、大里桃子がいた熊本国府高等学校を抑えて優勝。
高校卒業後の2017年、JLPGA最終プロテストに進出、3日目までで14オーバーとなった為、最終日はプレー出来ずに終える。つまり、プロテスト不合格!
プロ転向後
最初に記載したような活躍!・・・まったく、あれよあれよという間の大躍進です。
多分、この躍進の原点は幼少期のソフトボールで鍛えた賜物ではないか?と思われます。
パワー、スピード、精神力・・・一流アスリートに不可欠な三大要素です。
身長はそれほどでもないですが、何しろ体格がいいですよ。結構、腕が太いし、太ももが逞しく素晴らしい。ドライバーは飛ばしますね。
積極的で外国勢に力負けはしてません。そして、アプローチで見せる小技も見事です。
海外初試合となった「AIG全英女子オープン」では、大会前の目標を「予選突破」としながらも、初日と2日目は2位、3日目は2位に2打差の14アンダーで単独首位となる。この「無欲さが勝利をたぐり寄せた」と樋口選手は語っています。
最終日は、3番ホールで4パットを叩いてダブルボギー、その後11番ホール終了時点で前日終了時と同じ14アンダー、2組先でプレーしていたリゼット・サラス(英語版)らに2打差の3位に後退するも、15番ホールで並び、最終18番ホールで約5mのバーディーパットを決め、通算18アンダーでLPGAツアー初出場初優勝をメジャー大会で飾った。
さらに、プレー中にも笑顔を見せ、ファンと交流することから「笑顔のシンデレラ」として国内外のゴルフファンやメディアから注目を集めた。
命名「スマイルシンデレラ」!言い得て妙です。
この直後の8月5日付女子ゴルフ世界ランキングで32ランクアップの14位となった。
渋野選手の父親の名前は、渋野悟(しぶの さとる)氏。年齢は、今年(2019年8月)で51歳になるそうです。
父・悟氏は、岡山市の水道局に勤める公務員だそうです。若い頃は円盤投げの選手で国体にも出場したそうです。結構、有名な選手だったみたいです。
やはり、血は争えないものなのですね。
父親の出身大学は、スポーツの名門・筑波大学。
母親の伸子さんとの出会いは、大学の陸上競技部の先輩・後輩だったからとか。
でも、歳は同い年らしいです。
母親の伸子さんは、大学での現役時代はやり投げの選手でインターハイにも出場したそうで、現在も地元で体操教室の講師を務めているそうです。市のイベントでは高齢者に運動などを指導する活動もされているそうです。
渋野選手!
プロとしての一流アスリートの血は、ご両親からしっかりと受け継いでいるのですね。
母・伸子さんは、渋野プロの活躍について、「東京五輪に出られなくても、その先がある。常に高い目標を持ち、前進できるよう頑張ってくれればいい」と、温かい視線で見守っているそうですが・・・。
しかし、東京五輪への出場は、もう周りが放っといてはくれないでしょう。
宿命みたいなものですね。あの笑顔でプレシャーをはねのけてゆくのでは?
渋野日向子選手は、3人姉妹の次女として生まれました。
お姉さんはすごく優しい人だそうですが、名前は分かりませんでした。(判明次第、追記します)
妹の名前は渋野暉璃子(しぶの・きりこ)さん。
現在(2019年8月)、岡山朝日高校の2年生。
妹・暉璃子さんもゴルフとソフトボールの二刀流使いだとか。
ソフトは妹の方が上手で、ゴルフもお姉さんより30ヤード飛ばす実力派だそうです。凄いですね。
渋野プロいわく、妹さんは頭も良いのだとか。
渋野プロは妹さんについて、「是非とも(プロを)やってもらいたいんですけども・・・違う夢があるんならそっちでもいいかなと思います」と話しています。
妹・暉璃子さんは姉について、「将来的には賞金女王になって車を買ってほしい」と語っています。
うーん、ちゃっかりしてる。三人とも仲が良いみたいですなぁ~。
今や、岡山市の誇り。親善大使!大変なものです。「キビ団子」の桃太郎の街から世界へ!
いやが上にも期待は高まっています。東京オリンピック!!
渋野日向子選手の活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
そして、休みの日には今でもソフトボールの試合に出場しているとか。
RSK山陽放送の担当記者が、テレビの「情熱大陸風」に「あなたにとってゴルフとは?」と尋ねると、即答で「仕事です」と。
想定外の返答に二の句が継げなかったとか。
ソフトボールが、本当に好きで楽しいのでしょう。
何なんですかね。もう、笑っちゃいます。
でも、趣味があるというのは本当に良い事です。
死語同然の言葉「新人類」!
でも、彼女の人間性に惹かれた人たちが、郷土・岡山には一杯いるということです。
全英女子オープンには渋野を支える岡山県の複数企業が応援ツアーを組み、20人以上が会場に駆け付けたという。きっと彼女の人柄でしょう。
羨ましいなぁ、彼女は二つの宝物を持っている。
一つは家族愛で、二つ目は郷土愛かぁ~!!
人間関係の希薄な東京や大阪には、これだけ応援してくれる人たちなんて出て来ないでしょう。
彼女の天真爛漫な愛嬌と度胸が、海外目メディアも痺れさせた。
岡山の「しぶこ」さんは応援を力に変える能力を持っていますね。
しぶこさんの挑戦が続きます。
東京オリンピックもそうだけど、その次は全米女子プロ選手権か!
このブームしばらく続きますね。是非とも応援したい選手です。