★2000匹以上のヒアリ発見!
火蟻と漢字では書く。南米大陸原産の毒アリ。
6月12日、大阪港に陸揚げされたコンテナから2000匹以上のヒアリが見つかりました。
環境省によると、このコンテナは中国から運ばれてきたもので、作業員ら2人がヒアリに刺されているが症状は軽いものらしいです。
世界の外来種ワースト100選定種で、特定外来生物にも指定されています。
英語名は“Red imported fire ant”
人間が刺されても死ぬことはまれで、痛み・かゆみ等の軽度の症状や、体質によりアレルギー反応や蕁麻疹(じんましん)等の重い症状が出る場合もあります。命の危険があるのは、アレルギー症状の中でも特にアナフィラキシーショックが起きる場合で死亡することもあります。そのため殺人アリと呼ばれることもあります。
ヒアリが天敵アリクイのいない日本で繁殖!?
大阪で発見されたヒアリには女王アリが確認されており、周辺で繁殖している可能性は拭えません。でも、ヒアリは亜熱帯から温暖帯を好んで生息しています。
日本の寒い冬は、ヒアリにとって越せないのでは?
ヒアリが日本に上陸したのは中国広東省広州市のコンテナです。
中国広東省といえば、冬は10℃を下回ることもある地域です。
そんな場所で生息できるということは、活動が鈍ることがあっても、
日本の冬は越せるということなのではないでしょうか?
去年、国内で初めて確認された強い毒を持つ「ヒアリ」の対策について、環境省は関係省庁と会議を開きました。
強い毒を持つヒアリは去年6月に国内で初めて確認されて以降、各地で見つかっています。
夏を迎えるにあたり、今年もヒアリの確認が予想されることから、環境省や国土交通省、農林水産省など各省庁の担当者が集まって会議を開きました。
会議では、今年もヒアリの生息地からの定期航路を持つ全国68の港の調査を実施することや国民向けに周知するパンフレットの内容を大幅に改定することなどを確認しました。
〇東京都の調査
一方、東京都は去年、強毒のヒアリが見つかった東京港周辺にある18の公園などで、来月から目視による確認調査を行うことを決定しました。
調査は東京港の3つの埠頭(ふとう)から約2キロの範囲にあり、人が多く集まる17カ所の公園と中央防波堤埋立処分場で行われます。
ヒアリの定着を調べるため、アリがいそうな場所に餌(えさ)をまき、時間をおいて目で確認するということです。
ヒアリは去年6月から全国各地で発見が相次ぎ、東京港の大井ふ頭では7月に陸揚げされたコンテナの中から見つかりました。
また、青海埠頭では舗装された地面の亀裂で「アカカミアリ」が発見されています。
公園などの調査は、10月から11月にかけて再度行われます。
都は、ヒアリに似たアリを発見した場合は手で触れずに自治体などに連絡するよう呼び掛けています。
去年、国内で初めて確認されて以降、各地で見つかった強毒のヒアリについて、環境省は「国内では定着していない」との見解を示しています。
強い毒を持つヒアリは去年6月に国内で初めて確認されて以降、これまでに東京都や大阪府、福岡県など12の都府県で合わせて26例見つかっています。
〇環境省の対策
環境省は対策として、去年7月からヒアリの発見場所から周辺2キロ圏内でトラップを仕掛けるなどし、生息調査をしてきました。
その結果、「国内でヒアリは定着していない」との見解を示しました。
環境省は今後も、ヒアリ生息地からの定期コンテナ航路を持つ港などで調査をする方針との旨。
〇この程度の対策で本当に大丈夫なのでしょうか?
・アカカミアリ ・ヒアリ
・体長3~5ミリ ・体長2.5ミリ~6ミリ
・脚 お腹 胸に毛が多い ・お尻が暗色
・素人がみてもその違いは良く分かりません。
〇攻撃性や毒性は強くありません。しかし、刺されると?刺された時の症状!
・激しい痛み ・水泡上の腫れ ・じんましん
・アナフィラキシーショック
怖いのがアナフィラキシーショックですね・・・でも、今のところこのアカカミアリに刺されて亡くなった方はいないようです!
〇刺された時の対処法?
まず痛みの感じるとこに針など刺さっていれば抜きます!
無理に抜いたりはかえって危険なので気を付けてください。
アナフィラキシーショックなどの症状が現れ動けない時はすぐに救急車を呼びましょう! 動けるなら医療機関へすぐに受診をして下さい!
〇刺される前にアリを駆除する方法は?!
・熱湯をかける
・スプレーでの駆除
アリの巣ころりとかは効果が薄いそうですね
環境省もスプレーでの駆除をオススメしています。
家の近くでもし発見したら市役所や公共機関に連絡することが大事ですね!
応急対処として殺虫スプレーもいいかもしれません!
アカカミアリは攻撃性は弱い。毒はあるがヒアリよりは弱い。亡くなった例はない。 ヒアリは強毒!!
〇初期対応が大事
ヒアリは1930年代にアメリカに侵入・定着したあと、カリブ海、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、中国などにも侵入・定着するようになりました。
その中でもアメリカはもっともヒアリへの対応を誤ってしまった国だそうです。
まずアメリカはヒアリの繁殖力や生命力などを知らずに、初期対応を怠ってしまいました。
そして当時はヒアリの確かな駆除方法が確立されていなかったということも、ヒアリ定着のひとつとして挙げられるみたいです。
初期対応を日本が誤らなければヒアリを日本に定着させないようにすることも可能みたいです。
〇なぜ、ニュージーランドだけ絶滅に成功したか?
世界の中でヒアリを根絶させた国がありました。その国はNZ:ニュージーランド!!
しかもニュージーランドでは何度もヒアリの侵入を許しているのに、その度に根絶させることに成功しているそうです。
ニュージーランドのヒアリへの対応はめちゃくちゃ徹底されているそうで、ヒアリの発見された場所から1キロ圏内をハイリスク定着エリアと定め徹底的にモニタリングした、さらにその5キロ圏内を要注意エリアと定め調査を徹底しているそうです。
そしてヒアリのコロニーを発見するとヒアリ対策チームを設置し、薬剤でコロニーを駆除するなど、迅速に対応しているそうです。
そのヒアリ侵入から根絶までに要した時間が2年、使った予算が1億強ほどだということです。
ニュージーランドの成功に日本は学ぶべきですね。
まあ、それでも今のところはそれ程神経質になる状態ではないみたいです。
でも、夏にかけて繁殖する可能性は高いみたいです。
用心するに越したことはないです・・・なにせ2000匹という数はかなり脅威的です。