アメフト、レスリング、ボクシングと続き…そして今度は女子体操界!
どうして、こうもスポーツの世界にパワハラ問題ばかりがおきるのだろうか?
どこの世界でも存在する協会や組織を牛耳るドンの存在が、又も問題の根源にある様だ。今、18歳の少女の告発により、日本体操界に激震が走っている。
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8月29日、体操女子で2016年リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江選手が記者会見を行い、「宮川選手への暴力があった」として速見佑斗コーチに「日本体操協会が下した無期限登録抹消処分」に疑問を呈した。さらに宮川選手は、「協会から今までパワハラを受けたというふうに感じている。すごく怖かったし、このまま潰されてしまうのではないかということで、周りにも相談した」と明かしている。
以下、会見の内容を要約すると
速見コーチが処分を受ける前の7月中旬、協会の塚原千恵子・女子強化本部長、千恵子氏の夫で協会副会長の塚原光男氏に呼び出され、「(速見コーチに)暴力の話が出ている。認めないと厳しい状況になる。あのコーチはダメ。だからあなたは伸びない。私なら速見コーチの100倍教えられる」と言われた。
千恵子氏から速見コーチの暴力について証言するよう求められたが、宮川選手は「私は証言しません。ずっと前から目標に向けて計画を立ててがんばってきた。自分の考えを言える先生です。家族も先生を信頼して一緒にやっていく」と主張。すると塚原氏から「家族でどうかしている、宗教みたいだ」「五輪に出られなくなる」と言われた。
塚原夫妻に関わりが深い朝日生命への移籍を勧められた。
宮川選手は千恵子氏の意向を受け入れなかったことで、ナショナル選手に入っていながら「味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)」を使用できなくなった。
宮川選手と同様に協会からパワハラを受けている選手がおり、NTCの利用制限を受けている選手やコーチは多数いると証言しています。
彼女を救うべく、かっての選手達がSNSなどで多く応援の言葉を送っていますね。
面白いと言ってはひんしゅくものでしょうが、高須クリニックの院長が応援を買って出ているのは受けますね。
それに比べて、宮川選手を解約した体操教室レインボーの情けないこと・・・
解除の本当の理由は何なのでしょう?黒幕の姿が透けて見えますね。経営者としての矜持はないのでしょうかね?
これでは彼女が勇気を奮って告発をするしかないでしょう!
塚原千恵子氏は、この証言を受けて30日、日刊スポーツの取材に対し「これでは言ったもん勝ちじゃない! もう黙ってないわよ」「悪いことはしていないし、宮川が勝手に言っていること」と発言している。
また、夫の光男氏も同日、自宅前に集まった報道陣に対し、「なぜ彼女(宮原選手)が嘘を言うのかわからない」「全部嘘です」と語っている。
この男も、又夫人の千恵子氏に頭が上がらない男の一人らしい。
一体、どっちの話が本当なのだろう?
協会はもともと30日に、「宮川選手の証言を否定するプレスリリース」を出す予定であったが、「塚原夫妻の発言」が批判を浴び、さらにレスリング協会や日本ボクシング連盟、日本大学アメフト部の事件とパワハラ問題が相次いでいたことを考慮して「第三者委員会による調査」を決定したらしい。
「宮川選手を潰す協会」というイメージが世間に広まるのを避けるべく、
具志堅幸司副会長らが主導するかたちで対処することになったようです。
そして、30日に緊急で開かれた協会理事らによる会議で、「協会から独立した第三者委員会を立ち上げて調査すること」を急いで決定したみたいです。
自らの保身に汲々とする幹部達らしい。従来と同じ図式だ!
具志堅副会長はその緊急会議後に会見を行い、「(光男氏が)あれは全部嘘だというのは、体操関係者として非常に残念な言葉」「18歳の少女が嘘をつくとは思わない」としており、塚原夫妻に厳しい姿勢を取っているようにもみえる。
塚原夫妻といえば、光男氏が競技委員長、千恵子氏がナショナル強化部長に就任していた1991年の全日本選手権で、審判全員を2人が指導する朝日生命体操クラブOBで固め、朝日生命の選手に有利な採点を出したとして大量の選手がボイコットする事件を起こしたことで知られている。
今回の宮川選手の告発を受け、世界大会メダリストをはじめ多くの有名体操OBたちが一斉に協会の体質や運営手法に批判の声を上げている。
「塚原夫妻の独裁体制の弊害」との証言も続々と飛び出して来ているが・・・
しかし、協会の内情を知る関係者は語る。
「30日の緊急会議に塚原夫妻は出席しておらず、世間から協会への批判をかわすためには塚原夫妻を「切る」しかないという声も出たようですが、30年にわたって協会を牛耳ってきた塚原夫妻の影響力はあまりに大きい。シンパも多いので、これを契機に2人を排除できるかは微妙というか、難しいでしょう。
(31日に)速見コーチは、処分を不服として東京地裁に行った地位保全の仮処分申し立てを取り下げることを表明し、協会からの処分を受け入れると共に謝罪文まで発表しましたが、協会サイドが速見コーチに働きかけ、「登録抹消の取り消し」と「宮川の指導続行を認める」代わりに、そうさせたともいわれています。そして、そこには塚原夫妻の意向が働いていたとみられています。日本の体操界は狭い世界なので、協会を敵に回せば、この世界でやっていくのは難しいのが現実です。まだ30代前半と若く、さらには宮川の指導を続けたい速見コー
チとしては、協会の提案を受け入れざるを得なかったのは容易に想像できます。」と・・・
また、協会の内情を知る別の人物も語る。
塚原夫妻が31日に出した声明を読めばわかるように、2人はまったく反省していません。具志堅副会長は会見で塚原夫妻を非難するかのようなポーズを見せましたが、その具志堅副会長にしても、塚原夫妻にはモノを言えるような立場ではありません。今回の件を受け、体面上は塚原夫妻に対してなんらかの処分を下すかもしれませんが、それによって2人による強権政治が終わると考えている関係者は協会内部にいないでしょう。
現在、協会は内部の関係者たちに対し、マスコミの取材等には一切応じないよう「箝口令」を敷いています。
もっとも、そんな箝口令がなくても、塚原夫妻による犯人探しを恐れて、誰も批判の声を上げられないでしょう。と明かしている。
又も組織や協会の自浄作用が問われている事態が起きている。
「二木英徳氏」という人物が協会会長らしい。
彼が、塚原夫妻とグルなのかについて非常に気になる点である。
名前:二木英徳 (ふたぎ ひでのり) プロフィール
生年月日:1936年12月23日 年齢:81歳 血液型:不明
出身地:兵庫県姫路市 出身高校:姫路西高等学校
最終学歴:東京大学経済学部 職業:日本体操協会会長
所属:日本体操協会
日本体操協会の会長を務める二木英徳さんの経歴一覧!
1960年3月 東京大学経済学部 卒業
1960年4月 フタギ(株)入社
1968年4月 同社常務取締役
1970年4月 ジャスコ(株)(現イオン(株):取締役)
1984年5月 同社代表取締役社長
1996年5月 同社取締役副会長
2000年5月 同社取締役相談役
2003年5月 イオン(株)名誉相談役
2008年8月 (株)双樹(株)代表取締役
2010年3月 (株)ASK PLANNING CENTER取締役
2016年3月 同社取締役名誉相談役
2017年6月 同社取締役
経歴を見る限り、経営者としては非常にやり手な方で華々しい経歴をお持ちのようです。
2001年から日本体操協会の会長に就任されており、会長のオファーを受けた時に、二木氏は「パトロン的なお金の支援はしない」という条件で引き受けたとのことです。
体操に関しての経歴の記載がなされていないので、多分全くの素人でしょう。
会長である二木英徳氏が、塚原夫妻とグルなのか気になるところですが、多分それはないでしょう。
ただ、体操に関してはズブの素人なので、夫妻に任せ切りにして来たというのが真実でしょう。
要は、二木氏は体操の問題に関しては全く無能なのです。
問題解決能力を求めても何も期待出来ない人なのです。
夫妻に任せっ切りにして来ているのですから、当然と言えば当然の結果です。
看板だけの人です。不要な人ですね。こういう問題が起きた時は・・・
副会長である「塚原光男氏」はナンバー2と呼ばれているようですが、妻の塚原千恵子氏には全く逆うことが出来ず、現実には「千恵子さんが絶対的な権力を握っている」と言われています。
塚原夫婦は、体操界の英雄として体操界を作り上げてきた方達ですし、そういった面で二木会長は、二人に何も言わずに任せきりにして来た事はやはり罪深いですね。同罪ですね。この方も・・・
グルではなくとも、最高責任者としての当事者能力に欠けていますね。
何も問題が起きていない時は、二木氏の様な人物が飾りとして存在していても良いのですが、ことこういう微妙で巷問題となっている様な事件が起きると、何の問題解決能力も期待できないのが、大問題となって浮上して来てしまいますね。これでは、勇気を奮って告発した選手が浮かばれませんね。
最後に輝かしい履歴に傷が付かない内に、塚原夫妻を道連れに勇退されるか、強権を発動して男気を見せ付けられるか、男の進退が問われている状況ですね。しかし、もう81歳では何も期待できる気力・体力・能力が無いか!
ダメですね。こういう人をいつまでも頭に据えていては・・・
何ら組織、協会としての発展性は望むべきもありませんね。