タモリ(73)がブラブラ歩きながら街の歴史や魅力に迫るNHKの人気番組「ブラタモリ」(土曜後7・30)が9日放送の「♯128 阿波踊り〜阿波踊りはなぜ生まれた?〜」に迫り、これで47都道府県全制覇を果たす事になる。
ブラタモリとは?
『ブラタモリ』(通称:ブラタモ)は、NHK総合テレビで2008年から断続的に放送されている日本の紀行・バラエティ番組。
司会を務めるタモリの冠番組でもある。毎週土曜夜7:30-8:15~NHK総合で放送中~
街歩きを趣味とするタモリが、江戸時代・明治時代などの古地図を手に、実際に東京都区内・横浜市(関東近郊)や日本各地・地方など毎週、街を散策。
その街に古くから残る、建造物・神社・公園・坂道・通り・観光スポット・飲食店・駅・川・橋などをタモリ独自の視点で楽しみながら、現代の街並みに残る《歴史の痕跡》を発見。
街の変化のいきさつを空想・推測し、地理学・地質学的な側面を掘り下げ、その街のエピソードを探る。その場所の歴史を味わいつつ、独自の視点・目線でユニークな街歩きを展開し、同時にタモリ独特の軽妙なトークも味わうという“探検・散歩番組”である。
毎回、各分野の専門家やその土地に詳しい人物が、司会のタモリとNHK女性アナウンサーの到着を待ち伏せる(そして、タモリに対して土地柄のクイズを出す)、というシーンがあり、全体の構成は大方決まっている。
しかし、NHKの番組としては珍しく、タモリは台本をあまり気にせずアドリブを交えて収録が進められる。
アナウンサー林田理沙のプロフィール
林田 理沙(はやしだ りさ)のプロフィール
愛称:リンダちゃん・リンダ
出身地:日本・長崎県生まれ:神奈川県育ち
生年月日:1989年12月19日(29歳)
最終学歴:東京藝術大学大学院音楽研究科修了
勤務局:NHK放送センター
職歴:長崎→福岡→東京アナウンス室
活動期間:2014年 –
ジャンル:報道・情報・バラエティー
公式サイト:NHK
2018年4月から東京アナウンス室に異動。
『あさイチ』メインキャスターに就任する近江友里恵アナウンサーの後任として、『ブラタモリ』アシスタント並びに『NHKニュースおはよう日本』の平日版5時台・6時台および『NHKニュースおはよう日本・関東甲信越』6:55のキャスターに起用されている。。
林田アナは『ロクいち!福岡』も近江アナから引き継いでおり、東京でも近江アナが担当していた番組を引き継ぐこととなった。
東京藝術大学大学院生時代にはテレビ朝日アスクにてアナウンサーになるべく勉強し、アスク時代にはBS朝日の『News Access』やauスマートパスの『auヘッドライン』の学生キャスターとして出演していた。
学生時代は、名字を重箱読みにして「リンダ」というニックネームで呼ばれていたらしい。また学生オーケストラの演奏会で指揮をしたことがある。『日本でクラシック音楽がどのように普及したか』というテーマで研究をしていた。絶対音感がある。これは、まさに特技である。
林田理沙のリアクションが可愛いと評判
昨年11月に放送された「ブラタモリ」で、旭山動物園に行くことを聞いた林田アナの大喜びする姿が、ネット上で話題となった。
「旭川は“北のトップランナー”!?」というテーマの下、旭川を訪れたタモリ一行。
旭川には、40何年か前に一度来たことがあるというタモリ。
「その時はこの辺一面原野ですね!」とボケるタモリに林田アナは「えっ!? えっ!? そうなんですか!?」と驚きの表情。
タモリから「うそだよ!」とツッコまれ、笑顔を見せる。
その後、旭川の歴史、北海道の歴史を学んだタモリらは、旭山動物園に行くことに。
林田アナは「旭山動物園? えっ? 行けるんですか? 旭川の一番行きたいところ旭山動物園だったんです!」と思わず本音がポロり。
だが旭山動物園に到着したものの、タモリの関心事は「旭山」の地形。模型を使ってその地形を眺めてばかり。すると林田アナは「あの…動物は見ないんですか?」と念のために確認。
タモリは「見ます! 見ますけども、どの辺にあるのかを今確認しただけです」と優しく説得。林田アナは「すいません、待ちきれなくて。順番があるんですね」と照れ笑いを浮かべる。
ようやく「あざらし館」にやって来た一行。林田アナは「いよいよですね、あぁ、ああ、いるぅ! かわいい」とうっとりしていた。
そんな林田アナのリアクションにネット上では「旭山動物園にときめいて可愛い林田理沙アナ」「リンダちゃん目がハートマークになってる」「林田理沙さん、癒しすぎる」「『あの〜動物見ないですか』一気に林田理沙の株上がった」など、大きな盛り上がりを見せていた。
2018年4月から5代目の女子アナとしてタモリを支えるのが林田理沙アナ(28)。東京藝大大学院修了、専門はショパンを中心とする音楽史だった。
「お嬢様学校の湘南白百合学園高校で『お嬢』というあだ名で呼ばれていた」(知人)という筋金入りのお嬢様。
「タモリは初対面で『近江アナ系だね!』と、天然ボケキャラを見抜いたそう(笑)。『とにかく仕事をするな』とアドバイスされ、『寺の鐘の分析で、絶対音感を生かしたい』と返したとか」(NHK関係者)
初任地の長崎放送局では原爆忌の取材に関わり、いまでも被爆者と親交を重ねているという社会派の顔も持つが、とにかく視聴者の評判がすこぶる良いのである。
全県制覇の偉業
「♯128 阿波踊り〜阿波踊りはなぜ生まれた?〜」
番組チーフ・プロデューサーを務める同局・中村貴志氏は放送100回達成の際、今後の展望について「“全県制覇”がしたい」と語っており、同番組がまたひとつ新たな“勲章”を手に入れた。
同番組は2015年4月11日にレギュラー放送として復活。スタッフの入念な下調べによる丁寧な番組作りと、専門家をもうならせるタモリの博識ぶりが視聴者からの支持を集め、16年には測量・地図への関心を高めることに功績があったとして、制作スタッフが国土地理院から「測量の日」(6月3日)の功労者に選ばれた。
これまで47都道府県で唯一、同番組が訪れていなかった徳島県。9日の放送では、タモリが名物「阿波踊り」の謎解きに挑戦。川船に乗り、路地を歩き、阿波踊り誕生の裏側に迫る。
昨年3月24日に記念すべき100回目のオンエアを達成した際、今後の展望について「まずは“全県制覇”ですね。まだ行けていない県もありますし、そういったところから来てほしいというお話もあります」と語っていた中村プロデューサー。
100回目の放送も「通過点」と位置づけており、“全県制覇”という目標を果たした同番組の次なる野望に注目だ。