カテゴリー: 政治、経済、法律

  • 新型肺炎の発生原因は生物兵器?安全な乗り物はバス・電車・新幹線・飛行機のどれか?

    中国武漢市を中心に新型コロナウィルスによる肺炎の拡大が続いています。昨日は武漢市への渡航歴のない奈良県在住の60代男性の感染が確認されました。男性は日本人で、今月8日~16日、武漢からの観光客を乗せたバスツアーの運転手だったそうです。武漢に滞在していない人の感染は初めてで、厚生労働省は人から人に感染した可能性が高いとしています。ですが、驚くには当たりません。当然に予測された出来事でした。これから、もっともっと日本でも拡大を続けていくことでしょう。

    藤井先生が解説されていることが拡散されることを念願しています。

    新型肺炎の発生原因は生物兵器?

    この説は先日の米メディア・ワシントンタイムズが可能性の一つとして社説に掲げています。
    武漢の病源体研究機関からウイルスが流出?

    中国から全世界へと感染が広がる新型コロナウイルスの発生源は、中国湖北省武漢市にある国立の病源体研究機関かもしれない・・・米国メディアがそんな可能性を報じた。報道では、その研究所が中国人民解放軍の細菌兵器開発に関わっているとの疑惑も呈している。

    今のところこの可能性に確証はない。だが、もし事実だった場合、今回のウイルスの感染拡大の意味が大きく異なり、中国の国家としてのあり方が根幹から問われることになるだろう。

    この可能性を報じたのは、米国の戦略動向や米中の軍事動向に詳しいベテランジャーナリストのビル・ガーツ記者である。記事は、米紙ワシントン・タイムズ(1月24日付)に大きく掲載された。

    中国政府は、自国で生物(細菌)兵器を製造したり備蓄したりすることはないと述べている。だが、米国国務省による世界各国の大量破壊兵器(核・化学・生物)の実態調査では、中国は生物兵器保有国とみなされている。

    今回の米国の報道では、中国の国家機関による実験などが原因である可能性が論じられている。仮にその指摘が本当だとすると、当然ながら中国という国家のあり方が正面から問われることとなろう。
    最初は「荒唐無稽なデマだと決めつけていましたが、調査を続けていくうちは「そうとばかりは簡単に断定できなぞ!」と思い直しました。

    安全な乗り物はバス・電車・タクシーか?

    安全な訳がありません。

    きじスクラップ

    昨日、確認された奈良県在住のバスの運転手は武漢からのツアー客を乗せていました。
    最初はマスクをしていなかったそうで、2回目のバスツアーの時から、着用したそうです。

     

    しかし、8~11日のバスを運転する時に着用していたとしても、多分感染・発症していたでしょう。
    どこが、ダメなのかと言えばば密閉された車内であることが致命的な欠陥なのです。

     

    寒いかもしれませんが、窓を開け、外からの外気を取り入れ換気をしないとダメなのです。
    人造で作られたウィルスを死滅させるには、自然界の中に漂わせ、死滅させるしかない。

     

    バスと同様にタクシーに乗ったら、必ず窓を開けること。
    これが、生死を分ける境目になることでしょう。

     

    これが出来ない限り、必ず日本国で新型肺炎がアウトブレイクしてしまいます。

    新幹線は安全なの?

    新幹線はバスやタクシー以上に危険です。

     

    なぜなら窓が開けられない構造になっていますし、長時間、感染者と同じ車両に乗っていることが極めて危険なのです。どううしても乗車しなければならない時は、途中で一旦下車し、乗り換えることが必要です。これしか安全策はありません。

     

    それが出来ない限り、乗車しない方が一番良いのです。
    「陰圧室」=空気を外に漏らさないように気圧を低くした部屋のこと。

     

    新幹線は、そう、まさしくこの部屋にいるような状態なのです。
    危険極まりない。

     

    治療法として、巷で喧伝されている方法が一番ダメなのです。
    外気を遮断させてはダメなのです。

    飛行機はどうか?

    飛行機は比較的に安全な乗り物と言えるのではないでしょうか。
    難しい構造は分かりませんが、密閉された空間でないことは確かです。

     

    密閉されていれば、人間は呼吸できずに窒息死してしまいます。
    窒息死しないということは何処かで空気をろ過しているか、外気を取り入れ循環させているのです。

     

    自然界の中に、危険なウイルスを漂わせ、死滅させている訳です。
    新幹線よりは、遥かに(?)安全な乗り物と言えるでしょう。
    追 記

    大した知識もないのに断定してしまいました。誤りです。
    どう考えても、飛行機が新幹線より遥かに安全な訳ありません。

     

    飛行機の貨物室などは上空1万mを飛行すれば、氷点下10℃以上になるそうです。
    客室は平温ですから外気と通じているはずがありません。

     

    やはり密閉された空間でした。ただ、窒息しないように空気をろ過し循環させているだけです。
    感染者と長時間同じ空間に滞在していれば、飛沫感染する恐れは新幹線と同様にあります。(時間にして20分以上だと飛沫感染する恐れが生じるみたいです)

     

    結論は公共の交通機関で安全な乗り物はないということです。人混みを避け、できるだけ外出を避けることしかありません。しかし、これでは経済活動が停滞してしまいます。どうすべきなのか?

     

    外出は出来るだけマスクを着用する。無ければ仕方がない、諦める。その代り、外出先から帰宅したら、できるだけ手を良く洗い、うがいをする。付着したウイルスを洗い流すことが肝要。

    感染した場合はどうすればよいのか

    マスクをして外出し、うがいをして、手をよく洗っていた→自分で出来ることを全てしていたにもかかわらず、感染してしまった場合はどうするべきなのか?

    みんな、すぐ医療機関に駆け込むことでしょう。
    しかし、これも、もはやかなり危険なことです。上の図は間違っています。

     

    なぜなら、武漢市がそうであるように医療機関には感染の疑いがある人が殺到しています。日本も遠からず、中国と同じになる危険性があります。病院は病原菌の巣窟です。体の調子が悪い人ばかりが集まって来ています。

     

    そんな所へ自分の免疫力が低下している時に、ノコノコ出かけるべきではありません。
    不用意に出かければ、間違いなく感染し、爆発的に疫病が拡大・アウトブレイクしてしまうでしょう。医療機関に勤務する人たちも疲弊してしまいます。

     

    人込みは避けるに越したことはありません。
    ここまで、事態が進展していると、もはや病院に駆け込むこと自体が極めて危険な行為です。

     

    いきなり病院ではダメなのです。
    安全策としては、まず自宅から保健所などに相談すべきでしょう。

     

    感染の疑いのある自分が外部の人間と接触してはいけないのです。
    辛いことですが、我慢するしかありません。

     

    その上で、的確な治療方法を聞くしかありません。
    そうすれば、少なくとも気休みにはなります。

     

    ですが、保健所の話を鵜呑みにしてはダメだと思います。
    自分でも考えないと・・・こうした危機は乗り越えられません。
    感染したら陰圧室に閉じ込められ、特効薬として、ステロイドやリバビリンなどを投薬されるのを最善とする考えは間違っています。投薬で発症を抑えられても事後の後遺症の方が心配です。副作用を考えると上記の薬など服用しない方が賢明です。

     

    要は己自身の体が持つ「免疫力」に頼るしかないのです。
    普段から節制に努めること。良く寝る事、アルコールを控え暴飲暴食をしないこと。

     

    要は自己免疫力を高めること。単純明快なことです。
    最終的にはこれにつきます。これしかありません。

     

    感染したら、自然界に一人で放置させ、自然の治癒力に頼るしかありません。己の治癒力を信じるしかないのです。陰圧室に閉じ込められ、外界や外気を遮断されたら死を迎えるしかありません。

    まとめ

    いろいろ調べて、上記の見解に達しました。そして、日本は何を中国に忖度しているのかと・・・

    新型コロナウイルスによる肺炎が発生・蔓延(まんえん)し、居住者らの移動が事実上制限されている中国湖北省に在留する邦人を帰国させるための日本政府の全日空チャーター機の退避第1陣が29日午前8時40分ごろ、羽田空港に到着した。

    しかし、情けない、実に情けない。先ほどのニュースでは・・・以下!!
    遅ればせながら、粋な計らいをするなぁ~、珍しいなぁ~と思っていたら、この醜態をさらしています。

    政府はチャーター機で帰国する在留邦人に対し、片道分の正規のエコノミー料金を請求する方針だという。外務省によると、1人当たりの負担は約8万円(税別)になる見通し。

    こんな事をしているようでは、とてもまともな先進国と呼べませんね。

    ふぅ~ん、『桜を見る会』はタダ同然の安さなのに? しかも、安保法制強行採決の際は、赤ん坊を抱いた母親の絵を使って日本人を救い出すとか言ってたけど、安倍はきっと、その時も母子に費用を負担させるつもりだったんだな。こんな首相、要らね。

    日本国家の喫緊の課題なのに蓋を開けてみたら、こういうことだったのか、発想が間違っています。自国民を危機や危険から無償で救出するのが近代国家と呼べるのです。

    えっ、普通に金取るの? 出せない人は帰れないんだ。

    Twitterには反発する声が上がっていますが、当然だと思います。
    どこがおかしいと言って、いわば感染の被害者からお金を徴収するのは絶対に間違っています。

     

    これは税金で負担するべきです。
    帰国者から一銭も徴収してはならない。

     

    日本国民が平等に負担すべき問題です。
    そのためには特別な施策や議論が今後も交わされるべきで、それを行わない政治家はもはや政治家とは呼べません。

     

    今度の新型肺炎の発症者は中国当局の発表より1桁、2桁多くなるはずとみる専門家もいるほどです。インフルエンザをはじめとする冬場に多い呼吸器感染症の対策などと一緒にしてはいけません。

     

    今後も中国発の疫病が発生するのは明白に予測できます。
    もっともっと議論を尽くすべきで、あらゆる場面を想定して対処しないと、国家として成り立って行かないはず。すでに株価は2~3割下落し、この先も下がり続けるでしょう。

     

    すべては金次第で良いのでしょうか。
    国民としての満足度が低い一番の責任は誰にあるのでしょうか。

     

    中国からの観光客がいきなり激減し、観光や外食産業を直撃するのは、これから先も想定されることです。しかし、この痛みに耐え、皆で危機を負担しあわないととてもこれから日本の進歩・発展は望めないかと・・・

  • 新型肺炎(新型コロナウィルス)の発生原因は生物化学兵器?予防法と治療法について!

    ここ1週間ほど、新型肺炎の流行について調べています。いろいろ調べている内に気になる記事が幾つかありましたので紹介します。今、アウトブレイク(爆発的良好)の兆しがみえる中国・武漢市発の新型肺炎(新型コロナウィルス)についてですが、この原因について、どうも「生物化学兵器」だった可能性があると指摘されているのです。ワシントンタイムズ紙に、その記事が掲載されたそうです。最初は、「まさかそんなバカなことが!、あり得ない!」と否定し疑っていましたが、どうも調査を続ける内にその可能性が捨てきれなくなりました。

    新型肺炎(新型コロナウィルス)の発生原因は生物化学兵器?

    昨日、ワシントンタイム紙が非常にショッキングな記事を掲載したそうです。

    今、大爆発しそうな「新型肺炎(新型コロナウィルス)」について、発生原因の一つとして「生物化学兵器」の可能性があるのではないかという記事です。以下、これを解説しているブログを紹介します。

    アメリカのワシントン・タイムスは26日、コロナウイルスによる新型肺炎の感染源として「中国科学院武漢病毒研究所での秘密の研究開発に関連しているかもしれない」と報じました。

    これを唱えたのは、イスラエルの生物学的戦争の専門家。

    信じがたい話ですが、ツイッターではこの「中国科学院武漢病毒研究所から漏れた説」が徐々に拡散しています。

    武漢病毒研究所がコロナウイルスの感染源?米紙「生物兵器を漏らした」可能性を指摘

    中国科学院武漢病毒研究所とは

    ダニー・ショーハム氏はワシントン・タイムス紙に対し、

    「中国科学院武漢病毒研究所」は武漢市には中国で最も進んだウイルス研究所。唯一バイオセーフティーレベル4(致命的レベルの)ウイルスを扱うことができる研究室である。

    アメリカ政府は、中国政府が機密事項として生物兵器を研究している可能性を疑っており、過去にも注意しているが返答は得られていない。

    コロナウイルスは研究室から発生したと考えられる。

    犠牲者が武漢市に集中しているそのエリアに、中国科学院武汉病毒研究所が位置している→感染ルートとして矛盾しない

    などとメールでコメントしています。

     

    本当なら、一大スクープ記事になります。中国が認める訳もありませんが、SARSの時といい、今回の新型肺炎(新型コロナウィルス)と言い、アウトブレイクの仕方が気持ち悪いほどに似ています。

    予防法~感染防御

    インフルエンザの予防と大差ないじゃないかとガッカリされるかも知れませんが、かなり理にかなっている方法だと思いました。

    マスク →まぁ~、気休めにしかならないそうですが、するにこしたことはありません。

    うがい →イソジン液が有効だそうです。

    手洗い →生死を分けるそうです。

    ●中国の人々は男女を問わず、道路に痰や唾を吐いたり、鼻水を飛ばしたりするのが良くないとのこと、トイレに行って手を洗わないことが致命的にダメなようです。衛生上、良くないのは一目瞭然です。感染が拡大するのは自明の理です。

     

    そして、免疫力を高めること、維持すること。

    (1)規則正しい生活をすること

    (2)良く寝ること

    (3)暴飲暴食しない(アルコールは免疫を低下させるので、なるべく飲まない)

    ●持病のある人は要注意(糖尿病、高血圧など)、重症化しやすい。合併症にならないように。

    (4)体力維持に努めること

    ●他の感染症にかからないこと(インフルエンザ、エイズ、結核など)

    健康に留意し、自己免疫力を高めることに尽きるようです。

    治療法~隔離療法?

    以下の記事に詳細に掲載されています。

    参考にしてください。

    きじスクラップ

    要約すると、感染者を陰圧治療→「一ヶ所に押し込んで隔離し、ただ投薬する」という、これまで一般的に良いと言われてきた治療法が実は一番良くない治療法のようです。外気と遮断させてはダメ。

     

    SARSなどを完治させる決定的な薬はありませんが、一般的に以下の薬が投与されています。

    ステロイド

    副作用があり、免疫力を低下させるので飲まない方が良い。

    リバビリン

    アメリカ陸軍・ウィルス兵器部隊が開発した万能抗ウィルス薬だそうですが、後遺症の副作用があり、やはり、飲まないにこしたことはないそうです。

     

    一番の治療方法は、ステロイドでもなく隔離療法でもなく、自然界に一人寝転がらせる(人造ウィルスは自然に淘汰されやすい、自然界の元で自分の免疫力でウィルスを撃退し治癒させるしかない)と記されています。

    保護した邦人をどう治療するか

    武漢には、今現在約650人の日本人が滞在していると言われています。

     

    今夜28日にはチャーター機を飛ばし、邦人を保護し、明日には約200人が帰国する予定と報じられています。正直言って遅きに失した感は否めませんが、何よりです。

     

    とにかく200人でも無事保護し、帰国できるようになったのは喜ばしいことです。こんな重大な事態になっても自国民の保護に欠けるようではとても法治国家とは呼べませんから。

     

    しかし、帰国して全員がすぐに各々の自宅や家族の元に帰るのが本当に良いことなのかは、疑問に思います。一人でも新型肺炎に感染していれば、また無用な混乱がおきてしまいます。潜伏期間の人がいるかもしれません。ここは安全に徹するべきです。

     

    自国民の保護・救出にあたるのは迅速でなければなりませんが、その後の治療法を全然考えていなければ、とても先進国ではありません。保護し、帰国させ、自宅に帰らせるだけでは片手落ちです。泥縄式すぎます。

     

    本来ならば、どこかの施設に隔離・収容し、問診・検温・健康診断など手をつくし、2週間ぐらいの経過観察が必要なのではないでしょうか。

     

    日本国内でアウトブレイクさせないためには避けて通れない道だと思いますが・・・

    まとめ~私見も

    当初に「新型肺炎が、生物化学兵器だった。人造ウィルスだ」などという主張は、まったくのでっち上げであり、ねつ造だと思いました。

     

    反中国的な考えの人々が中国を貶めるためにねつ造したデタラメで、一方的で偏狭な見解だと・・・
    当初は否定的でしたが、調査している内に、必ずしもそうとは断定できないと思い出しました。

     

    なぜなら、SARSの時もそうでしたが、中国の対応の仕方がおかしいのです。当初は「人から人への感染はない」と否定し続けてきたのに1週間もしないうちに前言を翻し、「人から人へ感染する」とアッサリ認めたこと。

     

    今日のアウトブレイクの兆しをみるにつけ、疑問が湧いてきます。自然界では絶対にここまで爆発的な流行はおきないと言われています。極めて不自然なのです。可能性の一つとして否定は出来ないと思われます。象徴的な数々の出来事があり過ぎます。

     

    武漢の病毒研究所は海鮮市場から30㎞しか離れていません。
    ここから漏れて爆発的に広まった可能性が・・・!?

     

    あるいは、この研究所で実験に使用され生き残った野生動物(コウモリ、ヘビ、トカゲ、ニワトリ…等々)が所員の小遣い稼ぎのために海鮮市場に売りに出されてしまったとか、恐ろしい話まで…一笑にふせません。

     

    中国がウィグル自治区で行っている人権弾圧や香港でのデモ弾圧の仕方を見ていると、自由な言論を封じ込めるためには手段を選んでいません。何が起きても不思議のない国です。

     

    これ以上は長くなりますので、一旦筆をおきます。今後は中国の動き・対応を見て追記するようにします。なぜなら、中国発の疫病は、今後も何回も発生すると思われますから・・・。もはや、我々は覚悟を決めるべき時期に来たのではないでしょうか?

     

    団体旅行が中止になり、倒産する観光業者が出てくるかも知れません。ここに至る前に、国民全体でもっと考え、危機に備えるべきでした。政府も国民も甘過ぎました。議論を尽くすべきでした。隣りに、ここまで危険な国家が存在するのに!切歯扼腕の心境です。

     

    しかし、これからでも決して遅くはないのでは?

     

    例えば危機に備えて国民全体で応分の負担をする、「中国発の疫病に対する保険」などを考えるとか、もう予め準備をしておくのです。恐らくこれから何回も起きるでしょうから、考えうる限りの手を尽くさないと、極めて危険な状態に来ていると思われます。

  • ゴーン被告の国外逃亡にレバノン政府は関与しているのか?海外の反応は?

    ゴーン被告の国外逃亡にレバノン政府は関与しているのか?海外の反応は?

    日本は元より、各国に大きな衝撃を与えたゴーン被告のベイルートへの海外逃亡劇。全容が明らかにされてゆくにつれて、ますます驚きが広がっている。日産自動車(Nissan Motor)元会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn:65歳)被告が保釈中に日本からレバノンへと無断渡航:逃亡したことに対し、レバノン政府は関与しているのか。また、同被告がレバノンに所有する住宅の近隣住民は突然の彼の帰還をむしろ歓迎しているという。なぜか? 下記:ゴーン被告の逃走経路

    ゴーン被告の国外逃亡にレバノン政府は関与しているのか?

    保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告について、逃亡の直前まで、レバノン政府が、日本政府に被告のレバノンへの送還を複数回に渡り要請し、これを日本側が拒否していたことが、FNNの取材でわかった。

    特にゴーン被告が逃亡した直前の12月20日、レバノンを訪問していた鈴木馨祐外務副大臣に対し、アウン大統領が直接送還を求めたが、鈴木副大臣は「日本の司法にのっとり対応している」と答え、要請を拒否したという。

     

    レバノン政府関係者は、「このタイミングの逃亡は偶然で、まったく無関係だ」と説明しているが、とても額面通りには受け止められない。

    通常の出国手続きで日本の入国管理局を通過しているとは到底考えられず、レバノン政府要人や大使館関係者が関与している疑いはかなり高い。

     

    日本の地方空港から楽器の木箱に隠れて出国したという経緯が事実だとすると、ゴーン被告の妻が画策したかも知れないが、レバノン政府が関与しない限り、ゴーン被告の豊富な人脈をいくら駆使しても、実行は不可能だったのではないかとみられる。つまり組織的な逃走援助がなされたということ。

     

    日本とレバノン国家との間に例え緊張関係が生じたとしても、危険を犯してゴーン被告を国外に脱出させたのは、外貨不足(特に、ドル)などに悩むレバノン政府に執って、ゴーン被告がこれからの経済活動・外貨獲得に欠かせない人物とみているからではないのか?

     

    でなければ、レバノンの政府外交特権を駆使して不法出国などさせはしなかったであろうと容易に推測される。とにかくハリウッド映画顔負けの逃亡劇だった。

    ゴーン被告がレバノンに所有する住宅はどこにあるのか?

    日本で役員報酬の過少申告や会社資金の私的流用の疑いで逮捕・起訴され保釈中の身であったゴーン被告。

    日本国から不法出国した際、偽造パスポートなどを使用したのは間違いないらしいが、一体レバノンのどこに住宅を持っているのであろうか。

    ゴーン被告のレバノンでの住居とされる住宅は、首都ベイルートの高級住宅地の一角にある。
    ピンク色に塗られたこの住宅の前の通行状況は、普段と変わらない様子とのこと。

    本人は入国した後、自宅には一度も戻らず、治安当局の協力を得て「雲隠れ」しているとみられる。自宅の警備スタッフの1人は「ゴーン氏はここにはいない。セキュリティー要員と清掃担当の女性がいるだけだ」と語った。しかし、これもにわかには信じがたい話である。

    地元メディアは、ゴーン氏が親戚宅に身を寄せているなどと報じたものの、帰国後の動静については明かにされていない。しかし、最近になってゴーン被告の妻やメイドが目撃されていることから、建物のどこかに潜んでいるのでは?


    ただ、治安当局は「合法的に入国した」と見なし、法的措置を取らない姿勢。
    国賓級の扱いだな。同じ穴のムジナ通しか?
    そして、主に近隣の富裕層の間で歓迎ムードがあるようだ。

    レバノン市民の態度に温度差あり

    近くで商店を営む50代の男性:レネさんは、大みそかを前にゴーン氏が戻ってきたことは嬉しいと語り、「(日本は)彼を不当に扱った。人は有罪が証明されるまでは無実であり、その逆ではない」と静かな口調で述べ、「不正な日本の司法制度は許せない」と、年末の脱出劇を喜んでいる風だったという。

     

    国外で経済的な成功を収めたレバノン人は多い。ゴーン被告はその中でもレバノン人が世界に誇れる偉人としてあがめられ、2018年の逮捕の衝撃は大きかった。レネさんは日産の再建に触れ「借金でつぶれそうだった自動車会社を引き受け、また稼げるよう生まれ変わらせ、世界的企業の一つに戻した。そんな人間に日本はよくもこんな扱いができるものだ」と訴えている。

     

    被告宅の隣に住む50代女性は、金髪の頭を振りながら、氏名の公表は拒んだが、日本でのゴーン被告の扱いには衝撃を受け、嫌悪感を抱いたという。女性は、「彼にこんな扱いをすべきではない」と語り、「隣人の私たちは、全員が彼を尊敬している。レバノン人にとって、彼は成功の最たる象徴であり、模範だ」と強調している。

     

    しかし、日本で汚職の罪に問われ、司法手続きに従わずに国外逃亡したことについて、高級住宅街を一歩離れると、様相がまったく異なり、怒りの声が聞かれるという。

     

    レバノンでは現在、深刻なドル不足が起きている一方で、政治エリート層の無能で腐敗に対する前代未聞の抗議行動が1か月半にわたり継続。揺れに揺れている状態だという。

     

    ベイルート・アラブ大のアリ・ムラド助教は「この国にはもう十分、泥棒で充満しているのに、また一人やってきた」とフェイスブックに書き込んだ。

     

    映画監督ルシアン・ブージェイリ氏も「日本の『不正な』司法制度から脱出したとゴーン氏は言うが、さぞやレバノンの『有能な』司法制度は居心地が良かろう」とツイッターに記し、レバノンでは「大量の公金が毎年、横領されているが、政治家は誰一人捕まったことがない」と嘆いた。

     

    音楽家ジヤド・シャハブ氏も、被告が戻った国は「泥棒の培地だ」とフェイスブックで指摘。9月から激化してきたデモで、国民は「盗まれた金を返せと言ってきた。盗んだ男を返せとは言っていない」と書き込んだ。

     

    自宅近くで商店を営むハリル・イシュライムさん(65)は「レバノンでは不正がはびこっていて、違法にお金を得た人間が戻ってくるのは当たり前のことだ」と現状を嘆いた。日本では難しくても「レバノンで法の裁きが必要だ」と訴えている。

     

    反政府デモに参加する活動家らは、ゴーン被告を「腐敗したエリートの一人だとみなし批判している」が、これはベイルート国内が決して一枚岩でないことを証明している。

     

    メディアのトップを飾る事件ではないが、国民の間でかなり関心が高い事件である事は間違いない。

    海外の反応

    【NY時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12月31日、保釈中にレバノンに無断出国したゴーン被告について、「法廷で汚名をそそげれば良かったが、公正な裁判を受けられたかどうかは分からない」として、日本の司法制度を批判する社説を掲載した。

     

    同紙はゴーン被告に関し「当初は罪状のないまま数週間(108日間3)にわたり身柄を拘束され、弁護士の立ち会いなしで取り調べを受けなければならなかった」と強調。検察官による自白強要や保釈後の外部との接触制限などにも触れつつ、「日本では99%超の被告が有罪になる」と説明した。

     

    ロイター通信

    ゴーン元会長の突然の逃亡は、日本の厳しい司法制度に厳しい視線を投げかけた。その司法制度とは、容疑者を長時間拘束し、1日8時間にもおよぶ取り調べの際に弁護士が立ち会うことを禁止する、というものだ。

     

    フランスのル・モンド紙

    ゴーン元会長は近く、記者会見を開き、彼を起訴した日本を攻撃するだろう」としたうえで、ゴーン会長に対する監視体制について、「警察や弁護士によって監視されてはいるが厳しいといえるものではなく、娘たちは定期的に彼のもとを訪れていた」と指摘。

     

    いずれも日本の人質司法といわれるほど長期間にわたり拘束し、弁護士を立ち会わせず、自白を促すというやり方に対して厳し見方をしているのが共通点だ。

    まとめ

    ロイター通信は、弁護士の話として、ゴーン被告が8日にレバノンで会見を開くと伝えている。

     

    会見では一体何を語るのだろうか。
    多分、自分を不当に扱った日本の司法制度や日産の幹部たちに関して、口を極めて罵ることだろう。

     

    乞われて潰れかかった日産自動車の最高責任者に就任し、業績をV字回復させたのに、ほとんどクーデターに近いやり方で自分を追い落とし、検察と手を組み自分一人に罪を押し付けた日産の役員たちを決して許しはしないだろう。

     

    レバノンでは富裕層の間であろうが、英雄視されている。
    次期大統領に押す人々さえいるほどだ。

     

    このまま黙っているとは思えない。
    何を語るか楽しみだ。

     

    彼の無実を信じている訳ではないが、やはり欧米が口をそろえて非難するように一旦起訴されたが最後、有罪率99%というのは信じがたい数字であろう。

     

    尋常なやり方では達成出来ない数字だ。
    人質司法と揶揄される由縁だな。

     

    検察、裁判所、弁護人、日本国家が今後どう動くか、けだし見ものである。

  • 小泉進次郎!政治資金で不倫ホテル代捻出疑惑と高額ポスター代支出疑惑!

    小泉進次郎!政治資金で不倫ホテル代捻出疑惑と高額ポスター代支出疑惑!

    またまた文春砲がさく裂し、将来の総理大臣候補で大人気政治家の小泉進次郎環境大臣が窮地に陥った。26日発売の週刊文春で、政治資金を不適切に支出して実業家Aさんと不倫していた疑惑が報じられた。記事によれば、軽井沢のプリンスホテル「スーペリアツインルーム」で人妻A子と逢瀬を楽しみ、そのホテル代を政治資金で支払っていたという。また併せてポスター代をめぐって不透明な政治資金の支出があったことも指摘。言うまでもなく政治資金は国民の税金が原資であり、その使い道は政治資金規正法等に基づく公開が大前提となっているが、小泉氏はその説明責任を果たすことができるのだろうか。まさに地に堕ちた偶像といったところか!

    小泉進次郎のプロフィール

    小泉進次郎(こいずみ しんじろう)

    生年月日:1981年(昭和56年)4月14日(38歳)、横須賀市生まれ。
    職業:日本の政治家。自由民主党所属の衆院議員(無派閥、4期)、環境大臣(27代)、内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)。

     

    血液型:AB型。
    出身校:関東学院経済学部経営学科、コロンビア大学院修士課程

     

    経歴:2007年9月、衆議院議員・小泉純一郎の秘書を務める。
    09年8月、衆議院議員に初当選。
    13年9月、内閣府大臣政務官・復興大臣政務官に就任。
    18年10月、自民党厚生労働部会長に就任。

     

    2019年9月11日より環境大臣として田中角栄以来男性最年少で入閣。
    現職:環境大臣、内閣府特命担当大臣(原子力防災再担当)

     

    内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官、自民党青年局長、自民党農林部会長、自民党筆頭副幹事長、自民党厚生労働部会長などを歴任。

     

    親族:小泉又次郎(曾祖父)、泰道照山(曾祖父)、小泉純也(祖父)小泉純一郎(父)
    父:小泉純一郎は第87代・第88代・第89代内閣総理大臣。
    母:宮本佳代子 (エスエス製薬元会長・泰道照山の孫)。
    兄:俳優・タレントの小泉孝太郎。
    配偶者:滝川クリスタル(2019年‐)

     

    ここのところの小泉大臣をめぐっては失策が続いている。9月、国連の会合では地球温暖化対策は「セクシーに取り組むべき」などと発言し、ポエムと揶揄されるほど意味不明の演説を連発。
    勉強不足を露呈。
    環境大臣の資質を問う声が上がっていた。

     

    今、週刊文春の記事で指摘されているように上記二つの疑惑には明確に説明責任がある。
    ①人妻との不倫ホテル代と②高額なポスター代を政治資金から支払っていたという疑惑。
    ここはまさに正念場であろうと思われるが・・・如何。

    政治資金とは

    政治資金とは、個人、政治団体、政党などが、それぞれの政治目的を達成するために、その活動上必要とする資金をいう。

     

    政治資金の公開に関しては、政治団体の収支については政治資金規正法に基づき、政治資金収支報告書を、総務大臣または都道府県の選挙管理委員会に対し毎年提出しなければならない。この他、政治資金の規正・公開に関しては公職選挙法、政党助成法などに規定がある。

     

    これらの規定に照らせば、不倫をするために使ったホテル代など政治資金から払える訳がない。
    不倫は褒められたことではないが、犯罪ではない。

     

    しかし、国民の税金を原資とする政治資金で必要経費として落とすとなると話は別。
    これは明確に法律違反であり、犯罪に該当する行為であろう。

     

    独身時代の進次郎氏が女性と泊まったホテル代まで政治資金で払っていたのが事実なら政治家としては、まず失格だろうなぁ。
    ここは週刊文春の指摘を待つまでもなく、国会議員として明確な説明責任が求められる。

     

    また、高額なポスター代をめぐって不透明な政治資金の支出があったことも指摘されているが・・・これはキックバックがあったのではないか!?

     

    いずれも、どうしようもない不適切・不正な支出だったのではという疑念が持たれ、明瞭な説明責任を果たす義務があると思われる。これが果たせないなら、もうアウトだ!!

    不倫ホテル代捻出疑惑

    小泉氏は赤坂の議員宿舎に住んでいるため、都内のホテルに宿泊する必要はない。
    しかし、政治資金報告書を見ると、10年からの9年間で、都内のホテルに宿泊費用として約180万円計上しているという。

     

    その中には週刊文春が15年8月13・20日号で報じた、復興庁元職員の女性との密会舞台となった東京プリンスホテルへの支出も含まれており、その額は約69万円に及ぶとか。

     

    そして文春側が小泉氏がホテル代を政治資金で不適切に支出している決定的な証拠として、もう一人別な女性・実業家A子との交際の際に発行させた領収書の存在を明らかにしている。

     

    同年代の二人は各界の若手リーダーが集まる会合で知り合い、15年ごろに二人でこっそりと会うようになったらしい。

    A子には夫、幼い子供との家庭があり、小泉氏は当時当選3回で復興政務官を務める“自民党のプリンス”だった。

     

    二人の仲はやがて夫に知られるところとなり、すったもんだの末、離婚成立。
    小泉氏はA子さんの熱意を重荷に感じたのか、やがて身を引く。

     

    しかし、A子との不倫は決定的な証拠を残す。
    それが、下記の一枚の領収書だ。

    一枚の領収書には以下のようにある。
    「泉進会様 ¥105842 2015.6/27~6/28 宿泊代 7/30振込確認済」

     

    支出先は軽井沢プリンスホテル。

    週刊文春によれば、この日の夕方、進次郎は軽井沢で「G1新世代リーダー・サミット」に出席している。ここにはA子もいたという。

     

    A子が先に出てホテルの自室へ向かい、午後10時半頃に進次郎も同じホテルの別棟(1泊10万円上)に向かった。しばらくしてA子もその部屋に入り、彼女が出てきたのは午前2時を回った頃だったという。

     

    人妻との不倫ホテル代を政治資金で払うなど言語道断!これだけで政治家失格!
    一泊10万円を自腹で払うのが惜しかったのか。

     

    ここまでみみっちいとホント情けない。
    自腹でホテル代を払いたくないなら、人妻と道ならぬ逢瀬(不倫)などするべきではない。

     

    まぁ~、進次郎氏!金に相当渋い人間のようだな。
    政治家は皆こんなものか~!?

    高額ポスター代支出疑惑!

    自分の選挙区に貼るポスターや、名刺、ビラの作成などの印刷代にも、不可解な点があると、週刊文春は指摘。

     

    印刷しているのは千葉県野田市にある「エムズクリエ」という業者。法人登記はされていない。
    17年の衆院選では約510万円もここに支払っていて、12年から18年で合計約4300万円にもなる。
    選挙の際のビラやポスターなどの費用は一定額まで公費(税金)で負担されるのである。

     

    なぜ、地元・神奈川の業者ではないのか。

     

    住所をたどっていくと、長年、小泉家の印刷を請け負っていた印刷会社を辞めた元営業マン(現在60代後半)の家で、社名も印刷所もない。

     

    その営業マンは進次郎氏に可愛がられていたという。
    彼は注文を受けると知り合いの印刷所に丸投げし、相場より高い請求をするそうだ。

     

    なぜ、そんな「幽霊会社」に発注していたのか。

     

    元営業マンがいた印刷会社社長は、「小泉事務所からの受注額のうち何割かをキックバックしている可能性もあります」と話している。

     

    「エムズクリエ」の下請け会社社長も、元営業マンから仕事をもらっていることを認め、「これはエムズクリエ社に」「こっちは小泉事務所に」と二種類の請求書を書かされていると語る。

     

    上脇博之・神戸学院大教授が、異常に高額な税金が登記もされていない幽霊会社に流れているのは、政治資金の適切な使い方ではない、キックバックなどの疑いを持たれても仕方ないから、きちんと説明責任を果たすべきだと指摘する。

    ネットの声

    https://twitter.com/candy_man_jp/status/1209777845108559873

    https://twitter.com/knife9000/status/1209707268368822273

     

    https://twitter.com/ato43001556/status/1209723764616781825

     

    https://twitter.com/chiwayuru/status/1210062780692217856

    ろ・く・で・な・し、は・じ・を・し・れ…か、ツイッターには実に面白い指摘が多いな。

    まとめ

    フリーアナウンサーの滝川クリステルと今年結婚し2020年には第1子が誕生する予定。
    一時は「育児休業の取得」を検討しているなどと話していたが…。
    今はそれどころではないか。

     

    環境大臣でありながら知識不足が明るみとなり世間の目がいきなり反転!
    厳しい立場に立たされた小泉進次郎!
    全然育休のことを言わなくなって久しいなぁ~。

     

    加えて文春砲がさく裂!

     

    滝クリと結婚しなければ、
    環境相などにならなければ、
    こんなことにはならなかったのにと、今になって後悔・・・?

     

    する訳ないか!
    こういう状況になっても、ご本人は「ポスト安倍」に自信満々だというから、
    週刊文春の報道など蛙(かわず)の面にションベン。

     

    後悔など微塵もないのかも知れないなぁ~。

  • 伊藤詩織事件!山口敬之の事を大手メディアが報道しない訳は安倍政権への忖度なのか?

    裁判所にだけは、まだ良心が残っていたかと感じさせられる事件です。ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)から15年4月に性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めて起こした民事訴訟の判決で、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)は18日、山口氏に330万円を支払うよう命じました。山口氏は判決後、憮然とした表情のまま法廷を出て裁判所を後にしたという。youtubeに記者会見を載せているが、この男の釈明はどこまで真実なのか、判決後につべこべ言うぐらいならもっと前に記者会見を開いて釈明すべきだったし、ホントに無実というなら下らん記者会見などしていないで即刻控訴すべきだろうに・・・説得力がない。

    伊藤詩織事件!

    BBCに「日本の秘められた恥」とまで言わしめ報道された「性的暴行事件」なのに、なぜ大手メディアはこの件をまったく報道しようとしないのか、理解に苦しむ。

    この事件をめぐっては、伊藤さんの告訴を受けて警視庁が山口氏を準強姦(ごうかん)容疑で捜査したが、東京地検は16年7月、嫌疑不十分で不起訴処分に。伊藤さんは17年5月、検察審査会に不服を申し立て、顔と名前を明かして記者会見。だが、東京第六検察審査会は同年9月、また「不起訴相当」の議決を出している。

    二度に渡って「起訴猶予処分が相当」とされたこの事件については数々の疑惑が取り沙汰されています。性的被害者が、ここまで顔と名前をさらけださないと事件にならない日本の現状はやはり異常です。そして、警察に顔の効くものが逮捕状を握り潰すという疑惑・・・これだけで政権が潰れてもおかしくない話です。

     

    お酒に強い伊藤さんが吐くほどに酔い潰され、準強姦時には気絶させられ抵抗する力も記憶も失っていたという事実。多分、伊藤さんが主張している(ニューヨーク辺りで手にしたのでは?)薬物「レイプデートドラッグ」あたりを何らかの形で山口に飲まされたのでしょう。

     

    これが事実だとしたら、卑劣極まりない犯行ですね。
    最低のクズ野郎がやる行為です。

     

    ジャーナリストして働きたい女性の弱みにつけ込む。
    面接に名を借り、蛮行に及んだとしたら監獄にぶち込むべき人間でしょう。

     

    民事訴訟じゃ、まったくおかしいです。
    断じてそんなことで許される話ではない。

     

    山口氏が安倍首相の自伝本を書くなど、首相に近しい人物であったこと。
    突然の逮捕取りやめにこの関係性が影響を与えている可能性が極めて高い。

     

    示唆されているし、実に胡散臭い。
    安倍首相の昭恵夫人 → この人の交友関係も、かなりなものですね。

     

    取り沙汰されて当然です。
    桜を見る会のレベルを超えています。

     

    長期政権の権力腐敗の極みを見る感じ。
    救いがたい。

     

    逮捕状を握り潰した人物とされている「中村格(いたる)」警視庁刑事部長(下記:当時の写真)
    現・警察庁NO.3の男であり、中村は菅義偉官房長官の秘書官を長らく務め、その絶大な信頼を得てきた、この男が安倍総理ベッタリ記者「山口敬之」逮捕の中止を命令した。

     

    大手メディアは、この人物にもっと迫るべきでありましょう?
    あからさまに権力を濫用し、一人の女性の運命を狂わせた男。
    今からでも遅くない。なぜ、やらないのか?理解できない。

     

    こんなの男が、まだ出世街道を走っている。
    世も末!責任を負わせてしかるべき男なのに放置されている日本の現実。
    BBCに「日本の秘められた恥」と指摘される由縁である。

    山口敬之のことを大手メディアが報道しない訳は安倍政権の忖度なのか?

    安倍政権への忖度があったとしか思えない状況証拠が数多く存在しています。
    安倍総理ベッタリのお抱え記者:山口敬之

     

    ジャーナリストとして、政権ベッタリの「よいしょ行為」顧みて恥ずかしいとは思わないのか?
    思うような男なら、こういう犯行には及ばないか!!

    山口氏を一躍スターダムに押し上げた『総理』出版(16年6月)。
    その後の山口氏のコメンテーター活動はこれがなければ、あり得なかったのだから。

    この人物にジャーナリストとしての自負心を伺いたいものだ。

     

    ネットの反応は以下のように。

    イギリスBBCによる伊藤詩織さんの報道。この事件を日本のマスコミは何故取り上げないのか。このBBCの報道がネットで話題になっているのに、マスコミはこれを無視。週刊誌の不倫報道は熱心に取り上げるのに。この国の報道からは正義が失われたのか。真実を伝える勇気のない報道は死んだも同然だ。

    官邸がレイプ犯の逮捕状を握りつぶす。とんでもない権力犯罪だ。普通の民主国ではこれだけで政権が吹っ飛ぶ。BBCが(日本の秘められた恥)として伊藤詩織さんのレイプ事件を大々的に取り上げても、日本のメディアは反応しない。政権とメディアの協力犯罪だ。反応しない国民は、絶望的に民度が低すぎる。

    過激に反応している人がいますが、彼女の銀賞受賞を報じないことまで異常と決めつけるのは、ちょっと勘違いのようで・・・。

    山口敬之(やまぐち のりゆき)氏の記者会見の模様

    「山口敬之記者会見」

    ◆日時:令和元年12月18日(水)14:00~16:00(受付開始13:40)

    ◆出席者:山口敬之、小川榮太郎、他

    ◆司会:花田紀凱、「月刊Hanada」編集長の「週刊誌欠席裁判」

     

    見ている内に段々、不愉快になり「ダラダラとくどいなぁ~、この司会者もっと簡潔明瞭に喋らんかい!」と、途中で切り上げてこの記事を書いています。

     

    この記者会見に臨んでいる人達はどういう方々なのか、正直言って良く分かりません。
    山口氏の無罪を本気で信じている方々なのでしょうか?でしょうね。

     

    月刊Hanada1月号の内容紹介が、まったく訳が分からない。
    まぁ、極右(ネトウヨ?)なのでしょうが、正気の沙汰とは思えない言動・内容です。

     

    今頃、下らん記者会見をする暇があったら直ちに控訴の準備をすべきでしょうに。
    ホテルのドアマンはこの男が無理やりに彼女をホテルに連れ込む姿を目撃しています。      タクシー運転手が証言している内容からも山口氏の凶行が伺い知れます。

     

    一つ一つ反証を挙げて、身の潔白を晴らすべきでしょう。
    事件のあった東京・白金のシェラトン都ホテルに勤務し、事件当夜の15年4月3日、ドアマンとしてエントランスに立っていた人物の証言が控訴審を左右するだろうと噂されています。

     

    山口氏が当時勤務していたTBSは「元社員の在職中の事案であり、誠に遺憾です」とのコメントを出しただけ・・・もう見放されていますなぁ~。

    ネット上の反応

    ネット上の反応は実に素早いです。

     

    大手メディアが報道しない分だけ、関心の高さがうかがい知れます。

    伊藤詩織さんに同情を禁じえません。
    この国はとてもまともとは思えません。

     

    事実を知れば知るほど絶望的な気持ちになってしまいます。
    裁判所にだけ、かろうじて良心が残っていたかと救われた気持ちになりましたが・・・。

     

    しかし、1100万円の請求が、なぜ330万円にまで減額されてしまうのか、準強姦罪という卑劣な犯罪を犯しているのに低過ぎでは?西欧諸国なら何億円という賠償になるだろうに…合点がゆかない。

     

    この辺が残された課題というべきでしょうか。
    彼女が地裁の前で語っていたように、「法律・報道・教育」に関して日本はまだまだですね。

    まとめ

    レイプ被害を告発し日本における#MeTooの先駆けとなったジャーナリストの伊藤詩織さん。
    勝訴判決を出て良かったです。しかし、戦いはまだまだ続きます。ホンの一瞬、区切りがついただけで先はまだまだ長いです。

     

    この日の判決を受けるまでには様々な葛藤があったことと思われます。
    日本は決して性被害者に優しい国ではありません。

     

    裁判所前で、支援者の人々にお礼を言うときに流された涙は本当に尊いと思います。
    BBCの指摘を受けるまでもなく、日本は性被害の報道が少なすぎると感じていました。

     

    日本の現状を鑑みれば、セクハラ・パワハラがまかり通っているのは容易に実感できます。
    地位や権力のあるやつらが野放しになっています。

     

    極めつけは山口氏を擁護する立場として自由民主党・杉田水脈衆議院議員が過去に取材インタビューに応えています。その中で杉田議員は、「レイプされた彼女にも責任がある」との意見を表明しているぐらいですから、救いがたい。この議員は女でありながら、女性の一番の敵でしょうね。

     

    女性にとってまことに声を上げずらいのが日本でしょう。
    声を上げれば、今度は女性側に落ち度がないか、などいわれのない詮索が始まります。

     

    精神的には女性にとって「殺人」にも等しい被害を受けているのに、さらに踏みつけにされる。
    まだまだ日本は性被害者に非寛容な国だと思います。

     

    被害者に責めに帰すべき事由があるかのようないわれのない中傷が多いです。
    同意がなければ強姦罪になるのは当たり前です。それ以外の何ものでもないです。

     

    ネットやブログにも韓国だの、通名がどうたらこうたら「真実を見極めよう」との意見から、
    本質をはずれて責め立てる輩が目立ち過ぎます。さぞかし傷ついたことでしょう。

     

    しかし、同じ犯罪を受けているのに沈黙し続けている女性にとって、今回の判決の持つ意味はとても大きいことと思われます。今後に向かって大きな力となり得るのでは?

     

    実名や顔ををさらして性的被害の裁判を続けるのは心底勇気がいったことでしょう。
    いつか胸を張って日本に戻れる日を祈念します。

     

    ですが、この恥知らずな人間は必ず控訴するでしょう。
    戦いは終わった訳ではありません。

     

    そうでなければ社会的に抹殺されるだけですから、・・・
    そりゃぁ~、山口氏も必死になりますよね。

     

    かなり見苦しい。語るに落ちる。
    晩節を汚していますね。

     

    男として、こういう風にだけはなり下がりたくないです。
    やはり、刑事罰を課すべき人間でした。

     

    追記

    やはり控訴しましたね。恥も外聞もなく・・・ぬけぬけと。
    きちんと謝罪すべきところなのに。

     

    山口氏の連れ合い・妻はこの事件をどう思っているのか、女性の立場からの意見を聞いてみたい。 息子にも家族として、こういう父親をどう思うか・・・大手メディアは是非取材して欲しいですね。

     

    高裁どころか、最高裁までもつれ白日の下にさらされた方が良い事件です。
    権力によって握り潰された卑劣な犯罪・・・受けるべき当然の報いがあるはずです。

     

    伊藤さんにとっては辛い日々が続くことでしょう。
    でも彼女は、「目力」があり魅力手的な女性です。

     

    PTSDに苦しめられても、きっと乗り越える力があると思います。
    頑張って下さい。援護射撃!応援します。
    追記の追記

    あー、毎日新聞だけがこの事件について触れていました。
    失礼しました。

  • サウジアラムコの上場!ムハンマド皇太子の真の狙いと問題点は?

    サウジアラムコは17日、12月に予定する新規株式公開(IPO)を売り出し規模と目標価格帯を発表しました。上場すれば最初から調達額も企業価値も最大となるのは分かり切っていました。ただ、アラムコの企業価値は1.6兆~1.7兆(約180兆円超え)となる見通しで、これまでムハンマド皇太子が主張してきた「2兆ドル」には届かないのですが、メンツにこだわってきた実力者が企業価値を低く認めた上でも上場する真の狙いは何なのでしょうか?間違いなく世界最大の上場企業になるでしょうが、今年度末にまさに最大な恰好の話題を提供してくれそうです。

    サウジアラムコ(Saudi Aramco)の上場

    サウジアラムコ」はサウジアラビア王国の国営石油会社。
    サウジアラビア国営石油Saudi Arabian Oil Companyの通称。
    「アラムコ」とはアラビアン・アメリカン・オイル・カンパニー(Arabian American Oil Company)の略称。

    国営石油会社の略称に他国である「アメリカ」の名称を残していることに特徴があります。
    本社はダハラーン(サウジアラビア東部の都市、ペルシャ湾に面する)です。(Wikipediaより)

    事業内容 石油・天然ガスの探査、開発および生産
    関連するパイプライン、輸送および加工業務
    原油、石油および化学品の供給や取引、精製、販売および輸送
    代表者 ヤセル・ルマイヤン(英語版)会長
    アミーン・H・ナーセル(英語版)社長兼CEO
    売上高  3559億ドル(2018年)
    純利益  1111億ドル(2018年)
    従業員数 5万5,000人(2016年)
    主要株主 サウジアラビア政府 100%

    (Wikipediaより)

    今回1位の企業は毎年おなじみのアメリカにある世界最大のスーパーマーケット「ウォルマート」で、売上高は約5,003億ドル(約55兆円)。 2位に国家電網(ステートグリッド)、3位に中国石油化工集団(シノペック)、4位に中国石油天然気集団と、中国企業が続く。 前年も上位4社は順位が同じで変動がないとのこと。

     

    日本企業で1位はトヨタ自動車で、世界では6位、売上高は約2,651億ドル(約29兆円)だった。 自動車業界ではトヨタは世界トップで、2位のフォルクスワーゲンにわずかだが売上が上回っています。 韓国で1位はサムスン電子で、全体で12位にランクイン。

     

    コンピュータやインターネット関連では、Appleがトップで全体で11位。 その他、Amazon.comが18位、Googleの持株会社のAlphabetが52位、Microsoftが71位などとなっています。 上位の企業では、石油、自動車、金融、ヘルスケアなどの業種が目立つ。 (出典:フォーチュンの大企業番付 Global 500 2018年版より)

     

    サウジアラムコは原油埋蔵量、生産量、輸出量とも世界最大の規模を誇りますが、最大といってもどれほどのものか、良く分かりません。自分にはピンとこないのです。凄すぎて・・・。売上高は現在、世界何位なのでしょうか?
    上場すれば間違いなく10位以内に入ってくることでしょう。

     

    比較すると、上場企業で石油メジャー最大のエクソン・モービル(売上高世界9位)の10倍超となる2500億バレル以上の確認埋蔵量があるとされています。これがどれ位の規模なのか、数字で示されてもいま一です。

    このサウジアラムコが上場となれば、そのインパクトは間違いなく非常に大きなものとなるでしょう。

    設立までの沿革・歴史

    サウジアラビアの石油開発は1933年、米国の国際石油資本スタンダード・オイル・オブ・カルフォルニア(通称ソーカル、SoCal。現:シャエブロン)の子会社・カリフォルニア・アラビアン・スタンダード・オイル・カンパニー (通称カソック、CASOC)がサウジアラビアのイブン・サウド国王との合意書に調印し、同国の石油利権を獲得。

     

    1936年、カソックは、米国のテキサコ(現:シェブロン)と50%ずつ株式を保有する合弁会社になり、1938年3月、ダーランで石油を掘り当てます。(ダンマン油田)。

     

    1944年、カソックは社名をアラビアン・アメリカン・オイル・カンパニー(通称アラムコ)に変更。

     

    1960年のOPEC結成を契機に、1960–70年代には産油国で石油会社を国有化する動きが進んだが、サウジアラビア政府は急激な完全国有化政策を取らなかった。

     

    1973年10月、第四次中東戦争。
    同年12月、政府の25%経営参加に合意する「リヤド協定」が成立。

     

    この比率はしだいに引き上げられ,1988年にアラムコは完全国有化され,国営石油会社サウジアラムコを設立。

     

    サウジアラムコの主な事業内容は、石油・ガスの探鉱、開発、生産、販売など。
    純利益が1111億ドル!→単純に米アップルの倍!凄すぎます。

    ムハンマド皇太子の真の狙い

    サウジアラムコ上場の背景には原油価格の下落があるといわれています。
    サウジアラビアは石油に多く依存し、原油市場に対する影響力もあります。

    原油価格は近年上昇傾向にあり、2017年末からは1バレル60ドル台となっていますが・・・。
    原油価格の低落が続いていた2016年1月には1バレル27ドルと2009年2月の水準を下回り、2004年来の水準まで低落しました。

     

    原油価格下落の影響による産油国のファンドの株式市場からの資金引き上げにより株価も下落傾向にあるといわれています。
    原油価格が持ち直し傾向にあるとはいえ、このまま原油安が続けば、サウジアラビアの財政は大赤字が続くことになります。
    また、サウジアラビアは隣国であるイエメンへの軍事介入も行い、その戦費が膨らんでいますし、イラン敵視を鮮明にし対立を深めています。

     

    原油安と戦費で財政は火の車で、5年続きの大赤字です。その解決策がサウジアラムコの上場ということです。
    この上場により現金を手に入れて、財政赤字を減らし、財政改革を進めることになります。

     

    財政改革は、ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子が中心になり打ち出された経済改革計画『ビジョン2030』で示されています。

    売り出し規模と目標価格帯

    株式の2.5%を国内で売り出し、最大で256億ドル(約2.8兆円)を調達する計画。
    2014年に中国「アリババグループ」が調達した250億ドルを超える「史上最大のIPO」を目指しています。

     

    欧米でダメなら、まず国内で王族などを中心に、かなり脅迫的な手法で、株式を強引に押し付け売りつけるはずです。そして、
    調達した資金力は、計画通りにムハンマド皇太子が旗振り役である石油に頼らない「サウジの改革」の資金とすることでしょう。

     

    アラムコが設定した目標価格は30~32サウジリアル(約8~8.53ドル)。
    発行済み株式数「2,000億株」をかけると、企業価値は1.6兆~1.7兆と、時価総額1兆ドル超えの米国アップルやマイクロソフトを上回り、世界最大となる見通し。

     

    世界最大の石油会社アラムコは18年に米アップルの倍近い1111億ドルの純利益を上げています。
    しかし、原油価格の低迷中東の地政学的リスクを背景に、市場ではアラムコの価値に厳しい見方も根強いのです。
    つい最近の石油施設への攻撃がそれを物語っています。

    https://twitter.com/QanatAhrar/status/1172776446135287808

     

    9月14日に発生したサウジアラビアの石油施設攻撃には、合わせて20機以上の無人航空機と巡航ミサイルが使用されたもよう。米軍情報筋によると、巡航ミサイルも使用されたとのこと。サウジアラビアへのテロ攻撃を続けるイエメンの反政府武装勢力(フーシ)が犯行声明を出したが、サウジアラビアが大金を投じて整備してきたアメリカ製防空システムを突破し、多数の目標の攻撃に成功した手並みから、アメリカ側は「いくらフーシのドローン戦力や巡航ミサイル戦力が強化されているとはいえ、イランが直接関与しなければ、このような攻撃はできない」と考えています。(軍事社会学者・北村淳)

    調達資金は、インフラ整備や教育資金にあてるほか、政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が内外の市場に投資してリターンを将来世代のために活用する予定。

     

    ちなみに、PIFはソフトバンクグループが創設した「ビジョン・ファンド」に出資しています。アラムコは12月5日に最終的な売り出し価格を発表しますが、動向に世界的な注目が集まっています。もし、この上場がうまくゆかずダメになったら、ソフトバンクも吹っ飛ぶことでしょう。

    上場企業になる問題点とは?

    サウジアラビアの経済や財政は豊富な石油資源がもたらす収支に大きく依存してきました。
    しかし、21世紀半ばに世界の石油需要はピークを迎える見通し。

     

    若者の雇用を生み出すのは急務であり、実力者ムハンマド皇太子が「ビジョン2030」と名付けた改革プランを提示し、民間部門の発展や社会の近代化を推し進めると宣言。

     

    しかし、皇太子の性急な政治手法や強権的な外交姿勢にはかなり懸念も向けられています。
    2018年10月に政府批判の著名記者(ジャマル・カショギ)がトルコで殺害された事件では関与を疑われています。

     

    国際社会の反対を押し切りイエメン内線に介入し、隣国カタールに断行を突きつけ、イラン敵視を鮮明に打ち出し対立を深めています。
    常に危うさが漂っているのです。

     

    サウジアラビアは世界最大の石油輸出国であり、アラブ世界のリーダーです。
    イスラム教の二大聖地(メッカ、メディナ)を抱えています。

    他のアラブ諸国はサウジの改革を手本と位置付けていますし、「サウジ改革」の成否はサウジ一国だけにとどまらない影響が極めて大なのですが・・・。

     環境問題に詳しい専門家の厳しい意見

    サウジアラビアは4日、アラムコの株式上場を承認。

    同社が世界最大の上場企業になるのを前に、環境運動家はこのIPOに参入すれば気候変動の悪化に加担することになると主張。
    NGO活動家のアダム・マクギボンは以下のようにNewsweekで厳しい意見を語っています。

     

    「アラムコへの投資は世界最大の環境汚染企業に巨額の資金を注入するようなもの。埋蔵されている石油と天然ガスをアラムコが全て燃やせば、112ギガトンの二酸化炭素が出る。それはパリ協定の枠内で世界が排出し得る二酸化炭素の約3分の1だ」と。

    112ギガトンの二酸化炭素!・・・なんだか凄すぎてピンときません。
    地球規模で温暖化が進み、日本でもドでかい台風が次々と来て酷い被害が出ています。
    サウジアラムコの株など購入することは環境悪化に加担する悪行・愚行と言いたいのでしょうが・・・。

     

    IPOに参入する大手国際銀行は、自社サイトで気候変動問題への取り組みをアピールしていますが、それは口先だけなのか?と・・・
    上場時に飛び交うのは祝辞だけではなさそうなのです。

     

    約180兆円超えの評価額を抱えてスタートする世界最大の上場企業!
    サウジアラムコ!
    とにかくスケールがデカ過ぎて、今の私の頭では問題点がつかみ切れないのです。