日本相撲協会は13日、新型コロナウイルスに感染していた西三段目82枚目の勝武士さんが同日午前0時30分、肺炎による多臓器不全のため、東京都内の病院で死去したと発表。同じ頃にコロナに感染しましたが、すぐに入院ができ1ヶ月もかかって回復し、先日退院できた芸能人・石田純一と何が違うのか、どこが生死を分ける境目だったのか考えてみました。この訃報を受けて相撲協会が下した判断に注目が集まっています。
Contents
大相撲で初めて新型コロナウイルス感染が判明していた西三段目82枚目・勝武士(しょうぶし、28歳、本名・末武清孝=すえたけ・きよたか=山梨県出身、高田川部屋))さんが13日午前0時半、新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため、都内の病院で死去。
28歳という若さで亡くなった勝武士さんは、相撲協会によると先月8日に入院。転院先で10日にPCR検査で陽性と判定。19日から集中治療室での治療を続けていましたが、新型コロナ感染症で日本のプロスポーツ選手が亡くなるのは初めて。国内では20代の死亡例も報告されていません。糖尿病の持病があったとはいえ、現役力士の死に衝撃が走りました。
今後、二所ノ関一門葬が検討されていますが、協会は13日、希望する協会員全員に抗体検査を実施すると発表しました。極めて有意義な決断だと思われます。
竜電(左)は同じ山梨県出身の勝武士さんに信玄餅を食べさせてパワーを注入(17年の大阪場所前)
師匠の高田川親方(元関脇・安芸乃島)らが保健所や複数の医療機関に問い合わせたが、都内の逼迫(ひっぱく)した状況ではなかなか受け入れ先は見つからなかった。4日後の8日には血痰(けったん)の症状も見られたことから救急搬送され、都内の大学病院に入院。感染の有無を調べるこの時の簡易検査は陰性だった。だが、重篤化していたために翌9日、より専門的な別の大学病院に転院。気管切開などの処置が取られたという。同日PCR検査を受け、10日に角界初の陽性が判明。糖尿病の持病もあり、19日からは集中治療室に入って闘病していたが、帰らぬ人になった。
高田川部屋では、高田川親方、弟子の十両・白鷹山も25日に感染が発表されましたが、30日までに退院しました。しかし、現在は稽古も行われておらず、部屋での安静に努めているそうです。現役力士のコロナ感染を受け、24日初日予定だった夏場所(両国国技館)は中止が決まっています。激しく大男がぶつかり合う危険な競技ですから、これも極めて妥当な処置だと思われます。
4月に新型コロナウイルスに感染した石田純一(66)が5月12日に退院。
石田は仕事(?)で向かった沖縄県で体調不良を訴え、東京に戻った4月14日入院していました。1ヶ月近く入院の末無事退院できたのは僥倖と言うべきものでしょう。
退院後の石田が、電話でFNNの単独インタビューに応じています。多くの批判的な意見を踏まえて反省の弁を述べていますが…。風当たりはかなり強い様なので、通り一編の反省の弁では世間の理解はまず得られないのでは?と懸念しています。
石田は感染が確認される前、4月10日に沖縄に向かったことが分かっています。
なぜ、既に緊急事態宣言が出ていた東京から沖縄に行かなければならなかったのですかね?
所属事務所によると、沖縄に向かったのは自身が那覇市で経営する冷麺店で、店員らとの打ち合わせがあったため。
感染拡大の影響で、店舗の売上が落ちていたというのだが…。翌11日、石田さんは仕事関係者とゴルフに行き、プレー中に身体がだるく感じたため、12日はホテルの部屋で休息を取り、16:00~18:30に再び自身のお店で打ち合わせしたという。
東京に戻ったのは13日になってからで、14日に病院で肺炎の傾向が見られたため入院。PCR検査を受けた結果、15日に新型コロナウイルス陽性と確認された。11日以降は毎朝検温をしていたが、発熱や咳などの症状はなかったとしている。
勘ぐりたくはないですが、なぜ石田はすぐに入院できたのか。かたや相撲取りで純粋に春場所後に不調を訴えています。しかし、保健所にはすぐに連絡がつかず、入院もさせて貰えなかった…そして重篤化し1ヶ月後、死に至ってしまった。石田は発症後、すぐに入院出来て軽症の内にアビガンまで投与され回復に向かった。
この差は一体どこから生じるものなのか?片やすぐに入院出来て、アビガンまで投与され回復に向かった。しかし、相撲取りの方は保健所とも連絡がつかず持病があるのに待たされ入院も出来なかった。その間に重篤化!あまりに差があり過ぎて不自然ではないか。世間が石田に批判的な目を向けるのは両者の間に埋めがたい差があり過ぎるためだろう。
彼がコロナ感染から回復し退院した後、周りに迷惑をかけて済まなかったと反省の弁を述べても世間が受け入れないのは、コネを効かせて上手く立ち回ったという反感があるためでは? あまりに理不尽な天と地ほどの差があるため…石田はこれからの言動によほど気をつけないと…自粛警察が怖い?…いや…!
日本相撲協会は13日、新型コロナウイルスの感染歴を調べる「抗体検査」を力士や親方、行司ら全協会所属員約1000人を対象に実施すると発表。検査結果は6月に出そろう見込みで、力士らの健康を守り、本場所開催に向けた取り組みに生かす方針。日本のスポーツ界では初めての大規模な抗体検査実施となりますが、これは大変な参考事例になるでしょう。
4日に緊急事態宣言が延長され、協会は5月の夏場所(東京・両国国技館)の中止を決定。7月場所は会場を名古屋から東京に変更し、無観客での開催を目指しています。協会は結果を基に感染状況を把握し、専門家の助言を得ながら、今後の対策を立てるとのこと。
抗体検査は血液を採取し、抗体があるかを調べる。短時間で結果が出るなど簡便な一方、精度に課題があるとの指摘もあるが、感染実態を広く調べるのに有用と期待される。導入の動きが広がっており、東京都は6月から始める予定にしています。
相撲協会では専門機関に依頼し、相撲部屋ごとに検査日時を設定して血液を採取する。検査前に体調確認を行い、検査結果と組み合わせることで、〈1〉感染していない〈2〉感染して間もない〈3〉感染して治った――の区別をつけ、〈2〉に該当した人はPCR検査を受けてもらう方針だ。協会内では、4月に入ってから高田川親方(元関脇安芸乃島)、十両白鷹山関ら計7人の感染が確認されているが、今回の検査によって相撲界全体の状況を把握したうえで、日常生活や稽古を行っていく上での不安を取り除き、対策を講じる考えだ。
抗体検査を取り入れる動きは欧米などでは広がっており、スポーツ界では米大リーグの各球団が協力し、4月中旬に球団従業員ら約5700人が抗体検査を受けた例があるとのこと。
角界では勝武士に続き、高田川親方(元関脇安芸乃島)、十両の白鷹山(はくようざん)ら6人の感染も確認されたが軽症でいずれも入院後、検査で陰性となって先月末には退院しています。
若くて鍛えていても糖尿病などの持病があると怖い感染症なんだと改めて思い知らされます。
今でも保健所は電話がかかりづらい状況なんでしょうか。
PCR検査もして貰えない。
いよいよおかしくなるまで入院もさせて貰えないなんて、日本はとっくに医療崩壊していたのでは?
相撲協会が実施する抗体検査が良い先例となってコロナ感染歴が容易に分かることを祈っています。
少なくとも感染状況の把握には役立つことでしょう。