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新型コロナウイルス!SNS上でデマが発生する原因?拡散に対する対策について!

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。北海道では8日、新たに3人の感染が判明し、感染者が100人を超え、これで北海道内の感染者は合わせて101人となり、都道府県別では初めて100人を超えました。(08:30)日本全体では460人を超え、拡大が終息する気配は見えません。

感染が拡大するにつれて、SNS上でとんでもないデマが飛び交っています。なぜ、こんな事態になるのか?コロナの拡散は確かに怖いですが、デマの拡散も同様に怖いです。専門家は安易な拡散に注意を呼びかけていますが、こちらの拡散も終息する気配が見えません。なぜ、こんなにまでSNS上で、デマが横行するのでしょうか、発生原因とその対策について考えてみました。

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新型コロナウイルス感染拡大!

各都道府県別の表を眺めると、以下の様に不気味な広がりを見せています。

今のところ、感染者の報告がない県がいくつかありますが、全部色づくのは時間の問題かと…。

必要以上に怖がるのはどうかと思いますが、今外出を自粛したり、ライブハウスの様な施設の使用中止で、感染拡大が治まれば僥倖というべきものでしょう。一番、不安なのは満員電車からの感染者が確認された時です。この時、日本はパニックになるのでは?…その時、どんなデマが飛び交い拡散するのか、考えただけでもゾッとします。

なぜ、SNS上でデマが発生し拡散するのか?~騙されない方法

なぜデマが発生するのかと言えば、皆さん既にお分かりの様に、心の底に『不安』があるからです。
この時、人間の心理は『信じたい情報』に簡単に飛びつくようです。そして、鵜呑みにしてしまう。デマを信じた時点で、正しい情報判断が出来なくなりますから…怖い話です。

大地震や台風感染症やテロの発生直後のように人々が強い不安を感じる状況においては、どうしてもデマ・フェイクニュースが広まりやすいのです。

 

しかし、なぜ、老若男女問わず、人々は不正確な情報を信じ(にだまされ)、周りに広めてしまうのでしょうか?これには諸説あるのですが、人間の倫理観・正義感」が要因の一つに含まれるとか。

 

即ち、「この情報を広めれば,世のため人のためになる」?「周りの人たちにもこの有用な情報を知らせたい」?と考え、急いでシェア・リツイートしてしまう可能性があるらしいのです。

 

「デマ・フェイクニュースにだまされない」「デマ・フェイクニュースを広めない」ためには、以下を徹底するのがお勧めと言われていますが…

●公的機関による一次情報かどうか確かめる

●確実に「正しい」と裏が取れた情報しか広めない
※一次情報:(人づてではなく)本人が自ら体験・調査して得た情報

●出典元を明記していない情報源をシャットアウトする

 

以上を徹底すれば、かなりデマに騙される怖れが減るかも…しかし、この基準にしても、呆れたことに日本では、公的機関が流したツイートが誤情報だったという笑い話の様な事例がありました。何と厚労省が虚偽の情報を流してしまったのです。

各省庁では合わせて743万枚のマスクを備蓄していますが、政府は国民や医療機関に放出するためのものではなく、各省庁で使うためのものであるとして今のところ備蓄の放出は行っていません。

ところが全国の医療機関でマスク不足が深刻になっていることから、3月4日に放送されたテレビ朝日の番組で、出演者が「医療機関で深刻なマスク不足が発生しており、まずは医療機関に配る必要がある」と指摘する事態となりました。

 

これに対して厚生労働省はツイッターで「感染症指定医療機関への医療用マスクの優先供給を行ったほか、都道府県の備蓄用マスクの活用や日本医師会や日本歯科医師会のルートを活用した優先配布の仕組みをお知らせしています」と公表。

 

すでに医療用マスクの優先供給を行っていると反論しました。そのため、テレビ朝日に対しては、不安を煽っている、デマを拡散していると批判が殺到しましたが、実は厚労省の説明が事実無根『虚偽情報』だったということです

この事案から学ぶべき事は、例え公共機関の流すツイッターであっても、SNS上の情報である以上、直ぐにそれは信用してはいけない。まずは疑ってかかるべきだという教訓です。それぐらいSNS上の情報は軽いという事です。用心するに越したことはありません。

 

厚労省は随分と苦しい釈明をしていました。言い過ぎと釈明していましたが、そうではなく、明らかな間違い・誤情報でした。良く調べもしないで、『うその情報』を流してしまったのです。
各省庁備蓄のマスクが医療機関に配布されたという事実はないのですから…素直に謝罪のツイートをするべきです。ツィートしたのかな?気になりますね。

 

情けない話ですが、公的機関でも間違える。尽きる所、SNS上では最終的には『各自の冷静な判断』こそが肝要で、それがデマに騙されない最大に重要な要因になるのかなと…?どんなに正しそうに見える情報でもSNS上で初めて目にするものなら、まず一歩退いて考える。一呼吸置く…デマかも知れないと疑ってかかる。これが大事で、デマに騙されないポイントかと…。

デマにはどんなものがあるか

主なものとしては、以下のものがあります。

(1)

花崗岩(御影石)がコロナウイルスに効くなどとは荒唐無稽な話です。ビルの壁材として広く使われているもので治るなら、この壁材に囲まれて生活している人は皆、安全です。専門家は何処にである普通の石であり、まったく効果はなく科学的根拠はないと断言しています。

しかし、現実にはフリーマーケットで数千円で売買されており、結構売れているというのですから驚きです。

(2)

26℃のお湯を飲んで、ウイルス菌が死滅してくれれば苦労はありません。それもたくさん飲んだ方が良いなどとは…人間の体温より低いお湯の温度でウイルス菌が無くなる訳はありません。それなら高温多湿の東南アジアにコロナウイルがはびこる訳がありません。たくさん飲んで胃液が薄まり、かえって健康が害されるかも…。

インフルエンザが夏になって終息したことから、出てきたデマなのでしょうが、それならシンガポールで拡大するわけありません。説明がつかなくなります。

(3)

このデマには呆れます。典型的なウイルス感染の初期症状ではないですか?何をもってコロナウイルスでないと言い切れるのか、根拠が分からない。ただの風邪だと言いたかったのでしょうか?

咳こまなければいい…一笑に付すべきデマですが、笑ってばかりもいられません。デマは否定しなければなりませんから。

(4)

全国的なトイレットペーパーの品薄状態を引き起こしたこのデマは2月下旬ごろから出回り始めました。日本家庭紙工業会によると、トイレットペーパーは国産が98%を占めています。また、中国の原料に頼っている訳ではありません。日本の古紙を再生させて生産しているのですから、無くなるはずがありません。ちょっと冷静になればわかる事なのに…。

 

鳥取県米子市の「米子医療生活協同組合」は3日、職員がSNSでこうした投稿をしたとして謝罪しました。デマが消費行動を混乱させた事態で「マスクの原料と同じ」などとして、トイレットペーパーが品薄になるとの話から虚偽情報がSNSで出回り、各地のドラッグストアやスーパーに客が殺到しました。そして、現在も品薄状態が続いているのですから、困ったものです。

 

その他、手の消毒薬などの生活関連製品の品薄状態が改善されるのは、一体いつになるのでしょうか?いつと断言出来ない事が、ますます人々の不安を増長させるのでしょうか。
トイレットペーパーの品薄状態など、すぐに改善されそうな気がしていますが…

 

こうした過剰な反応は、ほかにも伝播して、例えば電車内で、咳をしただけで喧嘩が起きました。福岡では電車を乗客が止めてしまうという事態にまで発展。こうした殺伐とした話は、まったく情けない限りです。必要以上に恐れて良い事はありません。

デマが拡散する原因

デマが飛び交い流言飛語が広がりやすい背景には、またスマートフォンとSNSの普及で情報が簡単に拡散されるためです。この事実は皆さんも、すでにご存じなのですが、やはり一部の人は騙され、すぐ行動に走ってしまいます。一人が買占めに走ると群集心理でしょうか、他の人も不安に駆られて、やがて走り出します。そして、行列が出来上がります。

 

専門家は「ウイルスに対して社会的な不安が高まっており、情報の真偽が判断しにくい状態になっている。『正しい』と思った情報であっても、安易に拡散させるのは慎むべきだ」と…。繰り返し注意していますが、効果はありません。

 

心理学者の分析では『人間は不安な時ほど、不安な情報を欲する』そうです。
この時、人間はよりコストの小さい行動を選択するというのです。

 

つまり、コロナ感染を防止するには『手洗い』が良いと分かっていても、手洗いはコストがかかる。
それに対して、マスクはコストが低いので、イージーな行動の方を選択するというのです。
そして、薬局や電気量販の前にマスクを買い求める行列が出来上がるという構図です。

 

冷静になって考えてみれば、【マスクは自分が感染者だった場合に周囲に感染させないための道具であり、感染者から自分を守る道具ではない】という事が分かるはずなにですが…マスクをしていれば少しは安心できるため行列に並んでしまいます。

 

健康体の人なら、マスクの効果は高が知れてますから、マスクを装着するより手洗いを徹底した方が良いのです。マスクを付ける必要のない人がマスクを買い求めるため、本当に必要な『風邪をひいてる人、花粉症の人、ぜんそくの人』などに行き渡らなくなってしまう。

 

人間は不安な時、コストのかからない、よりイージーな『マスクを買い求める』という行動を選択してしまうという事です。

分かったようで分からない説明でした。しかし、人の心理につけ込んで不当に高額な値段でフリーマーケットでマスクの転売を繰り返す輩は決して許してはいけません。一般人でも許されない行為なのに、静岡県議の諸岡という男は転売で888万円の利益を上げたそうです。論外です。

デマに騙されない対策は?~まとめ:結論

結論は体調に問題がないなら、散歩に出かけたり、良質な本を読むこと。冷静さを保ち、集団のパニックに巻き込まれないこと。そして予防策を講じつつ、いつもの生活を続けること。

これは以下に掲げますイタリア・ミラノのドメニコ・スキラーチェ校長先生が休校になった学校の生徒に当てて書いたメッセージですが、これが静かな評判を呼んでいます。この手紙は現代に生きる我々がこうした困難な状況の中でどういう生活を送るのが、ベストなのか、大変なヒントを示唆してくれています。

新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めようと、政府が全国的な学校の休校を要請して議論が広がっている。同様の政策をとるイタリアで、休校になった高校の校長が、17世紀のペストの流行を扱った作家、マンゾーニの小説の一節を引用しつつ、「デマに翻弄されず、休みの間もふだん通りの生活を続け、良質な本を読んでください」という生徒に向けたメッセージを公表、話題になっています。

 現在新型コロナウイルスの感染者が300人以上出て対策に奔走しているイタリア北部、ロンバルディア州の州都、ミラノにあるアレッサンドロ・ヴォルタ高校のドメニコ・スキラーチェ校長が書いたメッセージは、イル・ファット・コティディアーノなど現地メディアが全文を伝え、「その通りだ」「なんて素晴らしい校長だ!」「こういう教師に教えを受けている生徒たちは希望の源だ」といった反応が相次いでいる。

――ヴォルテ高校の皆さんへ

“保険局が恐れていたことが現実になった。ドイツのアラマン人たちがミラノにペストを持ち込んだのだ。感染はイタリア中に拡大している…”

これはマンゾーニの「いいなづけ」の31章冒頭、1630年、ミラノを襲ったペストの流行について書かれた一節です。この啓発的で素晴らしい文章を、混乱のさなかにある今、ぜひ読んでみることをお勧めします。この本の中には、外国人を危険だと思い込んだり、当局の間の激しい衝突や最初の感染源は誰か、といういわゆる「ゼロ患者」の捜索、専門家の軽視、感染者狩り、根拠のない噂話やばかげた治療、必需品を買いあさり、医療危機を招く様子が描かれています。ページをめくれば、ルドヴィコ・セッターラ、アレッサンドロ・タディーノ、フェリーチェ・カザーティなど、この高校の周辺で皆さんもよく知る道の名前が多く登場しますが、ここが当時もミラノの検疫の中心地であったことは覚えておきましょう。いずれにせよ、マンゾーニの小説を読んでいるというより、今日の新聞を読んでいるような気にさせられます。

親愛なる生徒の皆さん。私たちの高校は、私たちのリズムと慣習に則って市民の秩序を学ぶ場所です。私は専門家ではないので、この強制的な休校という当局の判断を評価することはできません。ですからこの判断を尊重し、その指示を子細に観察しようと思います。そして皆さんにはこう伝えたい。

冷静さを保ち、集団のパニックに巻き込まれないこと。そして予防策を講じつつ、いつもの生活を続けて下さい。せっかくの休みですから、散歩したり、良質な本を読んでください。体調に問題がないなら、家に閉じこもる理由はありません。スーパーや薬局に駆けつける必要もないのです。マスクは体調が悪い人たちに必要なものです。

世界のあちこちにあっという間に広がっているこの感染の速度は、われわれの時代の必然的な結果です。ウイルスを食い止める壁の不存在は、今も昔も同じ。ただその速度が以前は少し遅かっただけなのです。この手の危機に打ち勝つ際の最大のリスクについては、マンゾーニやボッカッチョ(ルネッサンス期の詩人)が教えてくれています。それは社会生活や人間関係の荒廃、市民生活における蛮行です。見えない敵に脅かされた時、人はその敵があちこちに潜んでいるかのように感じてしまい、自分と同じような人々も脅威だと、潜在的な敵だと思い込んでしまう、それこそが危険なのです。

16世紀や17世紀の時と比べて、私たちには進歩した現代医学があり、それはさらなる進歩を続けており、信頼性もある。合理的な思考で私たちが持つ貴重な財産である人間性と社会とを守っていきましょう。それができなければ、本当に ‘ペスト’が勝利してしまうかもしれません。

では近いうちに、学校でみなさんを待っています。

私もマスコミと同様に政府の後手後手に回ったウイルス対策の揚げ足ばかりを取っていたような気がします。ですが、今大切なことは批判ばかりでなく、冷静に日常生活をどう送るかということです。

 

この校長先生のメッセージの中の【自宅に引き籠るだけでなく、体調に問題ないなら散歩をしなさい。学生なら良質な本を読みなさい】…この個所はどんな立場の人にも当てはまる共通の真理ではないか…と。集団のパニックに巻き込まれず、予防策を講じ、いつも通りの生活を続けること。

 

【家に閉じこもる理由はありません。スーパーや薬局に駆けつける必要もないのです。マスクは体調が悪い人たちに必要なものです。】この一文に我が意を得たりの心境になりました。

 

私は高齢ですが、不眠症以外、これと言った持病はありません。この校長先生の言った通りの日常生活を送っています。マスクを買い求めて行列に並んだことは一度もありません。花粉症ではなく、アレルギー性鼻炎で鼻水が止まりませんでした。

 

ですが、耳鼻科に何度も通い、やっと自分の症状に合った薬を見つけられました。ゴミを片付ける時の臭いが嫌なのでマスクを着用しますが、通勤では使いません。使い捨てなのに使いまわしています。それで何ともありません。

 

毎日の生活物資を得るために散歩がてら、スーパーや量販店に出かけます。背中にはバックサック!重くなった背中は適度な筋トレになります。歩きやすい靴…毎日の読書。マスクは付けません。

 

お子さんが休みで暇を持て余しているなら、お父さん!!
お父さんが冷静なら子供も落ち着いています。
子供を連れてたまには人混みのないキャンプ場などに出かける方が良いのでは?

 

子供を家に引き籠らせていては体調が崩れます。不健康の見本です。
外気に触れて運動させるのが一番のウイルス対策になります。ウイルスは自然界の中で消滅します。
そして、デマばかりのSNSに頼らず、良質な本を読みましょう。
本には昔の人達の英知が籠っています。

 

過去の悲惨な体験をどうやって凌いで来たか、真に示唆に富んでいます。
SNSなどの文明の利器に頼るばかりでなく、自然に帰るのが一番では…??良い知恵が浮かぶ!!

yamazaki5632