夏季オリンピック、FIFAワールドカップとともに、世界3大スポーツイベントであるラグビー・ワールドカップ(W杯)は9月20日に開幕。5日、豊田スタジアム(愛知県)で行われた日本対サモア戦では、日本代表が追いすがるサモア代表を突き放し、開幕3連勝を飾った。「ONE TEAM(ワンチーム)」のスローガン通り、一丸となって初の決勝トーナメント進出を大きく引き寄せ、ジャパンの快進撃が続く。熱戦が続くラグビーW杯!日本各地ではどんな特需が沸き起こっているか、ちょっと調査してみました。
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ラグビー大会組織委員会は、当初、訪日客の経済波及効果を【1000億円以上】と試算。訪日客は50万人超。開催期間は44日間、2020年東京五輪(17日間)の倍以上だというから、かなり凄い。
おまけに今回のW杯はアジア初。出場は20か国。5チームごとの4組に分かれて予選プールを戦い抜き、優勝が決まるまで北海道から九州までの12会場で約1ヶ月半にわたって開催される。全国各地で48試合が行われ、44日間の熱戦が続く。
地方発の日帰りツアーへの申し込みや、キャンピングカーのレンタル予約も増えているという。W杯特需への期待も各地で相当高まっているとか。
試合が行われない日も計18日あり、全国各地で飲食やレジャーなどの消費が増えているというのだから、この盛り上がり方は日本が勝ち進むにつれて凄くなったように感じる。
開幕からの観客動員数は、開幕からの1週間(9/27現在)で延べ42万人超!
1試合平均で3万5520人というから想像以上の盛り上がり方だなぁ~。
これで日本は3戦3勝!
勝ち進むにつれて、にわかラグビーファンが増えて来た。
あっちこっちのスポーツバーではビールが飛ぶように売れ、盛り上がっているという。
日本人も外国人に負けないぐらい飲んでいる。
ろくにルールも知らない私でさえ、にわかラグビーファンになった。
ビールを飲みながらテレビを眺め、翌日の新聞でまた、結果が分かっているのに試合経過をジ~と食い入るように読んでいる。
私でさえ、こんな具合なのだからラグビー会場となっている各地ではどれだけ盛り上がり、外国人訪日客の特需効果がどれだけ生まれているのだろうか?ちょっと想像がつかない。
ビール業界や全国12会場、周辺飲食店では「サッカーの試合の6倍」とされる海外ファンの桁違いのビール特需にホクホク顔らしい。
とにかくよく飲むよなぁ~。
1人で10杯飲んだとか、いや俺は12杯だとかは、もう当たり前といった感じ!
テレビで自慢げに喋っているのを見ていると、こっちまで楽しくなってくるから不思議だ。
連休中だったという気楽さもあるのかなぁ~。
日本対アイルランド戦の時は10倍以上の売り上げがあったというから凄い。
奇跡的な勝利だったもんなぁ~。
袋井市のスーパー愛野店では観戦客に向け、国内外のビールを通常の10倍仕入れ、試合当日は駐車場に特設販売スペースを設けたという。
大分県では「観戦客がスタジアム以外で飲み干すビールの県内消費額は試合がある5日間で3000万円相当に上るとみている」という。
また、なぜかランチパックが大人気だとか。ピーナッツバター「クリーム」サンドイッチ!
海外メディアでも早速、日本の【ある食べ物】が流行していると報道。さらに人気がでたらしい。
サンドイッチの「おいしさ」と「手軽に食べられる」、さらにはバックに入れて携帯できる「便利さ」が人気のポイントなんだとか、分からないものだ。
「incredible sandwich(素晴らしいサンドウイッチだ)」などと同意する声もある一方で「バス・スポンジみたいだ」などとジョークが飛び交っているらしい。
NIKKEI Rugby@nikkei_rugbyには以下の記事が・・・
ラグビーW杯で特需 バイトや駐車場料金が上昇:日本経済新聞 訪日外国人や大会関係団体向け通訳の派遣スタッフ、競技場の警備員やイベント運営スタッフといったアルバイトの求人が急増。競技場周辺の駐車場料金も大幅に上昇しています。 #ラグビーワールドカッププ #RWC2019 nikkei.com/article/DGXMZO…
初戦のロシアに日本が勝利してから一気に客足が増え、ユニフォームはもちろんシューズやボールも想像以上の売れ行きで品切れのものも出ているとか・・・
スポーツショップで関連グッズが売れるのは当然としても、9月13日にラグビーボールを模したお弁当箱【ラグビー曲げわっぱ】の売れ行きまでが好調となると・・・もはやカオス状態か?
ラグビーをテーマにしたパン!フランスパンを約10㎝の楕円(だえん)に成形するなどした「たっぷりクランベリーのぱん(税別100円)」とかは微笑ましいが、ラグビーのジャージーを着用して診療する医師まで登場したとなると、もう笑うしかない。
サッカーW杯ほどメジャーではないが、まさしく特需であり、地域の魅力を発信する大きなチャンスでもあり、関係者の期待がどんどん高まっているというのはとてつもなく良い事だ。
全48試合のうち10試合がある九州。
観戦の合間に周遊する外国人ファンを呼び込もうと、九州全県と山口、沖縄両県の代表的な祭りを集めたイベントが9月28、29の両日、熊本市で開かれた。
佐賀県唐津市の「唐津くんち」といった伝統的な祭りに、海外の旅行会社から問い合わせが相次いでいたという。利き酒など現地集合型ツアーも用意され、予約で満杯だったとか。
イベントの事務局を担う九州観光推進機構の山田育照次長は「遠方から訪れたら、日本の文化を満喫したい人も多いはず。熊本地震からの復興をアピールすると同時に、観光需要を掘り起こしたい」と話していた。
どれだけ盛り上がったのかなぁ~。何万人が訪れたんだ?
テレビでそんな凄い特集組んでなかったけどなぁ~。
外国からの若いラグビーファンは「キャンピングカー」を使って、寝泊まりは【道の駅】で行っているとか報道していたし・・・。
全国各地に、そんなにべらぼうにお金を落としていっているとは思えないけど・・・
花園ラグビー場がある大阪府東大阪市は地元企業などと協力し、市内各地を巡る体験型観光プログラムを企画。生駒山麓の滝行やラーメンツアー、古民家での忍者体験といった50種類以上を用意。
米国人ユーチューバーが作った観光スポットの紹介動画を使って情報発信にも力を入れるという。東大阪の魅力を発信するチャンスではある。とにかく、世界中から人が集まるのは、この上なく面白い。
最近、テレビで特に印象に残ったのが日本橋で、中国から投資目的で鑑定書もない中国の古美術品を買いあさっている中国人の姿。
文化大革命時代に、中国では古美術品が壊されたり、燃やされたり、海外に叩き売られた。その反動からか?
今、札束を抱えた中国人が鑑定書もない掛け軸などを日本で買いあさっている。
ポンと100~200万円の現金で手付けを打つ。
そして、決済はブラックカードを使って、1000万円超という気前の良さ!
すさまじい。
こちらの方が、遥かに印象的で凄かったなぁ。
中国人の商魂の逞しさ!
舌を巻く。
海外からの訪日客の中ではラグビーW杯のファンより、中国から投資目的で古美術品を買いあさる中国人の姿に度肝を抜かれた。
まぁ~でも、とにかく、このラグビーW杯のお祭り騒ぎ!
便乗しない手はない。
う~ん、にわかラグビーファンより一言!
桜ジャージの日本頑張れ!ベスト8などと言わず、ベスト4!
残り後28日間、もっともっと盛り上がれ!
野球やサッカーなんかより断然面白い。
少々、羽目を外してもサッカーのフーリガンの様なバカはいない。
ラグビーファンの方が教養高いのでは?と思える。
そして31人の代表選手の内、15人は外国にルーツを持つ。
少子高齢化でやがては、日本も移民を受け入れざるを得なくなる。
外国籍を持った人々と付き合って行くにはラグビーの精神が生かされるのでは?
少なくとも、ヒントにはなり得る答えが潜んでいる気がしている。