広瀬すずがヒロインを務めるNHKの連続テレビ小説「なつぞら」を始めて見た。柴田家に引き取られた幼少期のなつ(粟野咲莉)が家出して、みんながようやくなつを見つけ当て、家長の泰樹(草刈正雄)に泣きながら抱きつくというシーンだったが、松嶋菜々子の違和感が半端なかった。一人だけ画面から浮いている。ホントおかしい。
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松嶋菜々子が綺麗過ぎるのだ。終戦直後、北海道開拓農家の女房の姿とは到底思えない。ネットを見てみたら、やはりヤバイと違和感を指摘している人が大勢いた。皆、批判的な意見を寄せている。これはさもありなんと妙に納得してしまった次第。
北海道の開拓農家の嫁さんが、あんな綺麗な化粧をしていられる訳がない。自分の子がいて、そして育ての親となる。まず化粧などしている暇はないはずだ。第一、終戦直後は化粧水だって自由には手に入らなかったはずだ。モンペこそはいているが、あんな派手な花模様柄のモンペなど田舎では絶対あり得ない、着ないはずだよ!
今でこそ、どうか分からないが終戦直後に開拓農民で、おまけに酪農家!土まみれに牛の糞まみれで仕事をしなければならない境遇のはずなのに、あの格好はない。どこかの芸能評論家が、まるで渋谷か品川のセレブな奥様の様な品の良さが漂っていると形容していたが、まさに言い得て妙だと思った。
あんなに綺麗な格好でいられる訳がない。スタッフの誰もアドバイスしなかいのか、疑問だと書いてあったが、ホントその通り。今からでも遅くない。あの雪の様に白い化粧を何とかすべき。演技以前の問題だと思う。時代考証がまるでなっていない。違和感ばかりが先に立ってドラマに入り込めない。目が松嶋菜々子に釘付けになる。
本人はまだ気づいていないのか!?だとしたら相当鈍感だ。周りの監督、脚本家、スタッフなど注意すべき人が指摘してやるべきだろう。でないと本人気づかないままドラマが終わってしまうかも・・・夏の場面になれば、もう少し日焼けしてそれらしくなるのではないか、などと書いてあるのもあったが期待薄だな!そんなに一人だけ綺麗に化粧して目立ちたいのかな?訳分からん。
柴田家に引き取られた幼少期のなつが懸命に自分の居場所を見つけようとする姿に、視聴者から感動の声が上がっているらしいが、確かに健気な感じが良く出ている。
なつを引き取ることになった柴田家の家長・泰樹役を務める草刈正雄の頑固で寡黙な演技も「武骨な開拓民らしくてカッコイイ」などと評判になっていると聞く。かっての二枚目も渋い初老の男を上手く演じるようになったものだと思わず画面に見入ったものだ。それと比較すると、松嶋菜々子の奇妙さが際立って見えた。およそ、北海道の開拓民の嫁さんの姿ではない。違和感が半端ない。これじゃ、視聴者はドラマに感情移入出来ない。
追記:後でネットで調べて見たら、やはり散々に批判されていたな。「開拓民らしさ皆無。雪の様に白い化粧に生活感がまるでない。髪形のセットに時間かかりそう。小奇麗過ぎて金持ちの奥様みたい」などと・・・滅茶苦茶な言われようだった。さもありなん。
それと今日は見損なったが、夫役の「藤木直人」への批判も凄かったな。「人の良さは伝わるが・・・」「友人を戦争で失くしたとは思えないゆるキャラ・・・」「戦争から戻って来たはずなのに、なんでそんなに服が綺麗なの?」「町役場の職員みたい。さすが婿養子」などなど二人とも大変な言われよう様だ。
藤木は見損なったので、即賛同はできない。しかし、松嶋菜々子に確かにまるで生活感が出ていない。リアリティがないのは一目で分かった。致命的な欠陥だな。役作りをもう少し考えないと・・・これは、このままでは大失敗すると感じた。
それと松嶋奈々子と同様に自分の子供か?長女なのか。この子の洋服姿にも違和感を覚えた。終戦直後の北海道の片田舎、酪農家の家であんな派手なピンクの花柄模様の洋服着た女の子は、当時まずいなかったのじゃないか。
この子も回りから浮いて見える。第一、引き取られて来たなつの着ている物との差があり過ぎ!これもおかし過ぎる。虐待に近い差のつけ過ぎではないか。
でも、まぁおかし過ぎの筆頭は何と言っても、松嶋菜々子のモンペ服姿とあの化粧だ。これを早く何とかしないとドラマがぶち壊しになると思う。女優であるから綺麗でいたいのは分かる。そういう筋立てのドラマや映画なら、それで良い。
でも、この「なつぞら」のドラマの中であの姿はあり得ない。どうかしているぞ。不自然だ。こんなに綺麗な訳ない。
ここに気づけないなら女優失格だと思う。北海道の開拓酪農一家で終戦後、力強く生きて行く皆の姿を描くのにあの化粧姿はない。おかし過ぎ・・・厚化粧している様ではないが、あの雪の様に白い化粧はダメだ。泥を塗りたくるべきだ。
時代考証を考えたらあり得ない格好だ。どうして誰も注意しないのか?怖くて注意出来ないのか。朝ドラ「ひよっこ」(2017上半期)でヒロインの母親役だった木村佳乃やその友達役だった羽田美智子と比べると、その差が際立つと指摘している声があった。私には、もう松嶋の滑稽さが際立って見える。
木村や羽田は松嶋と比べても引けを取らない美しさがあるが、農村を舞台にした母親役として顔に泥を塗ったメークを施して明るく逞しく生きる農家の女性を見事に演じきっている。今の松嶋とは雲泥の差だ。松嶋菜々子は何を考えて演じているのだろうか、理解に苦しむ。二人に良く学ぶべきではないのか。
はっきり言って、やはりこのままでは女優失格となるのではないか?セリフはただ覚えればよいというものではないだろう。時によっては時代背景、時代考証まで考えてセリフを覚えないと今回の様な辛辣な批判が生まれてくる。私が初めて見た瞬間の違和感は皆が一応に感じている事らしい。本人が自覚できないとなると役者としては、何か致命的な欠陥を抱えているのではないか?
「マジメな性格なのかもしれませんが、松嶋は役になり切れないというか自分を捨てきれていない。11年に主演した日本テレビ系の連続ドラマ『家政婦のミタ』が大ヒットしたのは、たまたまハマリ役だったからでしょう。ここらで覚悟を決めないと、いずれ女優失格の烙印を押されてしまうことになりかねません」と芸能評論家の佐々木博之氏が指摘している。
まったく、その通りだと思う。昨年の初顔合わせ時に、松嶋がヒロインを演じる広瀬すずに「台本をちゃんと読んできてね」と忠告したと報じられたらしいが、松嶋こそ台本をちゃんと読み込んだのだろうか?思わずそう聞き返したくなるような演技以前の容姿・容貌だった。女優はただ綺麗なだけではダメなのだ。ドラマや映画に溶け込めない女優など存在感ゼロだ。
セリフも棒読みに近い演技だし、はっきり言って下手だな・・・悪評がこれ以上、広がらない内に早く誰か忠告して上げるべきだ。このままだと、いずれ何処からも声がかからない女優になってしまうだろう。若手に指導する資格など全くないなぁ・・・今に誰からも相手にされなくなるよ。評判の良かったドラマの場面もあったみたいなのに・・・このままでは浮き上がった存在のままで終わってしまうだろう。
4月1日に始まったNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」は、初回視聴率22.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と好発進したらしい。このところNHKの朝ドラは4作品とも20%以上をを維持し、評判が良かったのに・・・この作品は、さらに視聴率が伸びて行きそうだ。それだけに、女優失格の烙印を押されかねない悪評を松嶋菜々子は真剣に考えた方が良さそうだ。ただ、綺麗なだけではダメだろう。