あまり信じたくない話ですが、新型コロナ感染時には無症状や軽症であっても、何かのきっかけで治ったと思った後から、後遺症が発症し、日常生活にも支障を来す人が増えてきているそうです。怖い話ですね。感染者の中には、ホテル療養後に激しい倦怠感や、息苦しさ、体の痛みなど、家の中での日常的な動きも制限されるほどの症状に苦しむ人がいるそうです。ある統計では感染者の三分の一が何らかの後遺症に悩まされるとか…やはり、ただの風邪ではない。インフルとも違う。安易に風邪の様なものだと断定したがる人々が一定数存在しますが、真実は真逆の様です。特に、女性は男性より1.4倍も発症率が高いとか…正しく恐れる!その怖さをまとめてみました。
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東京の渋谷に『コロナ後遺症患者の駆け込み寺』として、知られる診療所があるそうです。「後遺症外来」を開くヒラハタクリニックには、1日10名以上の新規患者が訪れ、再診を含めると1日100名程度の患者が通院(オンライン診療含む)しているとか。
コロナ感染時には無症状や軽症であっても後遺症が発症し、中には、激しい倦怠感や、息苦しさ、体の痛みなど、家の中での日常的な動きも制限されるほどの症状に苦しむ人が一定数いるそうで…その辛さは我々の想像を絶するもののようです。(以下:平原医師の写真より)
平畑光一院長は、新型コロナ後遺症の実態や対処方法、実際に後遺症を経験している女性から日常生活の困難さについて聞き取りをした事柄について、この報道番組や記事の中でまとめています。
新型コロナウイルス感染症の治療法がいまだ確立されていない中、さらなる不安となっているのが、多くの感染者が悩む「後遺症」!命の危険に直結しなくとも、長期間に及ぶ後遺症の事例は、以下のように数多く報告されています。衝撃的内容です。これは感染した者でないと分からない。
コロナ回復患者を対象に「後遺症外来」を開設し、これまで1000人以上の患者を診てきたヒラハタクリニック院長の平畑光一医師は以下の様に警鐘を鳴らしています。
「海外の論文で、後遺症は重症者も軽症者も同様に発症することが報告されています。当院に来院された患者さんのなかには感染時は無症状や軽症だった方も多く、年齢は20~40代の若い人が多い」…これは意外な事実ですね。命に別状などはないが、若い人ほど後遺症に悩まされるとは…
そうか!高齢者は重症化して亡くなるケースが多いから後遺症の問題など起こる訳がないか。生き残った者に深刻な問題が発生するのか。
平原医師は語っています。「国内の感染者は男性のほうが多いですが、後遺症患者は女性が男性の1.4倍ほど多い。症状の持続期間は人それぞれで、すでに1年近く続いている方もいる。今後も数年間、もしかしたら一生続く方もいるかもしれません」と…。
こうした症状は当初、患者本人にも見過ごされがちで、やり過ごそうとしても症状はいつまでたっても消えず、運動などを引き金に悪化してしまうことさえある。倦怠感などが残る中で体力を戻そうとジョギングを始めたり、多忙な生活に戻ったりすると、思いもよらない症状が出ることもあるという。
感染後は少なくとも、数ヶ月から半年間は要注意の様ですね。治ったと思って1ヶ月後ぐらいで急に激しい運動をしたり、仕事で疲れた時、気のせいだなどと思って頑張り過ぎるのは一番良くない様です。「疲れたと思ったら、すぐ休む!」…これが社会に受け入れられるようにならないとコロナ感染者は社会復帰することができません。サボっている訳 では決してないのです。
倦怠感も単なる疲れなどではなく、悪化すると「慢性疲労症候群」や「筋肉性脳脊髄炎」という立派な病気になってしまう。心臓疾患だけでなく、脳まで侵される深刻なケースに至るという認識が必要な様です。
若い人が「無症状だった!軽症だった!」…などと思って油断していると、とんでもない場面で「しっぺ返しを食らう」ケースがあるという事をしっかりと認識しなければならない様です。脳までやられているとは誰も考えていなかった…?
「ドライヤーさえ持っていられない倦怠感」など想像がつかない…「歯ブラシを持って歯磨きができない。体力的にきつい」なども…。想像ができない「倦怠感」の凄さ!
症状を悪化させないために、休むことが非常に重要になると語っています。また、「せきなどの症状改善には脂肪分や糖分が多い食品を控えるなど食生活を見直すことが有効とされる。脱毛や嗅覚・味覚障害の症状には亜鉛不足が影響していることも考えられる」というのですが…。
ただ、こうした後遺症の実態は広く知られているとは言えず、病院を受診しても診断名がつかず、行き場を失う患者も多いとか。学校や職場、家族から症状のつらさが理解されず、「仕事をさぼっている」「怠けている」などといわれ、傷つくケースもみられるとか。いや、傷つくだけで済まないかと思われます。
コロナに感染しても、軽症や無症状だった人が「倦怠感」に襲われ、苦しめられるケースが一番多いようですね。その他、息苦しさや思考力の低下といった後遺症も見逃せない事例の様です。倦怠感も酷くなると、寝たきりに近い状態となり、元の生活に戻れない深刻なケースなどが報告されているという。肺炎などの症状だけでなく、脳まで侵される危険性があるという恐ろしさ…。
お風呂に入るだけで1日寝込んでしまったり、ドライヤーを持っていることができない症状が出る。ドライヤーを持ち上げることはできても、それを維持できない。又、歯ブラシを持って歯を磨くことが体力的に非常に苦痛であるなど、ここまでそういう状況に追い込まれるとは、ある意味、衝撃的ですらありますね。
「言語に絶する倦怠感」などと言う状態は、言われるまで想像すらできませんでした。いや、言われても、やはり本当の所は分かりません。理解できませんが、何とかしなければいけないかと…。
普通の人が急に悪くなることが良くあるというのがこの病気の恐ろしさなのだという。例えば、10代の学生さんが、運動部で飛び跳ねていた元気な人がコロナにかかった後、突然動けなくなってしまい、ずっと寝ていないとつらい状態になったりしているとか。あり得ない話…。
学校に行ったら非常にだるくなり、次の日まったく動けなくなる。トイレに行くのも限界で、ベッドの横にトイレを置くようなことも考慮する必要がでていたり…などというのは極めて深刻な事態です。言語に絶する倦怠感!…
倦怠感の他に、気持ちの落ち込みや、息苦しさ、身体の痛み、脱毛など様々な症例が見られるという。「思考力の低下」では、言ったことを覚えていない、言われたことを思い出せないなどの症状のほか、頭に霧がかかったような感じがする症状(ブレインフォグ)を訴える方も多くいるそうです。
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の傾向がある人が、強い倦怠感を呈してしまうという。こんな状態に陥ってしまったら、仕事や勉強どころではなくなるでしょう。立っていられない、寝たきりの状態になってしまったら、仕事や勉強は一時、辞めるしかないでしょう。極めて深刻な事態です。
患者を見続ける平原医師は「特に若い世代に深刻な状況が広がっている。この現実を知ってほしい」と訴えています。具体的には仕事を継続することが出来なくなり、退職を余儀なくされたり、学生だと学業を断念し、退学せざるを得なくなると言った深刻な事態に陥るケースがあるという。
患者907人の症状を分析したところ、最も多いのは「倦怠感」の94%。他は気分の落ち込み(86%)▽思考力の低下(82%)▽頭痛(79%)▽息苦しさ(77%)▽体の痛み(73%)▽不眠(70%)で、「動悸(どうき)」「食欲不振」「脱毛」「嗅覚・味覚障害」も6~4割に上る。複数の症状を抱えていることもあるとか、確かにこれらは辛い症状ですね。
医療機関や保健所の対応も認識不足のケースが目立つようです。コロナに感染すると心臓や肺だけでなく、脳までやられてしまうという重篤なケースが見逃されてしまう。コロナに感染すると肺炎や心臓疾患だけでなく、脳まで犯されてしまうケースがあるという認識を医療機関に持たせることが、まず必要な様です。
また、運よくPCR検査を受けられた場合、検査や入院費用は国が負担してくれますが、PCR検査を受けられなかった場合に深刻な事態が生じているそうです。まず、いろいろな検査の費用が全額、自己負担となります。
その金額は実に、40万円以上!…もかかってしまったというケースさえ報告されています。コロナが感染拡大し始めた初期の頃は、PCR検査を受けたくても受けられないといったケースが多発したことは記憶に新しい。
そうしたツケを…謂わば、政府・国家の怠慢:「コロナ感染対策の不備」を個人が一身に背負わされねばならないという理不尽さに驚かされます。どこかで公的な救済・援助が絶対に必要かと。
こうした患者を見過ごしにして、東京五輪ばかりを何としてでも強行開催しようとする政府のやり方に憤りさえ感じます。3兆円超にも膨れ上がった膨大なオリンピック費用を医療関係者やコロナ患者の救済に回せば、どれだけの人々が救われるのか。権力者は、まず思い知るべきですね。
三人に一人が後遺症に悩まされるとは…もはや、人災?政府の無為無策のせい…?
脱毛一つ取っても、女性にとっては深刻な事態です。いや、男性にとっても…、また、味覚や嗅覚さえも失われるという事実に…食事さえ味気なくなる。
厚労省の調査はどこまで進んでいるのでしょうか。ワクチン接種も大事な問題ですが…オリンピック開催のためなら、意味がない。東京五輪開催より、重要な仕事はごまんとありますから…。
国の方で「コロナには後遺症がある」ということを公式にアナウンスするのが急務の仕事ですね。東京五輪開催に現を抜かしている状況ではありません。他にやるべきことが多々あります。
ホテル療養した後に、後遺症の案内はなく「あなたは治りましたから出て行ってください」という現実を見据える必要があります。療養が終わった後に、非常に強い倦怠感等を訴えられる人が多い現実を何とかしなければならない。都知事だって啓蒙するべきですね。何もしていない。
「コロナ感染の後遺症を悪化させないために絶対に休まないといけない。そういう方々はまず会社に伝えて、休ませてもらうということが大事です。その時に必要であれば医師にかかって、診断書を書いてもらうということも必要になってくると思います。」と平畑医師は語っています。
為政者は市井の医師の言葉に素直に耳を傾けるべきかと…言い訳ばかりしていないで…。
「後遺症でこういう症状が出ることがあります」ということを紙一枚で構わないので国からアナウンスしていただけるだけで、後遺症に悩む方々は会社に相談しやすくなります。まず国の方で「コロナの後遺症は起き得る」ということを罹患者の方々に伝えていただけたらと思っています。
ワクチン接種を急ぐだけで、「何が何でもオリンピック開催」どころではあるまいに…。この国は明らかにおかしい。高級官僚の接待問題の釈明一つ取り上げても、すでに完全に狂っている。