都知事選が1週間後に迫りました。22人というかってない程の候補者が立った乱立戦ですが、皆の第一声はやはりコロナ対策に尽きる様です。この問題は立候補者の誰もが避けて通れない喫緊の課題です。街頭演説を見ていても各自が工夫をして、異例の選挙戦を展開しています。山本太郎氏は三蜜を避けるため予めどこで街頭演説をすることかを公表せずに行っています。他の候補者も握手をせずに肘タッチだったり、インターネット交流サイト(SNS)を駆使したり、従来の選挙戦とは様変わりしています。街で動画で熱い訴えが展開され…
それにしても、現職の小池百合子氏が今日になってやっと発言しましたね。このまま黙っていては都議選を戦えないと思ったのでしょう。明日の30日、これまで休業要請などの目安としてきたモニタリング指標の見直しを進めていて、方向性を示す方針だとか。昨日、東京都のコロナ感染者が非常事態宣言(5月25日)後、最多となる60人になったのに、何にも発信しないのが、とても不可思議でした。
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小池氏が圧倒的に有利であるというムードは変わらないようです。しかし、都知事として、60人の感染数が多いのか、少ないのか、都民に向かって何らかの説明義務があると思っていましたが、やっと重い腰を上げましたね。
正直言って、何を今さらという感じがしないでもない…きっとSNSだけで済ます訳にはいかなくなったのでしょう。
緊急事態宣言中は、あれだけ医療機関の苦労を報道していたのに、最近はまったく見聞きすることが少なくなりました。
また、休業要請なんかしたら選挙を戦えないから、何とか要請をせずに済ませたいのでしょう。コロナ対策よりも自分の都合が最優先か。この方が春節需要やオリンピック決行に惑わされずにもっと早くから対策を講じていれば東京のみならず日本全体の感染者ももっと少なかったはずかと…。
しかし、メディアが漫然と選挙動向を垂れ流し、誰々が有利と報道することで有権者の間に「もう、誰に投票しても同じことか…」というあきらめムードを醸成し、世論を形成してしまうという結果を生み出しているのがとても罪深い事かと思われます。
こうした楽勝ムードに気を良くしていたのか?
小池百合子氏は一度も街頭演説をしていませんでしたが、さすがに「60人が感染」となると沈黙はマズイと思ったのでしょうね。
昨日、都の感染者数が緊急事態宣言後に60人という最多を更新したのに、何も感想も述べないのは無責任過ぎると思っていました。この方は東京オリンピックが確定的にダメになった(3月25日)日に、手のひらを返したように唐突に「感染爆発」の危険があると発表した前歴があります。
ネットでの活動に徹するのは良いとしても、これからも街頭演説などは行わない積りなのでしょうか。態度を明らかにしていない有権者の2割以上がこの方の再選を左右することでしょう。「一言で言うと、東京版のCDC(疾病対策センター)を創設したい」と…今までに投稿した動画は70本を超えたとか。
「命を守るための災害対策を進める」とし、被災者の密集を避けるため避難所増設などを訴えていますが…。相変わらず、横文字ばかりが多い感じがします。この緑のたぬきさんは3月25日に、いきなり都民の不安を駆り立てる様に自粛要請を唱え出しました。
3月20~22日の連休中はシラ~とスルーしておきながらですよ。それまでは全くおくびにも出しませんでした。
都民がコロナに感染する危険よりも何よりも東京オリンピックを開催したかった! → これが彼女の本音かと…?
東京五輪をレガシーとしたかった!‥これでは安倍晋三と同罪かと…いや、大罪人か。
卑怯ですよ。
変わり身が早すぎて!世渡り上手と囁かれる由縁ですね。
全然、こういう矛盾には応えようとしません。
おとぼけの一手です。学歴と同様に…。
3月20~22日の連休中、多くの人出のために、コロナ感染が拡大したのは間違いない事実でしょう。
しかし、3月25日になって唐突に「感染爆発」だと言い出す始末!
無責任です。
連休前の3月19日に外出自粛を呼びかけなければ…これはおかしいです。
2~3日でコロナへの認識が変わった?
器用なもんです。
かたや、山本氏の演説です。熱心なのは認めますが…この方の立候補も唐突でした。
やはり稀代のポピュリスト!…かと?
宇都宮氏の票を食ってしまうのは明白ですね。どう取り繕うと…。
これも罪深い!…
しかし、宇都宮氏もかってはこんな男の弁護をしていた。
人権派の弁護士なのは確かなのですが…仕方がないと言うべきなのか?
宇都宮氏は1970年代後半、当時ほとんど顧みられることのなかった多重債務者の弁護を引き受け、サラ金被害者向けに、弁護士費用分割払いを初めて実践。宇都宮氏らの活動により、グレーゾーン金利の違法性が確定することに。そして武富士事件では…見事に勝訴!
しかし、そんな事を言うなら、大阪府の吉村知事だって!…その昔…
2000年代初頭、武富士は反社会的な取り立てや業務の違法性などを指摘するメディアに対し、訴訟を連発。
言論萎縮を目的とした「スラップ訴訟」を次々と起こしていました。
その際の武富士側の弁護人の一人が吉村氏だった。 あ~ぁ…誰しも黒の歴史が…!?誰に投票したら良いのやら…
やっと今日になって発言しましたが、詳細は明日に…「このところの(感染者数の)高止まりを私も大変気にしております。(感染)経路が分からないという方は、そんなに多くはないんですけど、ただ(感染者の)絶対数はかなり増えていて」との説明が…。
都はこれまで「週平均で1日の感染者数が50人以上」などの7つのモニタリング指標をもとに、休業要請を再度行うなどしてきましたが、現在、この指標の見直しを進めています。
「モニタリング指標について専門の先生方から、ご意見を伺いながら、明日は方向性を示させていただくという形になるかと思います」(小池百合子 東京都知事)
都は29日午前11時から専門家を交えた非公式の会議を開催していて、30日、新たな指標の方向性を示す方針です。
都の幹部は、「今後は1日の感染者数よりも医療体制を重視する」としています。(29日11:14)
24日 55人
25日 48人
26日 54人
27日 57人
28日 60人
29日 58人
→4日連続で50人以上!今日は感染者が三桁:100人に行くのでは…?と思っていましたから、少なくて幸いでした。しかし、依然高止まりで危険な状態と思われます。明らかに東京アラートの水準を上回っていますね。
東京から地方への感染拡大の危険性が浮上しています。彼女はどうする積りなのか。
東京都は「第2波や市中感染が広がっている状況ではない」と説明しています。しかし、20代・30代の若い人や、ホストクラブやキャバクラなど、夜の歓楽街で働く従業員と客の感染が相次いでいる他、職場や家庭内での感染も複数確認されていますから、より一層の注意が必要です。
自覚症状のない若い人たちが、ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどに出かけて感染を拡大させ、家庭に帰宅すれば同居する高齢の家族や持病のある人に感染させる危険もあります。今のところ死者数こそ少ないですが、放置すれば必ず将来、何かが起こるかと…?
夜の繁華街、昼カラオケ…局地的な封鎖をするとか…?これだけ行えば安全とは言えないでしょうが、何らかの工夫が必要ですね。各人の注意や自粛だけでは限界があります。しかし、菅官房長官は「直ちに再び緊急事態宣言を発出する、あるいは県をまたいだ移動の自粛を要請する状況に該当するものとは考えていない」と述べています。
言葉を慎重に選んでいるのか、冷静なのか良くわかりませんが…ホントに何もしなくていいの?菅氏は都内の感染状況を「症状の有無にかかわらず積極的な検査を行った結果も含まれている」と冷静に受け止めている様ですが…。
また、緊急事態宣言をすれば、いよいよ日本経済は壊滅的に沈没かと…しかし、各人の自粛・自衛のみに任せ、補償などしたくないというのが本音なら、もはや政治家など不要なのでは?国会議員は歳費を半減し、ボーナスなしで、働いて頂きたい。勝手に閉会にするなとも!
東京はホントに大丈夫なのでしょうか。
小池氏の豹変ぶりには毎度驚かされます。
こんなお方に都政をまた4年も任せて大丈夫なのか、真剣に考えませんと…。
29日時点の都内の新規感染者(7日間平均)51・9人、感染経路不明割合(同)51%、週単位の感染者増加比1・64は、従来の東京アラートの指標を全て上回った。ホストクラブやキャバクラなど「夜の街」関連に加え、職場や家族内、グループでの会食という感染経路の特徴が隣県にも波及している恐れがある。
都知事選が終わったら、また唐突に東京アラートが鳴り響くのでしょうか。いや、レンボーブリッジが赤く染まる?
もう勘弁して頂きたい。無為無策で自粛を呼びかけるだけなら、国会議員も都知事も要りません。
各人の自衛と自粛があるのみですね。
国民と都民の不幸は終わりません。
東京都から地方へのコロナ感染拡大を防げるか、否かで都民の浮動票の行方が左右されるのでは?…安心しきって街頭演説もしないで、他の候補をなめ切っていると、さすがの女帝・小池氏でも足元をすくわれる可能性が…。ひょっとして!
明日の発表に大いに期待しましょう。
きっと必ず目の覚めるような政策発表があるはず、かと…?