大相撲11月場所は明日8日、両国国技館で初日を迎えますが、また白鵬と鶴竜の両横綱が休場。9月の秋場所に続き2場所連続で2人以上の横綱が初日から不在となるのは史上初とか。ふ~ん、知らなかった。そんな記録があるなんて…こんな話題で大相撲が盛り上がる訳ありません。白けるばかりです。優勝争いが期待されるのは貴景勝、朝乃山、正代の3大関です。特に先場所覇者の正代に注目。貴景勝と朝之山にとっても絶好のチャンスで、どっちか横綱になれば、もう両横綱が引退しても大丈夫かなと…。すぐに、こういう期待をしてしまうのが日本人のダメな所なのでしょうね。こういう特性はなかなか引導を渡せない横綱審議会や日本相撲協会と同じだったりして…。
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今場所が終わってからなどと悠長なことを言っていないで、本当は今場所前で良かったかな…と。なぜ、横綱審議会はすぐに開かれないのですかね。実に不思議な制度です。今場所が終わったら必ず、横審は『激励』なる決議を両横綱にすべきですね。稀勢の里もそれで引退したのですから…。
優柔不断なのが、横審と日本相撲協会の大きな欠点ですね。横審の出方次第で、白鵬も来年の1月には『引退』を発表せざるを得なくなるでしょう。白鵬、鶴竜共に引退した方が大相撲のためには「良」…かと。
このままでは大相撲が尻すぼみです。幸い、今場所も番付上位の3大関が優勝争いの焦点になっていますから、期待倒れにならないことだけを祈ります。モンゴル人が歳を取らないと優勝争いに日本人が加われない所が不甲斐ない。
両横綱ともすでに35歳!今年2人が15日間皆勤したのは春場所だけで、ともに3場所連続休場。2人以上の横綱が2場所連続で初日から休場して不在となるのは、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降では初とかで、もう2人に上がり目がないのは明々白々な事実です。
年取ってケガすると回復が長引くのは当然です。しかし、二人とも最近は酷すぎるでしょう。ちょっと調子が悪くなると休場。これを繰り返せば、横綱としての務めを果たせないのは論を待ちません。誰に言われなくとも自分で引導を渡さねばなりません。
横綱は負け越しても番付が保証される特別な地位を与えられています。その意味を良くわきまえて相撲を取らないと見苦しい限りとなります。引退できない懐事情など斟酌する必要がありません。日本相撲協会も看板倒れの場所が続くことは不明と恥ずるべきかと…。発展性がない。
土俵入りが見られない、それも2場所続けて!これは異常事態でしょう。番付最高位が有名無実化しているのですから、ルール作りを急ぐべきですね。それから横綱がかち上げや張り手に頼って、星を稼ぐのは見苦しい。…などと曖昧なルールで批判ばかりしていないで…。
別に、かち上げや張り手は「禁じ手」ではないのですから、横綱が多用したって文句をつける筋合いのものではないはずです。稀勢の里だって、晩年は頼っていましたよ。それを白鵬がやると、すかさずケチをつける。
しかし、顔面へのエルボーは酷いな。遠藤がKOされたし…しかも、肘には二重のサポーターだなんて…、確かにこんな横綱はいなかった!だったら禁じ手にすべきでしょう。本来のかち上げは胸に腕を当てて上体を起こすもの。顔にやるものではないし、肘でやるものでもないのですから…。
もう取り口の品位云々の問題だけではありません。休場が度重なれば横審としては両横綱に言及せざるを得ないでしょう。横審の内規では休場の多い場合や横綱の体面を汚したときに「激励」「注意」「引退勧告」などを決議できるのですから…なぜ、ためらう。
横審では、決議を求める厳しい意見も一部から出たそうですが、今回は見送られました。もう時間の問題というのは分かりますが、これも引退のルールを明確にすべきかと思います。
師匠の宮城野親方(63)=元幕内竹葉山=5日の報道陣の電話取材で「もし出られなかったらあれですね。来(初)場所に進退かけて頑張るしかないですよね」と話していましたが、翌日に「進退」に関する発言を訂正。これこそ見苦しい。
日本相撲協会を通じて書面にて「昨日(5日)の電話取材において私は白鵬の進退にかかわる発言をいたしましたが、決して本意ではなく軽率だったと深く反省しております。訂正して取り消させていただきます。大変申し訳ありませんでした」とコメント。
白鵬あっての宮城野部屋ですから、白鵬に怒られた?…親方より力がある?朝青竜を指導できなかった高砂部屋の朝潮の顔が思い浮かびました。すでに金星供給マシーンとなった末期の白鵬に何か言われると、親方が途端に黙りこくるとは…実に情けない。
かち上げを封印したら勝てない横綱。大相撲の優勝回数でギネス記録保持者というイメージを保ちつつ、現役横綱として東京五輪の開会式で土俵入りを務めるには、もう出場と休場を繰り返すしか他に方法はありません。
そこまでして、現役にこだわる理由は明白です。日本国籍を取得した白鵬は、なんとしても一代年寄が欲しいのです。品格の問題で一代年寄取得にも暗雲が立ち込めても、東京五輪という晴れ舞台で世界に認めてもらえれば、その野望はグッと近づくという訳です。
白鵬部屋を開きさえすれば、順風満帆の親方人生が待っているというのに。内弟子には炎鵬という人気力士がすでにいるというのに。相撲強豪校である鳥取城北高校との関係は良好で、これから新弟子供給ルートもあるというのに…ですよ。さらに…
ただで一代年寄まで欲しがるのは、もうガリガリ亡者としか言いようがありませんね。母国・モンゴルでアマレス銀メダリストだった父と同じ舞台に立ちたい。「天国の父に捧げたい」気持ちもあるのでしょうが…。それだけではなかった。
悲願なのは良く分かりますが、無理ですね。往年の実力などはもうありませんし、引退後に親方となって相撲協会に残れるようになったのですから、それで良しとすべきですよ。これで満足するべきで、横綱に限って与えられる一代年寄まで期待するのは、ただの欲張りというものです。
やはり美しくない。見苦しい限りです。史上最多42度の優勝を果たしているモンゴル出身の横綱白鵬ですが、3場所連続休場は自己ワースト記録で、休場はこれで17度目。横綱としての務めをまったく果たしていません。
年寄株を買うには何億円かかるのでしょうか。何億円かかろうと、自腹で取得すべきでしょう。横審から、「横綱としての品位に欠ける。かち上げや張り手で勝つのは横綱にふさわしくない」と何度も取り口に注文を付けられているのに土俵を張ってきた…プライドではない。
横綱としての品位に欠ける取り口として、一人だけ集中攻撃を受けてきた。意固地になっているのでしょうが、良く現実を見つめてほしいですね。ここでお情け(?)にすがるのは、やはり見苦しいかと。
もう両横綱とも引退した方が良いのは目に見えています。体力の限界って奴は残酷ですね。特に、白鵬は日本に帰化して日本国籍を取得したのに…、見極めがつかないアスリートのダメさ加減は酷いですね。大相撲も同じだった。
このままではダメなのは仕方のないことであるのは誰の目にも明らかなのですが、引退勧告もできない横審や日本相撲協会って、一体何なのでしょうか。曖昧なのが一番ダメなのです。
引き際の美徳・潔さがないのが、日本人ではない証拠というか、やはり外国人のモンゴル人?これは人種差別ではないのです。日本人なら、言わなくれとも悟る?いや、あの稀勢の里だって、できなかった。
外国人に相撲道、武士道などといって分かる訳ありません。日本人にだって良く分からないのですから…。今はただルール作りを急ぐべきかと。それも明確な…精神性に頼らない。万国共通のルール作りを…。
出来ないなら、もう外国人に国技は取らせないとか…明確なルールを示すべき。