マツコデラックスやくりぃむしちゅーが所属している芸能事務所:㈱ナチュラルエイトの動向が、今業界の注目を集めているそうです。「女性自身」(光文社)が「この夏、女社長の大橋由佳氏が突然、事務所のリストラに着手した」と報じたためです。2009年9月に設立された同社/代表取締役の大橋氏はくりぃむしちゅーがお笑い系の小さな事務所「プライム」に所属していた頃のチーフマネージャーだった人物です。凄腕・女社長の発言の真意は?…果て?、調査してみました。
Contents
ナチュラルエイトの所属タレントは6組。プライムから移籍したメンバーが中心で所属するタレントは少ないものの、くりぃむしちゅーやマツコ・デラックスが数多くのレギュラー番組を持っており、【収益は大手の事務所に匹敵する】と言われています。(Wikipediaより)
2018年には元NHKアナウンサーの有働由美子が所属したことで話題となりました。
所属タレントは、
女性自身の記事によると、大橋社長は社員たちに対して正社員から業務委託への契約変更を促し、その理由として「近い将来、この会社もたたむつもりだから」と伝えたという。さらに、マツコのマネージャーを務めていた男性も退職してしまったそうで、やや混乱している状況がうかがえる。
大橋社長は、同誌の取材に対して、淡々とした口調で、社員たちの契約変更を認めた上で、リストラに踏み切った理由について、次のように語ったそうです。
「新型コロナウイルスのせいで、事務所の経営も難しくなっているのです。タレントたちの仕事も激減しているのはウチも、よその芸能事務所と同じです。私自身もフリーで(芸能界の)マネジメントを長くやってきました。この事務所のタレントも若い人は少ないです。
いやはや、「自分でタレントを見つけろ」とはもの凄い覚悟や自覚を社員に促したものです。
だからこの機会に、それぞれが自分でタレントを見つけてそのマネージャーをやるなど、この業界で生きていく覚悟を持ってほしい、ということです。個人事業主としての自覚をもって、仕事をやっていきましょうと、契約更改のときに伝えています」
皆、寝耳に水の話だったでしょうね。マツコのマネージャーが辞めてしまった理由については、個人的な理由で今回の契約変更の話とは無関係だと語ったそうです。なぜ今、マネージャーを募集中…。ナチュラルエイト
マネージャー時代の大橋氏は『入り時間や番組名を間違える』『海外ロケに同行したがる』などの逸話がくりぃむしちゅーの2人によって広められ、有田哲平は『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でも「おばさんマネージャーの勘違い」として披露しています。
しかし、大橋氏は、業界内でも有名なやり手ですが、人望が厚くて、業界内での評判も、もの凄くいい人らしいのです。引く手あまただった有働アナが、「大橋社長のところなら」とナチュラルエイトに入ったのも頷けると関係者が語っているほどですから…。
くりぃむの二人に、いじられるぐらい面白い人だったのでしょう。レギュラー放送されていたラジオ番組『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』でも、散々ネタにされていたそうです。仕事はできるが、天然ボケで愛されるキャラクターだった…。
同番組内のリスナーからは愛着も込めて「ババア大橋」と呼ばれており、数々の“やらかし”を報告するコーナーが設けられていたほどです。また、本人もたびたび番組に「乱入」しており、自身のミスをネタにしているほか、話題性に富んだ行動をしています。
女性自身の取材に対しても、
「私自身、10年後もいまのように元気に働いているかと問われれば自信がありません。それだけにスタッフたちにも私を頼るばかりではなく、自分で仕事を開拓していってほしい。それにタレントたちにも、“自分の今後”をどうするか考えながら、この不景気になった芸能界を歩んでいってもらいたいと思っています」
くりぃむしちゅーのチーフマネージャーを務めた後、独立した大橋氏からしてみれば、昨今のコロナ禍の中での芸能界の行く末や関係者に危機感を抱いたのではないでしょうか。大橋氏の年齢は、もう70代…?ならば、宜(むべ)なるかな。
自分の様に独立して、新しく事務所を立ち上げるぐらいの気概がないと、これからの芸能界は「危うい」と伝えたかったのかも知れません。当時、ブレイク中だったくりぃむしちゅーが大橋マネージャーについていく形で、移籍したぐらいですから…。
大橋氏が独立し、マツコも同事務所に所属するわけですが、マツコも又大橋氏の人柄に惚れ込んだようです。本格的に芸能活動を始めようとしていた時、マツコは『大橋さんが社長になるんだったら、その事務所に入るわ』と話していたとか。
大橋氏もそんなマツコの思いに応える形で、独立を決断したようです。要は、「積極的であれ」ということでしょうか。ただ、やり過ぎると、やり手の事務所では干される危険性があると思いますが…いや、ジャニーズ事務所が例外なだけか…。競業避止義務に反する訳ではないか…う~ん。
くりぃむしちゅーが、最初に所属していた「プライム」は小さな事務所で、芸能界へのパイプも太くなかったそうですが、大橋マネジャーが『海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)は絶対に売れる』と確信して、積極的にテレビに売り込んでいったそうです。
そうした努力が実って、「彼女がそこまで言うなら、使ってみるか」という流れが出来ていったようです。本人達に実力がなければ、やがて消滅してしまったでしょうが、売れ出すまでは芸能事務所に力があるか、ないかでブレイクするまでの時間は確実に違ってくるでしょう。
こういう積極性が、芸能事務所の社員にも欲しいというのが本音なのでしょうが、マネージャーが、皆所属するタレントを引き連れて独立騒ぎなどを起したら、芸能事務所自体が存続し得なくなると思いますが…。すべて承知の上で、「個人事業主の自覚」を…という事なのでしょうね。
9月16日、マツコが10年間レギュラー出演していた『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を突然卒業し、世間を驚かせたましたが、やはり所属事務所にも異変があったという所でしょうか。
『おしゃれイズム』にマツコデラックスが出演した際、同じ事務所のくりぃむしちゅー上田の「幸せか?」という問いに対して、マツコが「気持ち悪い話になっちゃうけど、ババアと会って、この会社に入れてもらって、幸せよ」と答えたそうです。
このババアと呼ばれている人物、マツコの出演している『月曜から夜更かし』でも度々話題に上がっていましたが、本当にそうなのでしょうか。
ホントに、違法な働き方を強制していないか、もう一度良く見ておく必要があるかと…。大変な時代に突入したなぁ~という感じが…というか、女性自身の取材に対しての大橋氏の回答は、誠意があると思うのですが…。やはり、なぜか真意が読み取れない。
不況になると、真っ先に経営者が取り掛かるのが、人件費の削減ですから…他に何か、奇想天外な方法でも良いから、思いつくことないんかい!…などと怒鳴り返したくなる心境に駆られてしまうのですね。
ウイズ・コロナ、アフター・コロナ → もう決して前の時代には戻らない、という事を実感させてくれた報道にすぎなかった感じが…。最近YouTubeやブログを始める芸能人が急に増えている気がするのは気のせいか…?
厳しいのは芸能界だけじゃないのですが…。凄腕、敏腕の社長をして、ここまで言わしめるか! コロナが憎い。