センセーションなタイトル付けが、とてもお得意な東スポさん。そうして読者の気を引き付けておいて新聞を買わせる。そして、読者はまた騙された!…となるわけですが、皆、先刻ご承知のはず。今回の「東出と唐田の再婚の可能性」に至っては、はっきり言って一目でこれはないなぁ~と感じました。いくら何でも…ここまでは!全部嘘だとは思いませんが、ここまで書くかとなると一言いいたくなりました。やっぱウソばっか?…かと。
「今後は子供達の親として成長し、協力しあう関係を築いていきたいと思います」 8月1日、このように離婚を発表したのは杏(34)と東出昌大(32)。2人は、連名で報道各社へFAXを送付。子供3人の親権は杏へ。今後も協力し合って育児をするという条件で、東出が離婚に合意したと報じられた。
この直後ですから、思わず笑っちゃいました。面白い視点です。
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根拠のない悪口ではないのですね。以下…東スポの創刊は60年前。
創刊当時からプロレスを大きく扱っており、他に競馬・性風俗関係の記事に強かった。
1988年、プロレスがゴールデンタイムの中継から撤退してマイナー化すると、芸能ゴシップなどが1面に掲載されることが多くなる。「日付以外は全て誤報」と言われるほど娯楽性を重視。「“ガセ”の東スポ」という異名も持つ。
象徴的な事件が…
昔、ロス疑惑という事件があり、犯人とされて注目を浴びた三浦和義から訴えられました。それは
「三浦和義差し入れ品横流しで特別待遇」という見出しで、三浦が拘置所で差入れの菓子を看守にばれないように他の収容者に与えたという梨元勝文責の記事(1986年3月25日付)について、梨元とともに名誉毀損で訴えられ、300万円の慰謝料を求めた裁判なのですが…。
その第一審の判決内容が奮っています。
1992年(平成4年)9月24日、一審の東京地裁判決は、「被告梨元のリポート記事の類は、社会的事象を専ら読者の世俗的関心を引くようにおもしろおかしく書き立てるものであり、東京スポーツの本件記事欄もそのような記事を掲載するものであるとの世人の評価が定着しているものであって、読者は右欄の記事を真実であるかどうかなどには関心がなく、専ら通俗的な興味をそそる娯楽記事として一読しているのが衆人の認めるところである。そして、真摯な社会生活の営みによって得られる人の社会的評価は、このような新聞記事の類によってはいささかも揺らぐものでないことも、また経験則のよく教えるところである。
したがって、このような評価の記事欄に前記のような内容の記事が掲載されたからといって、当時の原告が置かれていた状況を合わせ考慮すると、記事内容が真実であるかどうかを検討するまでもなく、原告の社会的地位、名誉を毀損し、あるいは低下させるようなものと認めることは到底できないものというべきである。もっとも、本件記事が名誉毀損にわたるものではないとしても、思わせぶりな前記見出しの掲げ方とともに、被告らにおもしろおかしく前記のような記事として取り上げられたこと自体が、原告にとって不快なものであろうことは推認できないではない。しかし、当時の原告の置かれた状況並びに世人から寄せられていた関心の高さと、その性質及びそのような関心を寄せられたとしてもやむを得ない状況にあったこと、右記事から既に六年以上が経過し、右記事自体の陳腐さが明らかであること等の諸事情に照らすと、右記事の掲載に損害賠償をもってするほどの違法があるものとも認められない」と判示。
こうして三浦和義の請求を棄却したのですが、「ウチの新聞の記事を信用する人間はいないから名誉毀損には当たらない」と東スポの記者自身が証言し、さらにそれが一審で認められてしまったというとんでもない話でした。東スポなど「マスコミではない」と…
第一審の判決で「東スポは新聞ではない。大衆週刊誌のレベルの様なものである」と裁判所からお墨付きを頂いて勝訴してしまったという喜んでいいんだか、悲しんでいいんだかわかんないような話で、凄い判決でした。ここまで言い切られてしまうとある意味で爽快ですらあります。裁判長の頭もおかしかった…?
さすがに、二審の東京高裁所では三浦の請求が認められて、東スポ側が逆転勝訴。東京スポーツ側が、裁判長から「報道機関が自ら『記事を信用する人間はいない』と主張することは、報道機関としての存在そのものを自ら否定していることに他ならない」と、説教されたそうで、とんだ笑い話ではありました。
東出昌大(32)と女優の杏(34)が離婚。2人は2013年のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で共演し、交際に発展。15年元日に結婚し、3人の子供をもうけました。
円満家庭に修復不能な亀裂が入ったのは今年1月。東出と女優・唐田えりか(22)の3年にわたる不倫が発覚。東出は子供たちと住む自宅から追い出され、都内のシティホテルを転々とし、一部では「車中生活」を送っているとも報じられました。
5年半の夫婦生活の中で、約3年もの不倫があったと言うのは酷すぎます。しかも杏が第3子を妊娠していた17年に、交際が始まったといいますから…。一度は東出さんの浮気を許した杏ですが、その後も関係が続いていたのは罪深いです。
離婚まで半年以上、かかたのは慰謝料の話や3人の子供の親権をどうするかで、弁護士通しの話が慎重に行われていたからで、杏の気持ちはとうに決まっていたようです。慰謝料なしでもシングルマザーの道を選んだのは立派でした。
離婚の決定的となったのは、やはり映画「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」のイベント後で行われた囲みの記者会見でしょうね。女性リポーターからの「杏さんがすきなのか、唐田さんがすきなのか、どちらですか」との単刀直入な質問でしたが、即答出来なかった時点でアウト。
何秒も沈黙した後、口をついて出てきた言葉は「お相手のこともあるので、私の心のうちを今、ここで喋ることは妻を傷つける事になると思いますので…」との要領を得ない返答でした。誰だって「ダメだ。こいつは…!」と思ったことでしょう。
嘘でもいいから、「女房です」と答えられなかったらお終いですよ。その意味では一種、東出は正直者だった。唐田に未練があるかのように受け止められても不思議がない発言内容でした。
しかし、週刊文春報道後の東出の杏に対する復縁を願うかのような未練たらたら…グダグダした態度に唐田の方が早々と見切りをつけたみたいです。皮肉ですね。東出が唐田と再婚する可能性は限りなくゼロに近いかと…。
東スポさんの取材によれば、「東出が家族総出で杏に翻意を迫った」というのですが、家族って東出の母親だけだったようですから、ここでもかなり大袈裟な表現が…。やっぱ、ウソばっか…!
杏は強い女性ですし、一人で生活できる人ですからあまり心配はしていません。
世間も二人の離婚に際して、まったく非のない杏に同情的な声が多いですし、“ママタレ”としてのイメージを損なうことはありません。CMも数社に出演しています。代表作である『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の続編も計画されているといいます。
離婚を乗り越え“現代を生きる強い女性”としてイメージアップしていくでしょうとの関係者の声があるだけに心強いです。東出も散々叩かれた割には長澤まさみ、小日向文世の応援が効いているのか。
フジテレビ系月9ドラマの劇場版2作目『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が、23日の初日から4日間で興収9億1200万円をあげ、前作を上回る大ヒットを記録しているのは幸運でした。
それに比べて唐田えりかの復活の兆しが見えないのがちょっと気懸りです。二人の離婚でますます芸能界復帰の可能性がなくなったというのですが、いささか気の毒な気がします。不倫は良くない事ですが、ここまで叩かれると日本の社会は不寛容すぎるのでは…?そんな気がします。
アンジャシュ渡部の「多目的トイレ不倫」や木下優樹菜の「タピオカ店恫喝」「新不倫疑惑」に比べれば、はるかに罪が軽いのでは…?
何よりも、杏や唐田という二人の運命を狂わせた東出の方が遥かに罪深いのでは…?と思います。