東京が新型コロナの感染源として、エピセンター(震源地)化していたのか、どうかの結果が出るのは、2週間後の8月6日~9日頃かと…。8月11日以降のPCR検査の結果ではっきりします。最初に聞いた時は、実に衝撃的な意見だなぁ~と思いましたが、一歩退いて考えてみると宜(むべ)なるかなという感じで…、現実の事態に附合していますから、反論の余地がどこまであるかは、直にはっきりするでしょう。最後の審判を待つ心境ですね。全国に感染が広がったとしたら、東京の他の都市もエピセンター化していたと思うしかない…?
コロナ/東京はエピセンター(震源地)化していたのか?
小池都知事が25日(土)記者団の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染者数が295人であることを明らかにしましたが、5日連続で200人を超えています。かなり異常な数値なのでは?
この数字をどうとらえるかは、人それぞれの立場で皆違ってくるのでしょうが、単にPCR検査が増大したから、当然の結果だと捉えるのが一番「答えになっていない」のではという気がしています。(6月1日には約1000人だった検査人数が、7月中旬には毎日4000人を超えていますが…。)
上記写真の東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授によると、新型コロナウィルスは、増殖するたびに、遺伝子配列を変異させ、人の免疫の仕組みから逃れて進化してきたとの説です。
ゲノタイプ(遺伝子型)を追ってみたら、武漢型、欧米型はいつの間にか日本では見られなくなっていた。今や、日本で変異したウィルスのエピセンター(震源地)に東京、大阪などの大都市がなっているというのです。
児玉氏の意見は素直に傾聴すべきなのでは…!比較するサンプルが違うのだから、感染状況を判断できないという様な主張は、既に脳死状態の答えであるか!と…答えを出すのを否定しているのですから、話になりません。
ホリエモンが唱えている様な結論は無責任すぎる暴論なのでは?専門家でも何でもない「ド素人」が後遺症の問題も、何も調査せずに「インフルエンザ」と同等と称する低レベルな極論であるかと…。到底、この説に組することは出来ません。
要はこの数字をどうとらえるかを問われているのであり、立場の違いを乗り越えて出さねばならない喫緊の課題であると思います。感染者数に一喜一憂すべきでないというのは当然の指摘ですが、問題はそれから先の話です。何らの寄与も、貢献もしない指摘などは、もう控えるべきかと…。
東京都が発表する数字は「本当の感染者数ではなく、検査陽性者数であり、半数以上は症状が出ていない患者であるから、何も恐れる必要はない」などという反論も正しいのでしょうか。「病床数は足りている」、「風邪を引いた程度の感染で、行政が介入する必要はない」などという極論も精査した上での反論なのでしょうか。
小池都知事は、内訳について「20代が119人、30代が66人で合わせると185人。全体の63%を占めるということで大まかな傾向は変わっていない」とした上で、
「40代が48人、50代が27人、合わせると75人ということで、逆に25%が40代と50代というのがこのところの傾向だ」と述べています。これだけでも若年層から年齢の高い層への広がりが伺えます。
また地域的には「新宿区、港区、足立区がそれぞれ53人、35人、29人だが、多摩府中でも17人。地域的な広がりが出てきている」と補足。繁華街が多い23区から市部でも感染増大という現実。
1日の感染者数としては過去最多となる23日(木)の366人、24日(金)は260人と高止まりで推移しており、東京都の感染者数の累計は25日、夜の時点で1万680人となり、全国の感染者数は3万人を超えました。やはり、異常な増え方なのでは…?
しかも、全体の半数が感染経路が判明していません。ホストクラブなど接待を伴う飲食店「夜の街」関連の関係者が依然として多いですが、家庭内での感染も夜の街に続く高さです。これを不気味に思わない人の感性が信じられません。
市中感染がすでに広がっているとみるのが自然なのでは…?新宿や池袋をエピセンター(震源地)として、東京全体がエピセンター化したと捉えないと2週間後に、惨憺たる結果を迎えるのではないでしょうか。
政府や行政がただ「3蜜に気をつけて…」というだけで何ら効果のある感染対策を行わず、感染拡大の真っただ中で「GOTOキャンペーン」を推し進め経済を回そうとする世紀の大愚策…!?国民がこの愚かな呼びかけにやすやすと便乗しないことを願っています。
原因と対策及び後遺症について!
分かったようで、まだまだ分からないのが新型コロナウイルスです。「無症状の若者が多い、病床数は足りている、医療体制はひっ迫していない」などとの説には眉に唾を付けて聞かないと、後で臍を嚙むことになるかと…。
無症状の若者から同居する高齢者に感染が広がり重症化し、足りている病床数が一気にひっ迫することなど容易に想像できる事ではありませんか。日本医師会の中川会長は記者会見で、7月23日からの4連休を「我慢の4連休」と位置づけ、不要不急の外出や県境を越える移動を避けるよう呼びかけています。
新型コロナウイルスの感染確認が各地で相次ぐ中、この呼びかけには素直に応じるべきではないかと思います。感染者の『急増』から『激増』になってしまえば、医療提供体制が一気に崩壊する恐れが大なのです。
国民は今こそ、我に帰るべきなのでは…?安倍、菅、西村、赤羽大臣の口車に乗ってはいけないかと…。とにかく、この国の政治家や閣僚のレベルの低さ・酷さは目を覆うべくもない。
新型コロナは、大きく分けて「武漢型」「欧州型」と分けられていますが、今、日本中に蔓延している新型コロナウイルスの正体は「東京型」ではないか、との提言は無視できないものです。
原 因
ウイルスは増殖の過程で進化すると考えるのが自然なのでは…。接待を伴う「夜の街」の感染を放置した結果が、今の感染増大という結果を招いているのでは…?
二階俊博幹事長が会長を務める全国旅行業協会を潤すために、また政治献金確保のために、結論ありきで推し進めた「GoToトラベルキャンペーン」などは、今からでも止めるべきでしょう。
これ以上、政治屋連中を儲けさせてはいけません。
彼らが惜しげもなく使っているのは国民のお金=血税ですよ。
ちょっとでも、身銭を使ってやってみせろって言うのォ~。人の金を当てにせずに…。
対 策
7月3日、日本記者クラブで講演した児玉教授は、「中国の990万人一斉調査のようなことをやるべきだ」と強調し、大学の研究機関を新型コロナウイルスの検査や研究に活用しようとしない国の姿勢に憤りの声をあげています。
「コロナ禍が起こったとき、文科省の指示によって東大をはじめ全部閉じてしまった。われわれが研究を続けようとしたら、あらゆる妨害の渦です。閉じているんだから人を来させてはいけない。外部の検体を入れてはいけない。日本の科学技術がこれだけ衰退しているのは空前絶後です。本来、科学者はこういう危機の時、真っ先に立ち上がって道筋を考えるべきなのに」…
後遺症、一つの問題をとっても若いから、無症状だからと放置して良い問題ではありません。
若くても後遺症に悩んでいる人は沢山います。マスコミは、もっとこの問題を報道すべきです。
NW市で外科医を務めていた医師(40代)も、当初は軽傷で自宅待機していたのに、ある時シャワーを浴びた瞬間に激しく咳込み、入院した翌日には重症化し、生死の境をさ迷ったた体験談を語っています。有能な外科医であったのに、肩より上に腕が上がらない状態になり、今はリハビリに励んでします。
こうしたケースを見るにつけ、「重症化しない、無症状だから、風邪やインフルエンザと同じ…、8割は治る」などという考えが、どれだけ暴論なのかかが分かります。ウイルスは増殖の過程で千変万化するのです。未知のウイルスを侮ってはいけません。
ツイッターの声・反応について
“私の知人の米国の先生や友人もこのような考え方でPCR検査の拡大を追求し、エピセンターだったNYでも検査と隔離を徹底し抑え込みに成功しつつあります。感度と特異度の議論はもう終わりにしましょう。今こそ検査数を世界の国々なみに拡充させることが、経済と感染抑制の両方を達成するために必要” https://t.co/6rv0JOKXJB
— ガイチ (@gaitifuji) July 25, 2020
【いつでもどこでも何回でもPCR検査を】エピセンター化した新宿では、デパートの対面の店員も感染が頻発するようになり、街全体のPCR検査が必要だ。それ以外の波及しつつある区、市町村では、いつでも、誰でも、何回でもPCR検査できる検査所が、至急いる。https://t.co/XYc8VinER5
— 金子勝 (@masaru_kaneko) July 25, 2020
都内ではなく、エピセンターに隣接した中野区で感染爆発が起きています。1日で22人の新規陽性者は氷山の一角でしょう。中野区は危機的状況です。早急な対策を区民へお示しください。地域にとっては行動変容になり得るクラスター施設の公表も大切です。https://t.co/RHGvXhfzQq https://t.co/LiatupHoU5
— 伊藤隼也 (@itoshunya) July 26, 2020
経路不明の感染者が半数以上に上ってる現状で、「濃厚接触者がいないから」は検査をしない理由にならない
若年層の無症状者も検査を受けて感染確認されている
症状が出てる人の検査も診療もできない今の日本は、医療崩壊の前に論理が崩壊している https://t.co/slNz0aeWcT— 東バモくん (@tokyo_vamos) July 25, 2020
いま、新型コロナウイルスに感染したら、自宅待機となり、重症化する可能性がある。
エピセンター化しつつある新宿で、アイドルライブに参加したら、今後、どうなる。 https://t.co/Zv9gKj2Neq— たいち (@taichiXX326) July 26, 2020
コロナ/東京はエピセンター(震源地)化していたのか~まとめ
この説が正しかったか、否かは遅くても2週間後には判明します。
但し、分かった時にはすでに手遅れになっているかも…。
小池都知事も、PCR検査が4000件を超えたぐらいで満足しているわけではないでしょうが、「不要不急の外出は控えて下さい」と言うだけでは無責任過ぎますね。
安倍晋三、菅義偉、西村経済再生相、二階俊博幹事長の責任は論を待たず…極めて重大で…安倍氏に至っては刑務所に入るべき人間かと…。
もうすぐ、結論が出ると思います。
経済を回すべき人間がコロナに感染して、その担い手がいなくなる危険性が増せば、GoToキャンペーンなど、即座に撤回せざるを得なくなることが…。
観光業界を救済すべきなのは誰でも分かっている事です。誰もその結論に反対してはいません。ただ、このタイミングでするべきなのか、を問うているだけなのです。今、直ちに支援すべきなのは医療関係者なのでは…?
また、「経済を回す」ということが、単に「金儲けをすることではない、消費するだけではない」という事が分かる日が来ます。必ず…、もっと地道な努力が必要なのです。この国には…。
この国が再生するためには、とことんまで落ち込まないとダメなようです。欧米列強に植民地化される危険性があった江戸や明治の時代の様にならないと無理なのでは…?
もっと、近くではアメリカを始めとする連合国側に完膚なきまでに、叩きのめされた敗戦直後のような状況にならないと、日本は変われない…!?
その日が来ても慌てふためかない様に、皆さん、体だけでも鍛えておきましょう。