新型コロナに関するニュースで、最近「東京のエピセンター化」という言葉を耳にする様になりました。コロナ関連では、やたら横文字ばかりが目につきますが、やはり無視できない意見かと…。
これまで、武漢型やヨーロッパ型など変異をしてきたコロナウイルスですが、東京型ができ始めているのではないかという可能性から、東京で「エピセンター」が形成されつつあるという報道内容でした。
では、あまり聞きなれない「エピセンター(epicenter)」って、どういう意味なのでしょうか?
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“epicenter” は地震に関する用語らしいのですが、その意味を調べてみると日本語で言うなら、「震源」ではなく、「震央(しんおう)」と訳すのだとか…と言われてもイマイチ分かりにくいです。
ザックリ言うと、地震が発生した大元の場所(地球内部の地点)が「震源」で、その震源の真上にあたる地表の地点が「epicenter=震央」という事なのです。
一般的には「震央」という言葉はあまり使わずに、震央の地名を「震源地」「震源」と言うことが多いと思うのですが…。
英語的には上のような「epicenter=震央」「hypocenter/focus=震源」という違いがあるのですが、なぜコロナの話で「エピセンター」などと言う言葉が出てくるのかと言うと、これは「オーバーシュート 」みたいな和製英語らしいのです。
実は英語の “epicenter” には、何か嫌なことの「中心地」みたいな意味があるらしいのです。そこから他のエリアに広がるというのが、まさに今の東京のような「コロナ(感染の)震源地」を表すのにピッタリの感じです。
国会では16日、参院予算委員会の閉会中審査が行われ、野党が推薦した参考人の東大先端科学技術研究センターの児玉龍彦名誉教授が、新型コロナウイルスの感染拡大の現状への強い危機感を示しました。
エピセンターとは、「発生源、中心地、震源地」などの意味で、児玉氏の訴えは、「東京型」「埼玉型」などのウイルスの型が発生している可能性を指摘し、東京発の感染のさらなる拡大に警鐘を鳴らすものでした。
児玉氏は、冒頭に衝撃的な言葉を口にしました。
「わたしは今日、極めて深刻な事態を迎えつつある東京のエピセンター化という問題に関して、国会議員の皆様方に、全力をあげての対応をお願いしたくて参りました」…と。下記に動画を掲げました。
児玉氏は、「東京のエピセンター化」という問題に総力で対策を打たないと、「来週は大変になる。来月は目を覆うようなことになる」と危機感をあらわにし、政府・国会・民間など総力をあげての対策を求めました。
児玉教授の指摘について西村経済再生相は、東京のエピセンター化への言及は避けつつ、新宿などでのクラスター対策を徹底していく方針を強調しましたが…。このお方は頼りにならない。
新宿区の陽性率が30%を超えていますが、これは確かに尋常でないレベルです。(通常は6%前後)
高い陽性率から生まれる懸念の一つが「ウイルスの変異」ということらしいですね。
日本にもコロナが侵入した後、様々に変異し、すでに「東京型」「埼玉型」が出てきている可能性があるらしいのです。
新宿区が、まさにそれで「エピセンター(震源地)化し…」、ここから日本全国に感染が拡大する危険性に警鐘を鳴らしています。
当初、中国の武漢市で確認された新型コロナウイルスは、変異のスピードが速く、様々な型に変異し、感染を拡大させて行ったのです。
日本も、ここで感染拡大を全力を挙げて阻止しないと、大変な事態になるというのです。確かに、293人という感染者数は不気味です。
感染者数に一喜一憂するのも、考えものだとは思いますが…決して、無視して良い数字ではありませんね。要するに、新型コロナウイルスの変化のスピードが速すぎて、政府・自民党がまったく対応できていないのです。
感染が拡大しているから、「非常事態宣言を出すべき時期ではない」との表明が破綻する…「GoToトラベル」を前倒しで、進めようとしようとしたら、東京は除外の大混乱!
キャンセル料がどうの、こうのと、また迷走で…目を覆うべく惨憺たる現場が大混乱の事態に…。
政府や閣僚が何か考えて行おうとしても、いつも時期を逸している…いや、すでに一斉に解除した時点で間違っていた!これが第一に、マズかった。段階を追って、解除すべきだったのに、まずタイミングが合っていない。
自民党議員や専門家であるはずの官僚でもコロナへの認識が幼稚すぎたのでは…?
これでは、「経済を回すこと」と「コロナ感染拡大を阻止すること」を両立させるなど…到底、覚束ないという事ですね。頭が悪すぎかと…。
児玉氏が発言している時、笑った議員がいるらしいが、こうした連中が「GOTOキャンペーン」などの愚策を応援し、推進するのだろうなぁ~と思いました。
所詮、他人ごとなのでしょう。自民党の国会議員が5~6人感染してくれるといいのです。もう少し、真剣になるかと…。
PCR検査を徹底して、やるしかないでしょう。
誰でも望めば、どこでも検査を受けられるようにしないと、封じ込みは不可能かと…。
「日本モデルの力」などと何もしていないのに、前回は運よく一応治まっただけなのに、悟りきった様に記者会見した総理大臣がいましたが、これからも僥倖を頼りとするのか。
愚かな事を言ってるうちに、取り返しがつかない事態を招くのか…?
このタイミングで、国を挙げて旅行を推進する愚策・税金を使って、勧めるとは…。
呆れ果ててしまう。
今、日本は大変重要な境目にあるのかと…。
政府・自民党の行う愚策には十分、深慮遠謀を図らねば…。
言いなりになって、尻馬に乗ると殺される!