日本大学大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、日大が原因究明などのために設置した第三者委員会(勝丸充啓委員長)が7月30日、東京都内で記者会見を開き、大学のガバナンスや再発防止策についてまとめた最終報告を発表した。その中で田中英寿理事長(71)が悪質タックル事件が発覚しても、一度も公の場に姿を現さず「的確な事後対応を怠った」として「説明責任」については明言したが、「辞任」までは追求しなかった。これでは結局、尻切れトンボの記者会見である。今日は、日大の最高経営責任者である田中理事長について、数々の疑惑の真相に迫ってみた。
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日大の田中英寿理事長が「田中派でなければ日大に非ず」とまで豪語していた時代は、今回の「日大アメフト部の事後処理の不手際」でひょっとして終焉を迎えるかもしれない。
7人の弁護士で構成された今回の第三委会のこんな「尻切れトンボ」記者会見で世間の憤りや騒ぎが収束するはずがない。疑惑はますます深まっている。
マスコミはもっと攻勢をかけるべきであろう。日大に自浄作用が期待できないからこそ、皆は第三者委員会に期待したのである。その答えがこれだ!!
第三委会は「処分については大学当局の方で判断を行う。第三者委員会の目的はあくまで調査と報告であり責任は果たした」と回答するにとどまり、何ともはや、中途半端な委員会の結果報告であった。弁護士が7人も集まって時間をかけて、何十人からもの証言を得てこの有様である。さすがに日大に雇われた第三委会だけのことはある。実に情けない。引導を渡せない。
日大理事会が下した田中理事長への大甘処分
同日に日大では理事会が開かれ、会見後に日大は、田中理事長が報酬の自主返納(20%、5カ月)を申し出たと発表した。田中理事長への処分はこれだけである。結局、トカゲの尻尾切りで内田正人前監督と井上奨前コーチを懲戒解雇し、田中体制のまま幕引きを図る意思を明確にした。
説明責任などは完全に置き去りにされたままだ。
いつ説明責任を果たすのかと問いかけられると、「会見はしません。8月の前半
ホームページで答えを出します。」と車に乗り込む時に答えている。
これが、経営の最高責任者の答えである。
ANNの動画でも、この言動は配信されている。
まるで、他人事の発言である。少なくとも最高経営責任者である。
この言動はあるまい。世間ではまず通用しない。
「フットボールのルールなど俺は知らん」と周囲に漏らしていたそうだが、この期に及んで、尚経営トップとしての責任を果たそうとはしない。
逃げ回っている。要は嵐が過ぎ去るのを待っているだけである。
「説明責任」どころの話ではない。「辞任」させるべきなのである。
日大というマンモス学校を餌食にしてきた田中英寿理事長の経歴や『今太閤』として支配してきた様子や妻の優子夫人のお店をまとめてみた。
まず、田中英寿の経歴やプロフィール
名前 田中英壽(たなかひでとし)→正確な字は「寿」ではなく「壽」
生年月日 1946年12月6日(現在:71歳)
出身 青森県五所川原市
出身校 日本大学経済学部経済学科
成績 アマチュア横綱(3回)
職業 日本大学 第12代理事長
財団法人日本オリンピック委員会理事・副会長
公益財団法人日本相撲連盟専務理事・副会長
国際相撲連盟事務総長・会長
受賞 1980年朝日スポーツ賞
夫人 田中優子 昔は演歌のドさ周りをしていたという経歴の持ち主であるらしい。歳は田中と同じぐらいらしいが、二人の間に子供はいない。田中が唯一
頭の上がらぬ人が、このご婦人らしい。
田中英寿は3年生の時、学生横綱になっている。相撲の実力、才能はあったらしいが、大相撲には行かず、アマチュア相撲に進み、1980年に現役を引退するまで活躍している。その間に日大相撲部のコーチに就任している。
舞の海など沢山の学生を大相撲に送り出している。「相撲の日大」のイメージを作り上げ、日大に多大な貢献をしている。その一方で、多額の現金を相撲部屋から紹介料として巻き上げている。当の学生には何も知らされずに・・・
そして、出世もどんどんしていき、相撲関係やスポーツ協会の要職につく傍
ら、日大の理事長には、2008年に就任している。
田中英寿理事長の夫人である優子さんは『ちゃんこ料理たなか』を東京の阿佐ヶ谷で経営している。
この「ちゃんこ料理たなか』に足繁く通って、田中理事長の夫人・優子さんにまず認められることが出世の条件だったとか・・・
田中が、唯一頭の上がらないこのご婦人は「角界の女帝」とも言われたほど・・・まぁ、悪の諸根源というところか!
予算2620億円の日本最大の学校法人を牛耳る男、そんな理事長が作り出したこのルールを受け入れることができない関係者は日大グループでは憂き目はないといわれるほど、田中英寿理事長と夫人のちゃんこ店は有効利用されている模様である。
店の味は、相撲部員がアルバイトで行っているので、まあまあの評判らしいが・・・まぁ、低評価ランクらしい。
こんな「奥の院」的な店をいつまでも、はびこらせて置いていいはずがない。
日大のドン:田中英寿理事長は「暴力団との関係」が明らかになるのが怖いから表に出ないのである。これが、田中のアキレス腱なのだ。
「日大のドン」として支配体制を固める田中英寿理事長が、事あるごとに取り上げられ、説明に窮するのが「暴力団との関係」である。アメリカンフットボール部の悪質タックル事件の渦中も、西の「山口組」、東の「住吉会」トップとの関係が週刊誌などで指摘されている。
「田中理事長と暴力団」を、最初に問題視したのは海外メディアである。
3年前、ネット配信のヴァイス・ニュース、デイリー・ビースト、ブルームバーグなどが、山口組6代目の司忍(本名・篠田建市)組長とのツーショット写真を掲載。田中氏が日本オリンピック委員会(JOC)の副会長でもあることから、「ヤクザが、東京オリンピックで暗躍するのではないか」と、懸念を表明している。
つまり、1枚の写真があぶり出したのは、田中体制のガバナンス問題である。それは悪質タックルが、有無を言わせない内田正人監督の圧力がもたらしたもので、その背景に内田監督が日大でナンバー2の常務理事という立場にあり、その強圧は、相撲部総監督という体育会を足場にする田中氏のもとで育まれたのと同じ構造である。
日本大学の広報担当は、「田中理事長は(山口組の幹部といった)人々と会ったという事実は
なく、写真は偽造だと考えている」と述べ、田中理事長へ直接インタビューは出来ないと突っぱねた。
何やら悪質タックル事件の対応と似ているではないか。
田中氏は大学を通じ、数年前“偶然に”福田氏と会ったと釈明している。
事実関係を確かめられないことを理由に、日本ではどのメディアも写真を掲載しなかったが、勇気がなさ過ぎるのではないか?
気骨のある記者や新聞社はないのか?
海外メディアのVICEが世界で初めて公開したのである。自国の事を自国のメディアが取れ上げないで、外国に先を越されている。
各新聞社は恥を知るべきであろう。海外メディアに指摘されてまで追求しようとしない。
こんな逃げ得を許していていいのか?
まさに、日本のメディアの真価が問われる事件の一端ではないのか?
暴力団排除の気運のなか、親密交際を示すような写真が流出するのは致命的である。まして日大は、大学院から付属幼稚園まで10万人に迫る在校生を抱える日本最大の大学グループである。
大学単体で年間約100億円の私学助成金を受け取っている。そのトップである理事長には、高い倫理性と社会性が求められる。その適性を有しないものは教育界から去るべきなのである。
田中理事長には、その倫理観・知性が微塵も感じられない。
彼には、日大の建設工事を巡って、受注業者からのキックバックの問題も取り沙汰されていた。何十回も・・・いわば上納金だ!
それも充分な追及のないまま終焉させてしまっている。
安倍首相も「山口組幹部:永本壹桂氏」と一緒に写っている写真がある。
例によって、知らずに取られた写真だと言い訳している。2008年ごろに撮影された写真と言われている。元祖は安倍首相か?
衆議父であり元首相の岸信介氏も、山口組とは強い繋がりがあったとされている。1971年、山口組幹部の一人が殺人で逮捕された際には、保釈金を援助したとされている。日本ではオリンピックにヤクザが絡んでいるのも当然か?
安倍総理だって気にしていないのだから。
話を元に戻すと、最高責任者である田中英寿理事長の辞任ということになると、スポーツ関係の各団体に大きな波紋を拡げることになるだろう。
現在のスポーツ関係の役職だけでも、財団法人日本オリンピック委員会理事・副会長
公益財団法人日本相撲連盟専務理事・副会長
国際相撲連盟事務総長・会長という肩書が・・・。どんな影響がでるのだろうか。
楽しみだ。
人の噂も75日、ほとぼりが治まるのを待っていられるかなぁ・・・
田中理事長が表に出ると困る人間が大勢いるのは間違いない。
仲の良いお友達は一杯いるであろう。
森喜朗はオリンピック・パラリンピック協議大会組織委員会会長の肩書だったけ・・・へへへ・・・
日本社会は“黒い影”を容認している?
2013年1月、東京地方裁判所によれば、大手建設企業がオリンピックの建設プロジェクトでヤクザを雇い、トラブル解決のため脅しに使っていたとか・・・
日本社会に深く根を張るヤクザ。現在21もの派閥が存在し、合計で60000人もの組員が存在すると言われている。2020年に行われる東京オリンピックに向けて、色々な動きが出てくることだろうなぁ~
東京オリンピックが終るのを待っていたのはなぜなのか?東京地検はかなり自信がありそうですね