山根前会長不正疑惑第三委会はなぜ告発状の6項目だけ認めたのか?

   

日本ボクシング連盟が、山根前会長を巡る不正疑惑を解明するために設置した第三者委員会が28日、渋谷区の岸記念体育館で会見を行い、調査結果並びに今後の改善策に調査報告書を連盟に報告した。だが、「日本ボクシングを再興する会」が内閣府、スポーツ庁、JOCなどに告発した「12項目の問題」については、全項目を認めた訳ではなかった。

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第三者委員会(委員長:梶谷剛弁護士)は、なぜ告発状の6項目だけを認めたのか?

ドンと呼ばれた山根明元会長の数々の不正が告発されていた日本ボクシング連盟の問題について、ハッキリと不正が認定されたのは、「アスリート助成金の不正流用」などの6項目で「競技力向上事業助成金に関する不正な財務運営」など3項目については認めなかった。

また告発のうち大きなウエートを占めていた通称「奈良判定」などの「審判不正」については「自主性が阻害された審判」と表現を変え一部を認定したが、組織的な不正に関しては認めず「灰色認定」に終わった項目もあった。

しかし、山根氏が牛耳っていた日本ボクシング連盟が何ら「審判不正」に言及できなかった人材だけで構成され、むしろ組織的な関与はあったと見るのが自然ではないのか?謂わば、無作為の関与である。

報告書は、山根氏の出身連盟である奈良県の選手らに試合で有利な判定をする「奈良判定」があったことを認め、競技団体のガバナンス(組織統治)が大きく損なわれた実態を明らかにしたが、組織的な関与は認めないという何とも中途半端な結論で終わった。

全国の都道府県の審判約50人を対象にアンケートを実施している。
53人から回答があり、5人以上が山根氏の威圧的な言動によって奈良県出身者など特定の集団に所属する選手らに有利になるように判定を変えた例を証言した。

複数の審判が「特定の選手に有利な判断をしてしまった」と告白したほか、会長席に陣取っているだけで無言のプレシャーはかかった」などと記しているのに・・・である。

会長が陣取っているだけでなく、連盟の人間が何人も列席していたはずである。これで組織的な関与がなかったなどと断定出来るのか?

試合用グローブの販売については?

山根氏は、日本連盟が指定する試合用のグローブなどの収益が振り込まれる口座を管理していたが、2012年1月からの半年間で、この口座から引き出された現金のうち、約558万円が使途不明金と確認された。

その多くのが山根氏の自宅周辺の現金自動受払機(ATM)から引き出されていたことから、自ら流用した可能性が高いと認定された。

梶谷剛委員長は「山根昭氏という特異な人物が長年に渡って独断専行で連盟を支配してきた。
それはボクシング愛ではなく偏愛である。」と断罪している。

又、組織のガバナンス欠如を指摘しながら、山根前会長の個人的な金銭の不正については「疑いがあるが全体としてはあまりない」と曖昧な結論に終わり、約1ヶ月半と調査期間が短かったにしろ完全な問題解決とは言えない何とも後味の悪さだけが残る調査結果だった。

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告発状の12項目について!

告発状の12項目の内、「クロ」と認定したのは以下の点だけである。
他は否定か、クロと認定しても理由が灰色評定である。なぜなのか?調査期間が短か過ぎたか?
片手落ちの評定
と言われても否めないぞ!

1. アスリート助成金の不正流用の教唆及び隠蔽
2. 試合用グローブ等の販売の不透明な独占販売
3. 山根会長の会長就任に介在した暴力疑惑
4. 国民体育大会の隔年実施競技への格下げ
5. 若年選手が自由に競技に取り組む可能性を阻害する決定
6. 全国高体連専門部の日本連盟に対する問題提起

第三者委員会は、8月20日に発足後、すぐに大阪事務所を訪問。
一部では問題書類などを処分したと言われていたが、「書類は散乱していた。あるべきものがないという状態ではなかった。」らしい。

リオ五輪代表の成松大介選手へJSC(日本スポーツセンター)から交付されたアスリート助成金240万円を他2選手へ分配するよう指示した山根前会長の行動を「指示があった」と断定した。

吉森専務理事と内海理事が成松選手に対し行った「隠蔽工作」は組織的隠蔽工作ではなく不適切な穏滅行為」とし、160万円を成松選手に返金した事実も「返しても分配がなかったことにならないので穏滅にならないだろう。現状に戻してJOC、JSCからの厳格な処分(資格停止)を免れて軽減することであった。」とした。

ここまで来ると、もう「言葉の遊び」ではないのか?
隠蔽」と「穏滅」でどれだけ差異があるというのか?
「クロ」と認定しているのだから四の五の言わずに組織的隠蔽があったと言えば済むことではないのか?

生々しい調査結果は、試合用グローブを山根前会長と密接な関係にある「杉スポーツ」に独占販売させていた点だ!
平成24年1月から7月までは、山根前会長の孫名義の口座に代金を振り込まさせていたが、委員会は山根前会長の親族の協力を得て、その口座の金銭出入り記録を入手。

1千数百万円の入金があり、仕入れ先への支払いを除くと粗利が約620万円が見込まれ、その内約558万円が使途不明金になっている。
親族に265万円ほどが振り込まれ、「小分けでおろされ、どこへいったかは分からない」(板橋委員談)

まとめー結果は!?

6勝3負3分!

これが、「告発状」に基づき「山根不正」を調査した第三者委員会の調査結果である。
何とも中途半端な感は否めない。クロと認定しても説明理由がスッキリしない。

次は、もっとまともに「刑事告訴」を検討すべきであろう。
もっと時間をかけても良いから中途半端で終わらせてはいけない。
罪名・罪状は幾つも出て来るだろう!

第三者委員会の調査結果を待つまでもなく、暴力団元組長と長年交際を続けてきた特異な吾人が競技団体の長におさまっていた事が、すべて弊害の源である。独断専行!ガバナンス欠如!成るべきしてなった結果である。排除出来なかった周りの幹部も罪深い!

損をするのは頑張って練習してきた選手ばかりである

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