貴乃花親方引退届に疑問符?相撲協会は圧力をかけていないと反論!

      2018/09/27

貴乃花親方(46歳)が日本相撲協会に退職願を提出したことを受け、相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国:55歳)は25日、都内で報道陣の取材に応じ、「告発状が事実無根だと認めるよう有形無形の圧力を受けた」という貴乃花の主張に対し「そのような事実は一切ない」と反論した。

 

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芝田山広報部長(元横綱大乃国)の談話

 

相撲協会が一門に所属しない親方は部屋を持てないと決めたことについて「一門に所属して一緒にやろうと何度も説得した。告発状が事実無根だと認めなければ一門に入れないと圧力をかけた事実はない」と話した。

 

相撲協会は7月26日の理事会で年寄は全員、五つある既存の一門のいずれかに加入しなければいけないと決めた。芝田山広報部長は「その時点で加入していない年寄は加入を調整することになった」と説明した。無所属を認めない理由について、「一門に支給される運営補助金があり、使途の透明化を図る必要がある。相撲協会全体のガバナンスを強化するために全親方が五つの一門に所属して取り組むというのが総意」と語った。

 

告発状の内容を巡っては、「貴乃花と年寄総会で認識が違うが、この点については互いに文書でやりとりしていた最中」として、「理事の阿武松親方(元関脇益荒雄)が再三にわたって貴乃花と接触し、弟子もいるんだから一緒にやってこう、と何回も言った」と話した。

退職届は書類の不備のため、現在保留中、受理していないという。

一体どちらの主張が、真実なのか?

 

芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、現役時代からガチンコ相撲を取ることで定評があった。横綱としての最大の見せ場は1988年11月場所の千秋楽、結果的に昭和時代最後となった結びの大一番で、同場所14日目まで53連勝中だった千代の富士を怒涛の寄り倒しで54連勝目を阻止し、歴史的な場面を演出したことで有名である。

 

その千秋楽前日の夜、部屋での食事中放駒親方からは「どうせ今のお前じゃ何をやっても勝てないんだから、(千代の富士を)ヒヤッとさせる場面ぐらいは作って来いよ」などと揶揄されるも、逆に大乃国は「連勝記録は俺が絶対に止めてやる!」と闘志に火がついたというエピソードがあるぐらいだ。

 

この芝田山広報部長(元横綱大乃国)が、嘘をついているとは到底思えない。

昨日の記者会見で貴乃花親方は、弟子の貴ノ岩に対する元・横綱日馬富士の傷害事件を巡り、今年3月、同協会の対応に問題があったとする「告発状」を内閣府に提出したが、今年8月に入って、その内容が協会の弁護士から事実無根とされたことを挙げた。

 

また、7月の理事会で年寄は全員、今月27日の理事会までに五つある既存の一門のいずれかに加入しなければいけないと決めたが、貴乃花親方は受け入れ先が未定だった。

 

いずれかの一門に入る条件として、告発状が事実無根だったと認めるよう、同協会の役員から求められたことも引退届提出の理由に挙げた。貴乃花親方は「事実を曲げることはできない」と語っている。

 

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貴乃花親方の記者会見の内容

 

東京都内で約1時間半にわたって記者会見を行い、引退届提出を決意した理由を上記の様に説明した。自身が行った内閣府への「告発状」について「事実無根と認めるよう有形無形の圧力を受けてきた」と主張し、「告発内容は真実だ」と繰り返した。

 

平成の大横綱」は自らの信念を貫き通した苦渋の決断だったことを強調したが、各方面から突然の決断に戸惑いの声が多く聞かれた。

 

貴乃花親方は日馬富士事件への対応を巡って協会と鋭く対立。

これが影響して他の一門から支持者が離れ、2月の理事候補選挙で惨敗。

また、一連の騒動の責任を取り、自身が結成した貴乃花一門から自身の名前を消すよう要請。一門から離脱して無所属になっていた。

 

ただ、ある一門の親方は「一門のトップが貴乃花親方を受け入れるなら、一門として従う予定だった。」と明かしている。

 

貴乃花親方は、今月の秋場所後半でも協会幹部から告発を真実とする自身の主張を撤回するよう求められたという。一門の所属決定は今月27日が期限とされ、「一門の一つから手をさしのべて頂いていた」と語ったが、加入の条件は自身の主張の撤回だったと明かしている。

 

「協会に追い詰められたのか?」という記者の質問に、「私は一兵卒。追い込まれたかもしれないが、(同協会と)戦うつもりはない」と語った。

 

芝田山広報部長は上記の様に、「協会が圧力をかけた事実は一切ない」と語っている。また、一門に所属しない親方は廃業しなければならないという決定も事実もない」という。今月27日の理事会で所属先が決まっていない場合は、「理事会で審議する予定で、もう一度期間を取って(受け入れ先)を調整する積りだった」と話している。

 

貴乃花親方が提出した引退届については、「年寄りが引退する場合は引退届でななく退職届が必要。仮に同じ意味合いだとしても退職届が必要だ」と説明し、弟子の移籍に関しては、「所属変更願が提出されているが、移籍先の千賀ノ親方(元小結・隆三杉)の署名・捺印がない」として、いづれも受理できないとした。

書面の不備は代理人に伝えてあるという。

 

一連の経緯について、各方面から様々な意見が寄せられている。

江東区の貴乃花部屋の住民は「一昨年に移転してきて、やっと町になじんできたのに残念」と声を落とす人があれば、「どう考えても相撲協会のパワハラだ!信念を貫いた親方は立派で尊敬する」と言った声も聞かれる。

 

その一方で、苦言を呈する人もいる。「弟子を育てる立場として、もっと謙虚でなければならなかった」と語る。私も今回の貴乃花親方の行動については、あまりに「短兵急に過ぎた」と思わざるを得ない。あれだけ相撲や協会の改革を唱えて来た人が、問題が少々こじれてきたらいきなり放り投げてしまったという感が否めない。

なぜ、こうも互いの主張が食い違っているのだろうか?
記者会見しても、広報部長が語っても疑問は一向に晴れない。

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